講義内容詳細:グローバル課題とNGO

戻る
年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) グローバル課題とNGO
英文科目名/Course Title (English) Global Issues and NGO
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 伊藤 悟/木内 真理子/長下部 穣
英文氏名/Instructor (English) ITOH Satoru/KINAI Mariko/OSAKABE Yutaka

講義概要/Course description
◎ 本講座は、国際NGOである特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)による寄附講座です。
◎ 国際社会共通のゴールである持続可能な開発目標(SDGs)の実現には、将来を担う次世代(若者)の力が不可欠です。本講座では受講生の、①世界を取り巻く課題(グローバル課題)への理解を深め、②その解決に向けて考察する力を育成することを目指します。
◎ 全講義を、実務者として途上国/日本の現場で活動する「現役」国際NGO職員が担当し、専門分野毎に現場の視点で現状と課題解決の取組み、NGOの役割を解説します。また、国際協力分野で働くために必要な資質や経験、チャレンジ、NGOなど市⺠社会組織の持続的運営と課題についても言及し、グローバル人材としてのキャリアデザインとは何かについても考えます。(なお、以下15回の講義テーマや順序は一部変更になる場合があります。「メッセージ」欄参照。)
達成目標/Course objectives
① 国際協力の現場の生きた情報を聞くことにより、一見遠いグローバルな課題に対する理解と関心を深める。
② グローバル課題の解決や、SDGs実現に向けた新しい価値創造において自らできることは何かを考える(ジブンゴト化)。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
世界を取り巻く諸課題に真剣に向き合い、その解決のために自分ができることはなにか、社会はどう変わっていくのが望ましいのか、について考えようとする学生の履修を期待します。取り上げる課題はいずれも人の生死や尊厳にかかわる深刻な課題です。時に無力感を感じながらも、今後社会で自らがどのように関わっていくかを考える姿勢が問われます。毎回の授業への出席と課題への真剣な取り組みがきわめて重要です。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス:本講座の狙い、講師陣(全12名(予定))の紹介。(WVJ事務局長)
第1週目の授業は「オンライン授業(オンデマンド型)での開講となります。
事前学習/Preparation Course Power上の講義要項(シラバス)その他の資料を読む。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
2
授業計画/Class NGOとは:ミッション・組織・財政基盤(WVJ戦略企画室長)
事前学習/Preparation NGO/NPOの特徴(政府・企業との違い等)やグローバル課題解決における役割を自分なりに考えてみる.
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
3
授業計画/Class グローバル課題①世界の貧困と子どもたち(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation ワールド・ビジョン・ジャパンのHP「貧困と世界の子どもたち」を読む。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
4
授業計画/Class グローバル課題②紛争影響国における緊急人道支援と教育(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation ①ワールド・ビジョン・ジャパンのHP「教育」を読む。 (https://www.worldvision.jp/children/education.html)
②「緊急人道支援」×「教育」と聞いて頭に浮かぶ感想や疑問、キーワードなどを書き出しておく。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
5
授業計画/Class グローバル課題③気候変動とそれが世界の貧困層に与える影響(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation WVJのHPのCOP26に関するプレスリリース(2021年4月22日付)に目を通す。さらに時間があれば、同サイト内にある報告書「Climate Change, Hunger and Children’s Futures」に目を通す。以下、リンク。
https://www.worldvision.jp/news/press/20211109.html
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
6
授業計画/Class グローバル課題④国際協力におけるジェンダー(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation 事前にCourse Powerにアップする資料(数ページ程度)を読む。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
7
授業計画/Class グローバル課題⑤子どもの保護/人身取引(元WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation ワールドビジョンジャパンのHP「人身取引」のページ上の「人身取引・人身売買を知ろう」の動画を見る。(https://www.worldvision.jp/children/trafficking.html)、配布するケースストーリ―を読む。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
8
授業計画/Class グローバル課題⑥保健・栄養・水衛生(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation ワールド・ビジョン・ジャパンのHP「保健・栄養」と「水衛生」を読む。 (https://www.worldvision.jp/children/health-nutrition.html)(https://www.worldvision.jp/children/wash.html)
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
9
授業計画/Class グローバル課題と日本①日本の貧困と子どもたち(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation 日本の貧困についてネット検索し関心のあるページを読む。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
10
授業計画/Class グローバル課題と日本②SDGsへの取り組み(WVJ支援事業部)
事前学習/Preparation SDGsについてネット等で調べ、どのような取り組みが行われているのかをできるだけ広くあたる。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
11
授業計画/Class 人道支援における宗教リーダーの役割(オンデマンド)(WVJサポートサービス部教会担当)
事前学習/Preparation 世界の宗教分布についてネットで調べる。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
12
授業計画/Class グローバル課題と日本③パートナーシップで達成するSDGs:企業・学校との連携(WVJマーケティング部)
事前学習/Preparation ①「SDGsの企業行動指針(SDGコンパス)」に目を通しておく https://www.ungcjn.org/sdgs/files/SDG_COMPASS_Jpn.pdf
② 青山学院大学ホームページ内「SDGsへの取り組み」ページに目を通しておく http://sdgs.a01.aoyama.ac.jp/
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
13
授業計画/Class グローバル課題と日本④NGOの広報・資金調達(WVJマーケティング部)
事前学習/Preparation これまでに①興味を持った、②活動に参加した、③寄付をした、ことのあるNGO・NPOがあれば、その団体名を挙げ、なぜ自分がそのような行動に至ったのかを考える。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
14
授業計画/Class グローバル課題と日本⑤グローバル社会が求める人材とは:国際協力の視点から(WVJサポートサービス部採用担当)
事前学習/Preparation これまでの講義を振り返り、グローバル社会ではどのような人物像が求められるのかを自分なりに推論してくる。
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
15
授業計画/Class 総括・まとめ(WVJ事務局長)
事前学習/Preparation これまでの講義でもっと知りたいこと、考えてみたいことを考える
事後学習/Reviewing コメントカードの提出
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes(1) 初回はオンデマンド授業となります。必ずこちらを受講した上で、履修登録をしてください。リンクはCourse Powerで確認ください。
(2) 2回目以降は基本的に対面ですが、以下の場合はZoomを使ったリアルタイムのオンライン授業にて実施します。
 ①講師が長期出張等/現地駐在のため、現地から講義を行う必要がある場合
 ②その他大学側の指示によりオンライン講義とする必要が生じた場合
(3) 講義は複数の講師陣からなるオムニバス方式で行います。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 30% コメントカード(毎回Course Powerで提出)
2 レポート Report 70% 二つのレポートで評価します。各回の配点は同じです。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 講義用資料は毎回講師が用意します。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 授業において適宜紹介します。
メッセージ/Message
(1) コメントカードやレポートの内容・書式・締め切り等の詳細は、授業内and/or Course Powerに掲載します。確認ください。
(2) 上記15回の講義テーマと順番は、講義全体のバランスや講師の都合等により一部変更になる場合があります。その際は、授業内and/or Course Powerに掲載します。確認ください。
その他/Others
全講義を、実務者として途上国/日本の現場で活動している現役の国際NGO職員が担当
キーワード/Keywords
実務経験     グローバル課題     SDGs     NGO/NPO