講義概要/Course description
|
<いのちの法と倫理> 人工生殖、人間のクローン、人工妊娠中絶、ガン告知等に関する法的規制と倫理的課題を取り上げる。その中で、親子・夫婦関係を貫く原理、子産みの人格的意味について考える。そして患者・家族と医療者・社会の関わりも取り上げ、共に生きる人間関係について自分の課題として考えていく。皆さんに質問を投げかけ、応答しながら展開する授業となる。
|
達成目標/Course objectives
|
現代は、技術発展により数多くの選択肢を我々に提供してくれる一方、逆にどのような選択をすればよいのか見えにくくなっている時代でもある。この授業は、特に「いのち」にまつわる医療に焦点を当てて、我々の選択が自らを生かすと共に他者をも生かす「共に生きる」選択となるための「共生の倫理」を身につけることを目標とする。
|
授業計画/Lecture plan
|
1
|
授業計画/Class |
はじめに:自立した個人と、共に生きる家族・社会 |
|
2
|
|
3
|
|
4
|
授業計画/Class |
代理出産と正義・ケア・いのちの尊厳 |
|
5
|
|
6
|
|
7
|
授業計画/Class |
人間のクローニング:技術はどこまで進んでいるか |
|
8
|
授業計画/Class |
人間のクローニングが問いかける家族関係の在り方 |
|
9
|
授業計画/Class |
人工妊娠中絶:プロチョイスとプロライフ |
|
10
|
授業計画/Class |
中絶の法的規制とその倫理的根拠 |
|
11
|
|
12
|
授業計画/Class |
中絶からみた家族と国家、家族の権利、女性の権利 |
|
13
|
授業計画/Class |
医療現場における家族と患者:ガン告知から考える |
|
14
|
授業計画/Class |
患者を支える家族、看護、医療、社会:ホスピスから学ぶこと |
|
15
|
授業計画/Class |
「共に生きる」家族・社会。そして私はどう生きる? |
|
|
授業方法/Method of instruction
|
学生と共に考えていく講義。対面授業(但し遠隔[webexによるリアルタイム]受講も可)とする。具体的な授業形態については、受講学生と相談しながら、柔軟に決めていく。
|
成績評価方法/Evaluation
|
1 |
試験 Exam
|
80%
|
状況によってはレポートに代えることもありうる。
|
2 |
平常点 In-class Points
|
20%
|
小レポート及び授業参加度合い
|
|
教科書/Textbooks
|
| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | ISBN | 価格 Price |
1 |
葛生栄二郎, 河見誠, 伊佐智子著
|
新・いのちの法と倫理(改訂版)
|
法律文化社
|
2017.1
|
9784589038180
|
2600円+税
|
|
参考書/Reference books
|
|
メッセージ/Message
|
(事前学習)各テーマを扱う前に、皆さんに「あなたならどう考えるか」を問う質問を提示する。次の授業までに考えて臨むこと。 小レポートを数回提出してもらう。 (事後学習)授業後は、自分の答えが授業を通してどのように変化したかをまとめること。
|