講義概要/Course description
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この授業は、主にイギリス映画を題材にしながら、かの国の社会と文化について考えてみる授業です。後期は、4部構成の下記のテキストのうちの3~4部をもとに、ビデオによってイギリス映画のさまざまな場面を見ながら、「大英帝国――地方そして植民地」および「現代イギリスーーふたたびイギリス的なるものについて」を検討します。 アメリカの俳優マイケル・ダグラスは述べています、「映画は航空機に次ぐアメリカ第二の輸出産業」。また今日、世界中の人々の見る映画の8割がハリウッド映画だとか。でも、それって、なんか面白くないと思いませんか。 そこでこの授業では、一般にハリウッド映画と区別されているとはいいがたいイギリス映画を取り上げて、いかにイギリス人とアメリカ人の価値観、世界観が異なるかを実感していただけたらと考えています。 映画好きな人、またイギリスないしはヨーロッパに興味がある人には面白い(かもしれない)授業です。
定員180名。前期「英語圏の社会と文化A」単位習得者に優先登録してもらい、定員に余裕がある場合は、後期のみの履修者を9月17日より募ります。「その他」の欄を参照してください。
なお、国際政治経済学部の授業「ヨーロッパ文化論I&II」(金曜2限、3~4年次、国際政経学部以外の学生も履修可)では、ヨーロッパ大陸の(したがって非英語圏の)映画について考察します。この授業の姉妹編と思っていただいて結構です。
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達成目標/Course objectives
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映画を通してイギリスの社会と文化について知ること。ひとつの地域を学ぶことによって、グローバルなる概念がいかにいかさまかを実感すること。
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
イントロダクション(オンディマンド授業) |
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2
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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3
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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4
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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5
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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6
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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7
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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8
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9
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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10
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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11
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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12
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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13
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授業計画/Class |
『スクリーンの中に英国が見える』講読 |
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14
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15
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事前学習/Preparation |
『スクリーンの中に英国が見える』を2章ずつ読む |
事後学習/Reviewing |
毎週の授業内で指示する |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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70%
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テキスト、ノート、メモ類の持ち込み可(機械類不可)の期末テキスト
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2 |
平常点 In-class Points
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30%
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リアクションペーパー
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教科書/Textbooks
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
1 |
狩野良規
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スクリーンの中に英国が見える
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国書刊行会
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2005年
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336046727
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4,950円
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メッセージ/Message
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テキストは、狩野良規『スクリーンの中に英国が見える』国書刊行会、2005年、定価4,950円(税込み)。ただし、後期のみの授業履修者へは、直接教室で3,500円にて販売します。 自分が学生時代に、授業の担当教員の執筆した教科書を買わされるのは、あまりいい気持ちがしなかったので、一言「言い訳」をしておきます。この本は著者割引が定価の8掛なので、3,960円。それを3,500円で販売いたします。つまり1冊売れるごとに僕は460円損することになります。 こちらの本音は、僕が10年かけて書いた本を若い皆さんにもぜひ読んでほしいということ、さらに授業に出席してくれる学生たちと一緒に自分の本の検証をしたいということです。 この授業の最大の欠点は、厚くて(550頁以上)重たい(900グラム)テキストを、毎週木曜日にキャンパスまで持ってこなければいけないことでしょう。それを覚悟のうえで、イギリスの社会と文化、ないしはハリウッド以外の映画に関心のある方は大歓迎です。
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その他/Others
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「英語圏の社会と文化A」(前期)と「英語圏の社会と文化B」(後期)は「通年感覚の講義」だと思ってください。 4部構成の大部のテキスト『スクリーンの中に英国が見える』を使い、前期に第1部「イギリス的なるもの」と第2部「歴史と文学」を、後期に第3部「大英帝国――地方そして植民地」と第4部「現代イギリス――ふたたびイギリス的なるものについて」を講義します。 しかし、授業はセメスター制なので、履修に関しては以下のとおりにします。
定員は前期・後期ともに180名。前期は、履修希望者が4月8日(金)の19:00までに定員を越えた場合は抽選、翌朝に結果発表となります。定員に余裕がある場合は、4月9日(土)の10:40より先着順で登録を受けつけます。
後期の「英語圏の社会と文化B」は、前期の「英語圏の社会と文化A」の単位修得者に優先的に登録してもらいます。そして、定員の180名に余裕がある場合は、9月17日(土)の10:40より後期のみの履修希望者の登録を先着順で開始します。
なお、 授業回数の1/3以上欠席の場合は、自動的に単位取得資格を失います。就職活動・クラブ活動・インターンシップなどによる欠席への斟酌はありません。
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