講義内容詳細:国語科教育法A/国語科教育法

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年度/Academic Year 2022
授業科目名/Course Title (Japanese) 国語科教育法A/国語科教育法
英文科目名/Course Title (English) Teaching Methods of Japanese A/Teaching Methods of Japanese
学期/Semester 前期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 髙橋 邦伯
英文氏名/Instructor (English) TAKAHASHI Kuninori

講義概要/Course description
「国語科教育法」は中・高等学校の国語科教職課程の必修科目であり、教育実習に臨む際に円滑に実習が実践できる力量を形成するための科目として位置づけられている。
「国語科教育法A」では、国語科教育の歴史的背景、学習指導要領を踏まえて、中・高等学校の国語科教育の基礎基本と国語科教育の在り方を理解する。また、国語科の各領域の教材研究の方法や学習指導案作成を通して、実践的な国語科の学習指導の在り方を考える。
「国語科教育法B」では、「国語科教育法A」で身に付けた基礎を援用し、実践的な模擬授業を展開する中で、課題と成果を討議しながら実践的な力量を高める。
達成目標/Course objectives
1 国語科教育の課題について認識を深める。国語科教育の歴史や国語教育と国語科教育の違
いを理解し、今求められている国語科教育の在り方を考える。
2 国語科教育に関する知見を深める。日本の教育制度の基盤である学習指導要領の概要を認
識し、国語科の系統や構造を理解して国語科カリキュラム編成を見通す。また、各領域の教
材研究の方法や学習指導案作成の基礎基本を学ぶ。
3 国語科の授業を自ら構想し、実践できる力量を高める。各領域における授業を構想し、学
習指導案に反映して実践することを身に付ける。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 国語教育と国語科教育 
社会で求められている国語教育の課題と学校教育における国語科教育の現状や課題を理解する。

オンライン授業(オンデマンド形式)での実施 CoursePower使用
事前学習/Preparation 学習指導要領の全体像について把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
2
授業計画/Class 学習指導要領の意義と構造1
教育制度の中の学習指導要領の役割及びその全体構造を歴史的な背景を踏まえて理解する。
事前学習/Preparation 学習指導要領の全体像について把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
3
授業計画/Class 学習指導要領の意義と構造2
学習指導要領国語科の構造を理解し、各領域の系統や指導事項について理解する。また、国語科教員の果たすべき役割を考える
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科について把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
4
授業計画/Class 学習指導案の作成1
授業構想を学習指導案に表現することの意味を考える。
事前学習/Preparation 学習指導案の基礎について事前の資料で学ぶ。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
5
授業計画/Class 学習指導案の作成2
学習指導案作成にあたっての留意点を理解する。
事前学習/Preparation 学習指導案の基礎について事前の資料で学ぶ。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
6
授業計画/Class 学習指導案の作成3
教材研究から授業構想、目標設定と学習指導案作成のプロセスを体験し、学習指導案作成の力量を高める。
事前学習/Preparation 学習指導案の基礎について事前の資料で学ぶ。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
7
授業計画/Class 発問・指示・板書・グループ活動
授業における教員の果たす役割を考え、基本的な技能の理解をするとともに、情報機器の操作とその活用法について学ぶ。
事前学習/Preparation 発問・指示・板書・グループ活動について事前に必要な技能について調べる。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
8
授業計画/Class 学習の評価
授業構想・計画とその評価の在り方を理解し、様々な評価方法を体験する。
事前学習/Preparation 学習の評価について事前に調べる。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
9
授業計画/Class 授業コミュニケーション
すべての授業における基本的なコミュニケーションの在り方を理解し、国語科の役割を認識する。
事前学習/Preparation コミュニケーションの在り方、授業でのコミュニケーションについて事前に調べる。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
10
授業計画/Class 言語活動の充実
教員の目標と児童生徒の目標の二つを踏まえた、言語活動を構想することを体験する。
事前学習/Preparation 言語活動の充実について、事前に調べる。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
11
授業計画/Class 模擬授業づくりの基礎基本1「読むこと」
「読むこと」を中心とする教材において、学習指導案作成から授業までのプロセスを考える。
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科の「読むこと」について把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
12
授業計画/Class 模擬授業づくりの基礎基本2「話すこと・聞くこと」
「話すこと・聞くこと」の言語活動において、学習指導案作成から授業までのプロセスを考える。
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科の「話すこと・聞くこと」について事前に把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
13
授業計画/Class 模擬授業づくりの基礎基本3「書くこと」
「書くこと」の言語活動において、学習指導案作成から授業までのプロセスを考える。
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科の「書くこと」について事前に把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
14
授業計画/Class 模擬授業づくりの基礎基本4「古典」
「古典」の教材において、学習指導案作成から授業までのプロセスを考える。
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科の「我が国の言語文化に関する事項」について事前に把握する。

事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
15
授業計画/Class 模擬授業づくりの基礎基本5「知識及び技能」(書写(硬筆、毛筆)を含む)
「知識及び技能」の学習において、学習指導案作成から授業までのプロセスを考える。
事前学習/Preparation 学習指導要領国語科の[知識及び技能〕について事前に把握する。
事後学習/Reviewing 授業の振り返りを行う。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes本授業は対面授業(ハイブリット型ブレンド形式:対面授業とオンラインの組み合わせ)で実施します。
オンライン授業実施日はCoursePower、授業で指示します。毎回必ず確認してください。

講義、グループ討議、演習を適宜行う。
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 40% 授業の取組
2 レポート Report 30% 毎回の授業で提出するショーレポートの観点。
3 試験 Exam 30%
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版年
Published year
 
1 文部科学省 中学校学習指導要領 平成29年3月告示
2 文部科学省 中学校学習指導要領解説 国語編 平成29年6月
3 文部科学省 高等学校学習指導要領 平成30年3月 告示
4 文部科学省 高等学校学習指導要領解説 国語編 平成30年7月