講義概要/Course description
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本講「財務会計論Ⅱ」においては、財務会計、すなわち株主、債権者、国などの「外部」利害関係者に対してなされる会社の財産の状態や経営の業績に関する会計情報の作成・提供に関して講義する。具体的には、前期(Ⅰ)と後期(Ⅱ)の30回の講義を通じて、(1)会計処理(財産・利益計算)の構造とその依って立つ理論、(2)企業会計の制度・基準自体のような基礎的・総論的な論点に続き、(3)財務諸表の個別の構成要素、すなわち資産、負債、純資産(資本)、収益および費用、さらに(4)財務諸表および連結財務諸表の作成に関する具体的な論点について解説する。後期(Ⅱ)の後半には、(5)財務諸表分析、(6)会計監査制度、さらに(7)財務会計(論)の最新のトピックなども扱うことになる。これら(1)から(7)が、「制度会計論Ⅰ・Ⅱ」の講義内容の柱となり、後期の「制度会計論Ⅱ」では、前期に引き続き(3)の途中から最後の(7)までが講義範囲となろう。 財務会計=「外部」報告会計として、法律によって強制される規範(あるべき)論としての性格を帯びるものではあるが、とはいえ、その背後にある「なぜ」という理論的・実証的根拠についても、最大限重視しながら講義を行っていきたい。
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達成目標/Course objectives
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財務会計(「講義概要」参照)の制度・基準自体、およびそれ(ら)を支える理論的・実証的根拠を理解する。
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
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学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
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履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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初歩的な簿記の知識を有していること。 「財務会計論Ⅰ」(前期)を履修済であること。 【経営学部生】アカウンティング基礎Ⅰ・同Ⅱ 【他学部生】初級簿記Ⅰ・同Ⅱ、簿記論ⅠA・同B など
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授業計画/Lecture plan
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1
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授業計画/Class |
オリエンテーション(オンライン) * 前期の復習、さらに本講の目的、到達目標、および成績評価方法などの(再)確認 |
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2
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授業計画/Class |
有形固定資産と減価償却、リース取引(1) |
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3
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授業計画/Class |
有形固定資産と減価償却、リース取引(2) |
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4
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5
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6
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7
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授業計画/Class |
財務会計の最新トピックの紹介 |
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15
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授業計画/Class |
後期・1年間のまとめ(オンライン)(受講者数によっては、講義内試験の回となるため、講義内外のアナウンスに注意すること。「成績評価方法」の項も参照。) |
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事前学習/Preparation |
前回までの講義資料を読み返しておく。 前回の理解力テストの採点結果を確認し、解答・解説を確認する。 |
事後学習/Reviewing |
当該講義回の講義資料を読み返し、理解度を確認する問題に解答する。 発展的なテーマを自ら設定し、関連文献にあたって理解を深める。 |
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授業方法/Method of instruction
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区分/Type of Class |
対面授業 / Classes in-person
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実施形態/Class Method |
通常型 / regular |
活用される授業方法/Teaching methods used |
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成績評価方法/Evaluation
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1 |
試験 Exam
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70%
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期末定期試験による。なお、受講者数によっては講義内試験とすることから、講義内外における通知(「CoursePower」のお知らせ発信など)・アナウンスに注意してもらいたい。
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2 |
平常点 In-class Points
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30%
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各回の講義の終わりに、その講義回の内容の理解度を確認する問題ないし課題(小レポート)に「CoursePower」や「配布プリント」を通じて解答する。その解答の有無および成績により平常点とする。
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課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法/Feedback methods for assignments (exams, reports, etc.)
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各講義回の終わりの理解力を確認する問題の出題・解答は、「CoursePower」を通じて実施するものとし、採点の結果は自動採点機能を通じて、さらに解答・解説を記したPDFにより実施する。
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
1 |
教科書は使用せず、毎回オリジナルの資料を配布することにする。 講義に参加できなかった場合は、「CoursePower」からダウンロードしてもらいたい。
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price | |
1 |
桜井久勝
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財務会計講義(第23版)
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中央経済社
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2022
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4502429015
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4,180
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2 |
伊藤邦雄
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新・現代会計入門(第5版)
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日本経済新聞社
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2022
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4532135257
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4,400
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3 |
新井清光・川村義則
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新版・現代会計学(第3版)
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中央経済社
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2020
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4502346411
|
2,640
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4 |
田中健二
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財務会計入門(第6版)
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中央経済社
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2021
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4502378317
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2,860
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5 |
井上達男・山地範明
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エッセンシャル財務会計(第4版)
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中央経済社
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2021
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4502378112
|
4,180
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6 |
平野智久
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ケースブック財務会計
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新世社
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2018
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488384272X
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2,970
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メッセージ/Message
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教員にとっては、昨(2022)年度からの新規開講科目となる(2年目)。 会計学の基幹科目として、社会・経済生活にとって有用な内容をわかりやすく伝えることを旨として講義したい。
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