講義内容詳細:家族社会学特講a

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 家族社会学特講a
英文科目名/Course Title (English) Sociology of the Family a
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 原 葉子
英文氏名/Instructor (English) HARA, Youko

講義概要/Course description
ライフコースのあり方は時代とともに変化してきた。そしてその変化は、親子関係の変容とも密接に結びついている。この授業では、現代社会における、おもに女性のライフコースの変容を軸に、育児のあり方、親子双方の役割、親子の居住形態などにおいて生じてきた新たな課題を中心的なテーマとして考えていく。授業は、講義と受講者によるグループワーク(または個人作業)で構成される。受講者は、事前課題やディスカッション、リアクションペーパー、レポートの作成等を通じて、テーマへの理解と考察力を養っていくことが期待される。
達成目標/Course objectives
(1)女性のライフコースの変容について、その社会的背景を含めて理解する。
(2)ライフコースと親子関係を考えるための視座を習得し、具体的なテーマについて自ら議論を組み立てることができるようになる。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
なし
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス
2
授業計画/Class 女性のライフコース変容(1)女性と職業
3
授業計画/Class 女性のライフコース変容(2)結婚と離婚
4
授業計画/Class 女性のライフコース変容(3)少子高齢化
5
授業計画/Class 文献講読と討論①近代家族とは何か
事前学習/Preparation 指定された文献を読み、要点をまとめてくる。
6
授業計画/Class 近代家族と親子関係
7
授業計画/Class 文献講読と討論②親役割と育児
事前学習/Preparation 指定された文献を読み、要点をまとめてくる。
8
授業計画/Class 働き方の変化と育児の現在
9
授業計画/Class 祖父母の役割
10
授業計画/Class 文献講読③祖父母役割と育児
事前学習/Preparation 指定された文献を読み、要点をまとめてくる。
11
授業計画/Class 青年期の親子関係
12
授業計画/Class 青年期の親子関係と住まい
13
授業計画/Class 文献講読と討論④青年期の住まいと自立
事前学習/Preparation 指定された文献を読み、要点をまとめてくる。
14
授業計画/Class 多様化する親子関係
15
授業計画/Class 受講生による個人発表
事前学習/Preparation 自分の発表準備をする。
事後学習/Reviewing 自分の発表についての自己評価を行う。
授業方法/Method of instruction
講義とグループワーク(または個人作業)
成績評価方法/Evaluation
1 100% 平常点50%(リアクションペーパー、作業、事前課題等) レポート・個人発表50%

教科書/Textbooks
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1 使用しない。
参考書/Reference books
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Comments
 
1 岩上真珠『ライフコースとジェンダーで読む家族』(第3版)有斐閣コンパクト 2013年
それ以外は各回のテーマに合わせ、授業内で紹介する。
メッセージ/Message
授業は講義およびグループワーク(または個人作業)で構成します。受講生には、授業への積極的な参加のほか、指定された文献を読み、要点をまとめるという事前の作業をやっていただきます。事前課題、講義での学習、グループワーク(個人作業)を繰り返すことによって知識を深く確実にし、またさまざまな意見に触れることによって思考の幅を広げていきましょう。さらに、普段から新聞等にも目を通し、家族、ライフコース、親子関係をめぐる問題が社会でどのように議論されているのかについて、知識を得ておきましょう。授業のあとには復習を通じて、テーマに対する理解を深めてください。
その他/Others
単位取得には、10回以上の出席が必要です。
キーワード/Keywords
ライフコース     親子関係     ジェンダー