講義内容詳細:国際ビジネス入門

戻る
年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際ビジネス入門
英文科目名/Course Title (English) Introduction to International Business
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 鶴田 芳貴
英文氏名/Instructor (English) TSURUTA Yoshitaka

講義概要/Course description
国際ビジネスとは、国境をまたいで行われる事業のことです。国境の存在は、国や地域における社会制度、文化、法律、経済状況など様々な点における差異を生み、企業活動に影響を与えます。本講義では、社会経済環境の多様性や企業活動、およびそれらの「相互作用」の理解に必要となる基礎的な知識・考え方などについて学習します。この講義は、ビジネスという側面から、国際政治・国際経済・国際コミュニケーションについて考えるきっかけを提供する場という別の見方も可能ではないかと考えています。
達成目標/Course objectives
社会科学分野(特に経済学・経営学)の国際社会への適用に関心を持つ大学1,2年生が身に着けておくべき基本的な知識・課題について、国際ビジネスという視点を通じて知ること、理解することを目標とします。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 国際化・グローバル化とは?-本講義の概要について
2
授業計画/Class 実務家の方による御講演(国際化・グローバル化とは?)
3
授業計画/Class 政治制度の違いは国際ビジネスにどのような問題を引き起こすのか?
4
授業計画/Class 法律制度の違いは国際ビジネスにどのような問題を引き起こすのか?
5
授業計画/Class 国際貿易理論・地域経済と国際ビジネス
6
授業計画/Class 地域経済・外国為替と国際ビジネス
7
授業計画/Class 国際ビジネスと企業倫理との関係について
8
授業計画/Class 社会構造や国民性は国際ビジネスにどう関係するのか?
9
授業計画/Class 実務家の方によるご講演(実施日は変更の可能性あり.)
10
授業計画/Class 宗教とビジネス・経済の関係性について
11
授業計画/Class 経営戦略に関する基礎知識の整理
12
授業計画/Class 国際ビジネスと経営戦略との関係性
13
授業計画/Class 企業の参入する海外市場の選択基準・参入する形態について
14
授業計画/Class グローバルな生産・流通システム・マーケティング
15
授業計画/Class 期末試験を実施
 
事前学習/Preparation スライドの講義計画に該当する部分に事前に目を通す.
事後学習/Reviewing 講義内容に関連する実際の事例としてどのようなものがあるのかを,図書館などのデータベースを利用して自分なりに調べる.
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 100% 講義期間最終回に試験を実施します。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特に使用しない
メッセージ/Message
 「ビジネスに興味がある」という学生の方の話を伺っていると,企業活動として我々が目に見えやすいマーケティングや広告といったものからしかビジネスを見ていない場合が多く見受けられます。しかし,企業は様々なバックグラウンドを持つ人や企業を相手に,かつ多様で複雑な環境の中で事業を行うわけですから、ビジネスについて考えるにあたり、ビジネスモデル,宣伝広告,製品の性能のことについて学び,考えるだけでは、必ずしも十分ではありません。

 本講義は戦略論やマーケティング、ITを用いたビジネスモデルといった個別事項を詳細に学ぶものではなく、ビジネスを行うにあたり当然前提として持っておくべき知識や考え方を幅広く身に付けることを目的としています。取り扱い事項は,それぞれの入り口部分にあたる内容を扱います.本講義が皆さんの国際ビジネスに対する見方の幅を広げるきっかけとなるようにしたいと思います。