講義内容詳細:法社会学

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年度/Academic Year 2018
授業科目名/Course Title (Japanese) 法社会学
英文科目名/Course Title (English) Sociology of law
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 飯 考行
英文氏名/Instructor (English) II, Takayuki

講義概要/Course description
この授業では、日本の司法制度の沿革を踏まえて、実際の事例を参照しながら、社会の中で司法がどのような機能を担っているかについて考えていく。司法過程を中心に、現在までの法社会学において研究、議論されてきたテーマを順次取り上げる予定である。
達成目標/Course objectives
法社会学は、社会現象の一つとして法を研究する学問である。具体的には、例えば「法律が現実にどのように使われているか」、「法は社会の中でどのような機能を営んでいるか」、「(個々の)法律はどのように、いかなる社会状況を背景として作られているのか」といった問題を扱う。この授業では、司法を検討対象に取り上げる。法解釈学とは異なる視点を涵養し、実務法律家として将来担う司法を批判的に分析・検討できるようにすることが、この科目の到達目標である。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 法社会学のアプローチ
事前学習/Preparation テキスト所収「法社会学とは」の予習講読。
事後学習/Reviewing テキスト所収「法社会学とは」の復習講読。
2
授業計画/Class 日本の司法制度(1)
事前学習/Preparation テキスト所収「日本の法と司法の形成」の予習講読。
事後学習/Reviewing テキスト所収「日本の法と司法の形成」の復習講読。
3
授業計画/Class 日本の司法制度(2)
事前学習/Preparation テキスト所収「司法制度改革の経過」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「司法制度改革の経過」の復習講読
4
授業計画/Class 裁判過程(1)
事前学習/Preparation テキスト所収「日本の民事訴訟率の低さの理由」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「日本の民事訴訟率の低さの理由」の復習講読
5
授業計画/Class 裁判過程(2)
事前学習/Preparation テキスト所収「人間関係と法的関係」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「人間関係と法的関係」の復習講読
6
授業計画/Class 司法アクセス(1)
事前学習/Preparation テキスト所収「司法アクセスのバリア」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「司法アクセスのバリア」の復習講読
7
授業計画/Class 司法アクセス(2)
事前学習/Preparation テキスト所収「司法アクセスの論点」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「司法アクセスの論点」の復習講読
8
授業計画/Class 市民の司法参加(1)
事前学習/Preparation テキスト所収「市民の司法参加のかたち」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「市民の司法参加のかたち」の復習講読
9
授業計画/Class 市民の司法参加(2)
事前学習/Preparation テキスト所収「裁判員裁判の論点」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「裁判員裁判の論点」の復習講読
10
授業計画/Class 実務法律家(1)
事前学習/Preparation テキスト所収「弁護士と隣接法律専門職」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「弁護士と隣接法律専門職」の復習講読
11
授業計画/Class 実務法律家(2)
事前学習/Preparation テキスト所収「弁護士・司法過疎対策の経過」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「弁護士・司法過疎対策の経過」の予習講読
12
授業計画/Class 実務法律家(3)
事前学習/Preparation テキスト所収「裁判所と裁判官」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「裁判所と裁判官」の復習講読
13
授業計画/Class 実務法律家(4)
事前学習/Preparation テキスト所収「検察庁と検察官」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「検察庁と検察官」の復習講読
14
授業計画/Class 実務法律家(5)
事前学習/Preparation テキスト所収「紛争解決と裁判」の予習講読
事後学習/Reviewing テキスト所収「紛争解決と裁判」の復習講読
15
授業計画/Class 期末試験解説と講義総括
事前学習/Preparation 期末試験答案内容の検証
事後学習/Reviewing 期末試験解説を受けての復習
授業方法/Method of instruction
(1)テキストと追加教材を踏まえた講義を中心に構成しつつ、関連の映像鑑賞や履修者との質疑応答を交えて進行する。
(2)数回フリップの記載を求める。 
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 70% 期末試験
2 その他 Others 30% 受講中のフリップと質疑応答
教科書/Textbooks
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出版年
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1 飯考行 市民のための法社会学 日本評論社 2018年 今春刊行予定で、発刊までの間はプリントで対応する。
参考書/Reference books
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出版年
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1 木佐茂男他 テキストブック現代司法(第6版) 日本評論社 2015年
メッセージ/Message
積極的な学生の履修を期待している。
キーワード/Keywords
立法過程         行政過程     法曹     民事司法     刑事司法