講義内容詳細:合理的思考と社会行動

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年度/Academic Year 2023
授業科目名/Course Title (Japanese) 合理的思考と社会行動
英文科目名/Course Title (English) Rational Thinking and Social Behavior
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 寺尾 敦/石田 博之/清成 透子/大林 真也
英文氏名/Instructor (English) TERAO Atsushi/ISHIDA Hiroyuki/KIYONARI Toko/OBAYASHI Shinya

講義概要/Course description
社会情報学部のカリキュラムにおける大きな特徴のひとつ,複数の教員が協力して作り上げるコラボレーション型授業である.現代社会で関心を集めている問題を取り上げ,専門の異なる教員がそれぞれの立場から講義したあと,ディスカッションを行う.こうした講義とディスカッションにより,学生は多角的な視点から問題を理解できるようになる.最後に,授業内容を踏まえて設定されたレポート課題に取り組む.学んだことをよく整理して,そこからさらに考えを深めていく.

扱うテーマに関して,多くの資料や文献を読むことを求める.新書や文庫のサイズであれば,ひとつのテーマにつき少なくとも2冊は読んでもらいたい.何冊かの書籍を参考書として挙げておく.
達成目標/Course objectives
社会と人間に関する問題を多角的な視点から理解できるようになることが目標である.
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に基づき、当該科目を履修することで身につく能力 / Abilities to be acquired by completing the course in accordance with the faculty and graduate school diploma policy (graduation certification and degree conferral)
学部・研究科のディプロマポリシー(卒業認定・学位授与の方針)/ Undergraduate and Graduate Diploma Policy (Graduation Certification and Degree Conferral)
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス
初回授業はオンライン(オンデマンド型)で実施する。CoursePower に指示を掲載する。
2
授業計画/Class テーマ1:新型コロナウイルスへの対応
認知科学の立場から
3
授業計画/Class テーマ1:新型コロナウイルスへの対応
社会科学の立場から
4
授業計画/Class テーマ1:新型コロナウイルスへの対応
社会心理学の立場から
5
授業計画/Class テーマ1:新型コロナウイルスへの対応
ディスカッション
6
授業計画/Class テーマ2:大学入試改革
人間科学の立場から
7
授業計画/Class テーマ2:大学入試改革
社会科学の立場から
8
授業計画/Class テーマ2:大学入試改革
ディスカッション
9
授業計画/Class テーマ3:原発問題
エネルギー問題から
10
授業計画/Class テーマ3:原発問題
認知科学の立場から
11
授業計画/Class テーマ3:原発問題
社会科学の立場から
12
授業計画/Class テーマ3:原発問題
ディスカッション
13
授業計画/Class テーマ4:格差社会
社会科学の立場から
14
授業計画/Class テーマ4:格差社会
人間科学の立場から
15
授業計画/Class テーマ4:格差社会
ディスカッション
 
事前学習/Preparation 指示された準備を行う。
事後学習/Reviewing テーマごとのディスカッションおよびレポートに向けて学習を進める。
授業方法/Method of instruction
区分/Type of Class 対面授業 / Classes in-person
実施形態/Class Method 通常型 / regular
補足事項/Supplementary notes対面授業を実施する.

複数の教員がして作り上げるコラボレーション型授業である.現代社会で関心を集めている問題を取り上げ,専門の異なる教員がそれぞれの立場から講義したあと,ディスカッションを行う.こうした講義とディスカッションにより,学生は多角的な視点から問題を理解できるようになる.最後に,授業内容を踏まえて設定されたレポート課題に取り組む.学んだことをよく整理して,そこからさらに考えを深めていく.

扱うテーマに関して,多くの資料や文献を読むことを求める.新書や文庫のサイズであれば,ひとつのテーマにつき少なくとも2冊は読んでもらいたい.何冊かの書籍を参考書として挙げておく.
活用される授業方法/Teaching methods used
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100% 授業で指定する課題(レポートなど)に基づいて成績評価を行う(100%).ディスカッションへの参加(たとえば,非常によい指摘など)を成績評価に含めることがある.評価について,シラバスの「その他」も見ること.
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 黒木登志夫 新型コロナの科学 中央公論新社 2020.12 9784121026255 940円+税 蔵書情報 / Library information
2 西浦博・川端裕人 理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ! 中央公論新社 2020 9784120053597
3 藤代裕之 フェイクニュースの生態系 青弓社 2021 9784787234971
4 中村高康ほか 大学入試がわかる本―改革を議論するための基礎知識 岩波書店 2020 9784000614214
5 和田秀樹 受験学力 集英社新書 2017 9784087208757
6 林修 受験必要論 集英社文庫 2015 9784087453720
7 佐和隆光 地球温暖化を防ぐ―20世紀型経済システムの転換 岩波新書 1997 9784004305293
8 リチャード・ムラー エネルギー問題入門―カリフォルニア大学バークレー校特別講義 楽工社 2014 9784903063652
9 佐藤俊樹 不平等社会日本―さよなら総中流 中公新書 2000 9784121015372
10 苅谷剛彦 学力と階層 朝日文庫 2012 9784022617347
11 橘木俊詔 格差社会―何が問題なのか 岩波新書 2006 9784004310334
12 松岡亮二 教育格差ー階層・地域・学歴 筑摩書房 2019 9784480072375
13 橋本健二 新・日本の階級社会 講談社 2018 9784062884617
14 野口悠紀雄 「超」文章法 中公新書 2002 9784121016621
15 木下是雄 理科系の作文技術 中公新書 1981 9784121006240
その他/Others
各テーマでのディスカッションにむけて複数回の授業を行うので,授業を欠席しないこと.欠席は減点する.病気など考慮できる理由で欠席した場合には,必ず欠席届を提出すること.

上記15回の授業のテーマおよび順序は,世の中で関心を引いている事件や現象にあわせて,変更する可能性がある.

扱っているテーマに関連した専門家のゲストが講義に参加することがあるかもしれない.

人間科学あるいは社会科学分野の理解に寄与すると考えられる、実験や調査への協力を依頼することがある。これに協力することで、成績に加点を行うことがある。