講義内容詳細:ソーシャルマーケティング/企業メセナ論

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年度/Academic Year 2013
授業科目名/Course Title (Japanese) ソーシャルマーケティング/企業メセナ論
英文科目名/Course Title (English) Social Marketing/Corporate Philanthropy
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 芳賀 康浩
英文氏名/Instructor (English)

講義概要/Course description
企業が市場創造・開拓・拡大を目的として展開するマーケティング活動は、社会という非常に複雑なシステムのなかで行われている。マーケティングと社会との関係を問う研究領域はソーシャル・マーケティングと呼ばれ、1960年代以降、研究が進められてきた。昨今のCSRブームを背景に、このマーケティングと社会との関係が再び注目を集めるようになってきている。
このような状況の下、企業はそのマーケティング活動において、単に標的市場に優れた製品を提供することによって顧客満足を追求するだけでなく、社会的・公共的利益を長期的に実現していくことが求められている。
本講義では、ソーシャル・マーケティングという研究領域の形成の契機となったマーケティング概念の拡張論から、近年活発化しているCSR活動のマーケティング上の成果に関する研究まで、マーケティングと社会の関係に関する諸研究について解説する。
達成目標/Course objectives
企業のマーケティングと社会との相互影響関係を理解し、企業がそのマーケティング活動のなかで、経済的成果と社会的成果を両立するという課題についての理解を深めることを達成目標とする。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
マーケティング論を履修していることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション
2
授業計画/Class ソーシャル・マーケティングの誕生(1)―マーケティング概念の拡張
3
授業計画/Class ソーシャル・マーケティングの誕生(2)―社会価値を重視した企業のマーケティング
4
授業計画/Class 非営利組織のマーケティング(1)―非営利セクターの現状
5
授業計画/Class 非営利組織のマーケティング(2)―非営利組織の存在意義
6
授業計画/Class 非営利組織のマーケティング(3)―非営利組織のマーケティングの特質
7
授業計画/Class ケース・スタディ
8
授業計画/Class ソサイエタル・マーケティング(1)―企業の社会対応の論拠
9
授業計画/Class ソサイエタル・マーケティング(2)―企業の社会対応の方法
10
授業計画/Class ソサイエタル・マーケティング(3)―戦略的CSR
11
授業計画/Class ソサイエタル・マーケティング(4)―社会的視点をもつマーケティング戦略へ
12
授業計画/Class ソサイエタル・マーケティング(5)―CSRの実践
13
授業計画/Class 企業のソーシャル・コミュニケーション
14
授業計画/Class マーケティングと社会ネットワーク
15
授業計画/Class まとめ
授業方法/Method of instruction
成績評価方法/Evaluation
1 100% 原則として期末試験によって評価する。定期試験が合格点に達しない者については、講義中に行う小レポートを加味して合否を検討する。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 毎回講義資料を配布するので、特に指定しない。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 適宜講義中に指示する。