講義内容詳細:サービス・ラーニングⅡ

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) サービス・ラーニングⅡ
英文科目名/Course Title (English) Service Learning Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 大宮 謙
英文氏名/Instructor (English) OOMIYA Ken

講義概要/Course description
  サービス・ラーニングⅡではソーシャル・ビジネスを取り扱います。

 社会の課題をビジネスで解決するというソーシャル・ビジネスの取り組みは、課題解決の新たな道筋を切り拓く取り組みでもあります。果たして、どのような社会の課題があり、ソーシャル・ビジネスはどのようにして解決を図ろうとしているのでしょうか。
 新聞、テレビ、ネットニュース、日常生活などの中で、社会の様々な課題を目にし、耳にし、経験します。本講義は、実際に社会課題の解決のためにソーシャル・ビジネスの手法を取り入れている企業、団体の方をゲスト・スピーカーとしてお招きし、生の声を聞き、理解を深めた上で、実際に自分が活動に参加し、その体験から改めて社会課題を考えます。
 サービス・ラーニングは、教室での学びと活動を組み合わせた実践的な学習法です。「1.事前学習」、「2.サービス(実習)活動」、「3.省察(Reflection)」の三つの部分から全体のプログラムが構成されています。事前学習を行うことで、サービス活動が充実します。さらに省察を行い、サービス活動について自分の頭で考え、言葉にし、それをまとめて発表することで理解が深まります。サービス・ラーニングⅡでは、主にソーシャル・ビジネス(社会的企業)として社会で活動している三つの企業、団体の方をゲスト・スピーカーとしてお招きしてお話を伺うと共に、実際に受講生各自が、それらの企業、団体で活動を行い、その活動について発表します。今年度は、マイノリティが抱える不自由・社会問題をソーシャルビジネスで解決するベンチャー企業であるゼネラルパートナーズ、ボーダレス・ジャパン(人事・採用担当者)、不登校の問題に取り組む「ワオフル」(ボーダレス・ジャパン グループ)から、それぞれゲストスピーカーをお招きします。またボーダレス・ジャパン グループのサービス活動は、外国人との国際交流ができるシェアハウスを運営する「ボーダレスハウス」を予定しています。
達成目標/Course objectives
サービスとは何か、サービス・ラーニングとはどういう学習法なのかを学んだ上で、実際にサービス活動を行い、考察し、発表することによって、どのような社会のニーズに対して、どのような活動が必要なのかを考え、自ら実践する力を養うことを授業の到達目標とする。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】
事前学習/Preparation サービス・ラーニングという言葉の意味を調べてきてください。
事後学習/Reviewing 授業の進め方を確認する。
2
授業計画/Class サービスとは何か
事前学習/Preparation サービスという言葉から思い浮かぶことを3つ考えてきてください。
事後学習/Reviewing サービスの意味について確認する。
3
授業計画/Class サービス・ラーニングの特色
事前学習/Preparation サービスをわざわざラーニングする意味について考えてきてください。
事後学習/Reviewing コース・パワーで配布する参考資料を読んでください。
4
授業計画/Class サービス活動の準備
事前学習/Preparation サービス活動の準備のために必要だと思うことを3つ考えてきてください。
事後学習/Reviewing サービス活動の準備の仕方に従って、準備を進めてください。
5
授業計画/Class サービス領域①(ゲスト・スピーカー①)
事前学習/Preparation ゲスト・スピーカーの活動について調べてきてください。  
事後学習/Reviewing ゲスト・スピーカーの活動について、振り返ってください。また、自分が活動先として選ぶかどうか考えてみてください。
6
授業計画/Class サービス領域②(ゲスト・スピーカー②)
事前学習/Preparation ゲスト・スピーカーの活動について調べてきてください。
事後学習/Reviewing ゲスト・スピーカーの活動について、振り返ってください。また、自分が活動先として選ぶかどうか考えてみてください。
7
授業計画/Class サービス領域③(ゲスト・スピーカー③)
事前学習/Preparation ゲスト・スピーカーの活動について調べてきてください。     
事後学習/Reviewing ゲスト・スピーカーの活動について、振り返ってください。また、自分が活動先として選ぶかどうか考えてみてください。
8
授業計画/Class サービス領域④(ソーシャル・ビジネスとは)
事前学習/Preparation グラミン銀行について調べてきてください。
事後学習/Reviewing 授業で紹介したソーシャル・ビジネスの中で自分が興味を持ったものをさらに調べてください。
9
授業計画/Class サービス領域⑤(ソーシャル・ビジネスの目指すもの)
事前学習/Preparation フェア・トレードについて調べてきてください。
事後学習/Reviewing 授業で紹介した以外のソーシャル・ビジネスについて調べてみてください。
10
授業計画/Class サービス活動実践
事前学習/Preparation 各自がサービス活動を行う企業について下調べをし、活動計画書を作成してください。     
事後学習/Reviewing 実際に活動した後の省察を行ってください。
11
授業計画/Class 研究発表①
事前学習/Preparation 各自がサービス活動を省察し、活動報告のための発表資料をまとめてください。
事後学習/Reviewing 発表(自分のものも他の人たちのものも)の振り返りをしてください。
12
授業計画/Class 研究発表②
事前学習/Preparation 各自がサービス活動を省察し、活動報告のための発表資料をまとめてください。
事後学習/Reviewing 発表(自分のものも他の人たちのものも)の振り返りをしてください。
13
授業計画/Class 研究発表③
事前学習/Preparation 各自がサービス活動を省察し、活動報告のための発表資料をまとめてください。
事後学習/Reviewing 発表(自分のものも他の人たちのものも)の振り返りをしてください。
14
授業計画/Class 研究発表④
事前学習/Preparation 各自がサービス活動を省察し、活動報告のための発表資料をまとめてください。
事後学習/Reviewing 発表(自分のものも他の人たちのものも)の振り返りをしてください。
15
授業計画/Class 分かち合いと振り返り
事前学習/Preparation 14回分の授業を振り返ってきてください。
事後学習/Reviewing この授業で一番印象に残ったことをメモしてみましょう。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本講義は対面授業(通常型)で実施します。講義とグループ・ディスカッションに加え、実際にサービス活動を行い、それに基づいて一人ずつ発表をします。対面授業、実際のサービス活動が難しい状況であれば、オンライン授業を行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 30% レスポンスシート
2 レポート Report 70% 期末レポート
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
主にはCourse Powerによります。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特定の教科書は使用しません。参考文献等は必要に応じ講義時に紹介します。
メッセージ/Message
質問、相談、歓迎します。
その他/Others
 実際に10月下旬から11月下旬頃の間に課外でサービス活動を半日ないし一日行うことが必要になります。サービス活動を行わないと単位が認められません。日程は活動先と調整することになります。受け入れ団体によってはオンラインでのサービス活動になる場合があります。
 出席が3分の2に満たない場合は不合格になるので注意すること。遅刻は3回で欠席1回とみなします。
 くれぐれも体調を管理し、無理をしないでください。