講義内容詳細:フランス語Ⅰ(A)-1

戻る
年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) フランス語Ⅰ(A)-1
英文科目名/Course Title (English) French Ⅰ(A)-1
学期/Semester 前期 単位/Credits 1
教員名/Instructor (Japanese) 新谷 淳一
英文氏名/Instructor (English) ARAYA, Junichi

講義概要/Course description
★★★授業には、WebexとCourse Powerを使用します。

・1年間でフランス語の骨格を学ぶための、前半部分にあたる授業です。
・つづりと発音になれることから始めて、「名詞」および「動詞」を軸とする初歩的な単語の組み立て方を学びます。
達成目標/Course objectives
・英語以外の外国語の語彙を学ぶことで、日常で出会うカタカナや、さまざまな分野の専門用語のなりたちを知る。
・例文にこめられた内容やメッセージを通じて、歴史、社会、文化の一端にふれ、視界を広げる。
・基本的な文や表示物を理解し、最低限のコニュニケーションを行なう。
・現在形だけを使って簡単な文章を書き、初歩的な日常会話を行うことができる。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
とくになし。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション/日本語で耳にするフランス語(その1:比較的シンプルな綴りのパターン)
事前学習/Preparation 日常で出会うフランス語らしき単語を探しておく。プリントの単語にフリガナをつけ、説明のカッコを埋めておく。        
事後学習/Reviewing 今日やった綴りと発音のパターンを整理して覚える。
2
授業計画/Class 日本語で耳にするフランス語(その2:やや複雑な綴りのパターン)/コミュニケーションの第一歩
事前学習/Preparation プリントの単語にフリガナをつけ、説明のカッコを埋めておく。
事後学習/Reviewing 今日やった綴りと発音のパターンを整理して覚える。ごく基本的な会話表現を覚える。
3
授業計画/Class 主語の人称代名詞/第一群規則動詞(その1:語尾の綴りと発音、語幹と合わせた全体の3種の発音)
事前学習/Preparation もっともシンプルな文をつくるには、何で始めるのがよいか? 動詞を現在形で「活用する」とは、どのような意味なのか?
事後学習/Reviewing 動詞が「語幹+語尾」からなることを理解し、つづり上および発音上、「語幹」と「語尾」を切り分けたり組み合わせたりできるよう練習する。
4
授業計画/Class 第一群規則動詞(その2:このタイプの動詞によるさまざまな例文)/否定/現在形の用法
事前学習/Preparation 前回やった「人称代名詞+第一群規則動詞」のセットを発音練習しておく。
事後学習/Reviewing 「人称代名詞+第一群規則動詞(+副詞)」およびその否定のみで、どれだけのことが表現できるか試してみる。
5
授業計画/Class 男性名詞と女性名詞/冠詞
事前学習/Preparation 英語で冠詞はどのような役割を果たしているか? 英語ではどのような場合に冠詞が不要か?
事後学習/Reviewing 「男性名詞」か「女性名詞」か、「数えられる名詞」か「数えられない名詞」か、「子音で始まる名詞」か「母音で始まる名詞」かの条件による「冠詞+名詞」のセットのさまざまなパターンを反復練習する。
6
授業計画/Class 形容詞の位置と性数の一致/人間や動物に関する名詞の性と女性
事前学習/Preparation 形容詞の用法を大きく2つに分類するとどうなるか?
事後学習/Reviewing 「冠詞+前置される基本形容詞+名詞」のセットを反復練習する。同じ形容詞を前置する場合と後置する場合の役割の違いを理解する。
7
授業計画/Class 疑問詞のない疑問文の作り方と答え方
事前学習/Preparation 疑問詞のない疑問文を作る際、疑問だと示す目印として何がありえるか?
事後学習/Reviewing 「はい」と「いいえ」で答える疑問文の3種の言い方を反復練習する。
8
授業計画/Class être とavoirの活用と用法(その1:綴りと発音)
