講義内容詳細:エクスターンシップ(1)

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年度/Academic Year 2019
授業科目名/Course Title (Japanese) エクスターンシップ(1)
英文科目名/Course Title (English) Externship(1)
学期/Semester 前期集中 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 中村 芳彦/佐伯 一郎/鈴木 健司/佐賀 悦子/田倉 榮美
英文氏名/Instructor (English) NAKAMURA, Yoshihiko/SAEKI, Ichirou/SUZUKI, Kenji/SAGA, Etsuko/TAKURA, Shigemi

講義概要/Course description
エクスターンシップは、法律事務所に在校生を委託し、そこでの実務を体験させることを基本的内容としている。しかし、司法研修所における実務修習と異なり、この期間になすべきことは、実務のやり方を覚えるということより、理論学習の内容が、実務でどのように実践されているかについて、理論と実務の架橋を考えながら、検証していくことに意義がある。そこで、派遣先へは2週間程度、2年次終了直後の春休み期間に派遣し(本年度の春休み期間は原則として3月7日(木)から同月20日(水)まで)、継続的に研修させるが、事前に参加院生にオリエンテーションを行い、どのような点に留意して参加してもらうか問題意識を明確化し、終了後も各事務所での研修内容を発表する場を作って意見交換を行い、経験を共有化していく。
協力法律事務所としては、「青山学院法曹会」(青山学院卒業の法曹による組織)の協力を得て、そのメンバーが所属する法律事務所ほかをエクスターンシップ先として予定している。これらの事務所の担当教員により、①事務所における指導担当弁護士の選定上の留意点、②法律相談への同席、各種起案や調査、裁判所・行政機関・顧問先企業等への同行、事務所での弁護士の活動の観察、法令遵守及び守秘義務の点についての指導、その他留意事項について、各事務所間の質と均質性の確保、③エクスターンシップ先の作成する報告書の要領、④エクスターンシップ先の担当教員との連絡調整方法等必要な事項について協議調整する。
達成目標/Course objectives
エクスターンシップは、単なる法律事務所見学ではなく、これまで学んできた法的知識が実務で実際にどのような形で使われていくかを観察し、あるいは弁護士活動のあり方を検討することを通じて、法律家らしく考えるための場としての意義がある。したがって、実務での体験を通じて事実を見る眼を養い、事実認定や法適用のあり方について検討する習慣を身につけさせることを目的にする。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
公法、民事法及び刑事法の基礎科目、総合演習、法曹倫理等の履修を終えていることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション
エクスターンシップ先の確定、エクスターンシップ先での注意事項、特に院生の法令遵守及び守秘義務並びに、研修すべき重要事項を説明するとともに、院生に自己調査書を作成させ、エクスターンシップ先へ事前に渡しておく。また、院生から法令遵守及び守秘義務についての誓約書を徴する。
事前学習/Preparation 配布プリントの確認
事後学習/Reviewing 派遣先の指示事項の学習
2
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
3
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作製
4
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
5
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
6
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
7
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
8
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
9
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
10
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
11
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
12
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
13
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
14
授業計画/Class エクスターンシップの実施(春休み)
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
15
授業計画/Class 研修内容についての発表、討論、意見交換
事前学習/Preparation 配点された事件の検討
事後学習/Reviewing 事前に与えられたテーマに関する報告書の作成
授業方法/Method of instruction
派遣先で体験した事件などに関して報告書を作成し、派遣終了後、これに基づく発表や、討論を行う。
受身的な研修に留まらないように、①研修期間を通じた観察レポート、②関与した事件に関するレポート、③弁護士のあり方に関するレポート、④その他、から2種類選んで、終了後、レポートをエクスターンシップ先及び担当教員に提出を求める。
エクスターンシップ先からは、別途担当教員に報告書が提出される。
成績評価方法/Evaluation
1 100% エクスターンシップ先からの報告書及び院生から提出された報告書をもとに、担当教員が合否を判定する。
教科書/Textbooks
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参考書/Reference books
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その他/Others
履修登録前に、事前に、履修アンケートを実施する。履修希望者は、必ず、そのアンケートに回答をすること。アンケートは、前年度の後期期末試験前後に、学生ポータルで公開する。
エクスターンシップ先の定数との関係上、登録希望状況により調整する場合がある。
研修期間以外でも、エクスターンシップ先事務所への特定事件への関与を行うことができるようにする。