講義概要/Course description
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女性の生き方からたどる近代とその思想~性差別・貧困・格差・いのちをめぐる現在~ 近代以降の日本について文献や映像など様々な資料を読み解き、女性の生活や社会的変化の歴史的動向を生身の人間の試行錯誤=思想を軸に理解する。特に性差別、病と健康、優生思想、貧富といった重層的な支配と差別の実態とその特質を検証する。また内外の比較など世界的視野から諸問題を捉え、国際社会における現代女性の置かれている位相を明らかにする。
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達成目標/Course objectives
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恋愛・結婚・子育て・仕事など多くの選択肢がある現代女性の自由で多様な生き方は、強い制限に縛られていた過去の女性達の願望や行動によって獲得されたものである。国民国家の形成、世界情勢の変転、繰り返される戦争など近代以降激変していく時代状況を〈女であること〉を通して考察し、性差別、他民族支配、障がい者、病者、いのちの選別などを焦点に、近現代の思想を多角的に深く理解できるようにする。
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授業計画/Lecture plan
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授業計画/Class |
「母性保護論争」① 歴史的意義と課題の分析
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授業計画/Class |
「母性保護論争」② 自分はどう生きるのか
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授業方法/Method of instruction
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講義を中心に、授業で提示された問題についてグループディスカッションも適宜行い、自ら問いに向き合う主体性を培っていく。
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成績評価方法/Evaluation
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試験 Exam
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30%
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平常点 In-class Points
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70%
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ワークシートやディスカッション、小レポート等、授業時の取組みを総合的に判断する
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教科書/Textbooks
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| コメント Comments |
1 |
特に定めない。毎回資料を配布する。
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参考書/Reference books
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| 著者名 Author | タイトル Title | 出版社 Publisher | 出版年 Published year | 価格 Price | コメント Comments | |
1 |
歴史教育者協議会編
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『学びあう女と男の日本史』
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青木書店
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2001年
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3,024円
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総合女性史研究会
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『時代を生きた女たち 新・日本女性通史』
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朝日新聞出版(朝日選書)
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2010年
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1,620円
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3 |
総合女性史研究会
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『史料にみる日本女性の歩み』
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吉川弘文館
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2000年
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2,484円
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上記の他、テーマに応じて随時紹介する
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メッセージ/Message
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事前学習:参考書や資料プリントに目を通しテーマやポイントを考えておく。授業で知りたい事、質問などをまとめておく 事後学習:ワークシートと配布資料を見直し理解した内容を整理する。
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