事前学習/Preparation 英語のbe動詞とhaveの構文上の根本的な違いは何か?
事後学習/Reviewing 2つの動詞を、主語の人称代名詞とセットで、肯定および否定のかたちで発音練習する。
9
授業計画/Class être とavoirの活用と用法(その2:さまざまな用法)
事前学習/Preparation 2つの動詞の活用を復習しておく
事後学習/Reviewing 「主語の人称代名詞+être+一致させた基本形容詞」のセットを発音練習する。avoirを用いた熟語をさらに探してみる。
10
授業計画/Class つづりの読み方、発音の特徴、発音の特殊な現象、アクセント記号などについてのまとめ。
事前学習/Preparation 今まで出会った発音の現象で、英語にはないものや、理解が不十分なものを列挙しておく。
事後学習/Reviewing 「人称代名詞+動詞」「冠詞+(形容詞+)名詞」「前置詞+名詞」のグループ内で起こる発音の現象を理解したうえで、発音練習する。
11
授業計画/Class 指示代名詞/提示表現
事前学習/Preparation 第1課冒頭の説明を再読し、「提示表現」がなぜ便利なのか考える。
事後学習/Reviewing 人を指す場合をのぞけば、人称代名詞より指示代名詞の方が使いやすいことを理解し、両者を入れ換えた文の発音練習をする。
12
授業計画/Class 動詞allerとvenirの活用と用法、動詞活用の全体の見通し/前置詞àとdeの用法および定冠詞との縮約
事前学習/Preparation 英語でもっともよく使われる前置詞を列挙し、その用法を整理しておく。
事後学習/Reviewing 「普通の不規則動詞」と「仲間外れの不規則動詞」のちがいを理解する。「普通の不規則動詞」の「語尾」の綴りと発音を覚える。前置詞àとdeをふくむ重要表現を覚える。対応する英語の前置詞より頻用される理由を理解する。
13
授業計画/Class 国名と前置詞/近接未来と近接過去
事前学習/Preparation 前置詞àとdeの用法と縮約を復習しておく。英語では、固有名詞に冠詞をつけるのは普通か否か考えておく。
事後学習/Reviewing 身近な国名に前置詞をつけて発音練習する。dansとenの一般的用法について確認する。
14
授業計画/Class 否定文の冠詞de/主語以外の人称代名詞
事前学習/Preparation 第2課で学んだ冠詞の種類とかたちを確認しておく。英語では人称代名詞に何種類の形があったか?
事後学習/Reviewing 「主語の人称代名詞+目的語の人称代名詞+基本動詞」のセットを発音練習する。「avecおよびchez+人称代名詞の分離形」のセットを発音練習する。
15
授業計画/Class 総復習、および、2回目の「やや大きな課題」についての解説。
事前学習/Preparation 14回までのすべての項目を総ざらいしておく。
事後学習/Reviewing 解けなかった問題に関する事項を、プリントの本文によって確認する。
授業方法/Method of instruction
・配布する自家製プリントは、できるかぎりわかりやすく説明してありますので、授業前にその日やる箇所の説明に目を通して、理解できる点とできない点を確認しておいてください。
・ただし、比重としては、復習を重視することを薦めます。前回やったことを見直しておけば、新しい項目を理解して知識を積み重ねていくうえで、ずいぶんとちがうはずです。
・練習問題をたくさん行ないます。順番にあてて答えを言ってもらいますので、練習問題はあらかじめ自分で解いておいてください。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 60% 「通常の課題」
対面での試験ができないため、基本的に毎回課す「課題」をきちんと提出し、しかもその内容がしっかりしているかを、最重要の判断材料とします。
「内容がしっかりしている」というのは、
(1)問いへの答えがすべて書かれている、
(2)その答えが正しい答えである、
に加えて、
(3)答えに達するプロセス、疑問点、答えに自信のない個所などについて、できるかぎり具体的な言葉でコメントする、
ということが求められます。
とくに、この(3)のコメントがかなり重視されます。その理由は、言うまでもなく、正答だけなら、当人が考えて書いたものなのか、こちらとしては判定のしようがないからです。
極端な場合、たとえ正答ではなくとも、しっかりしたコメントや、答えに至るプロセスが書かれているなら、いっさいコメントのない正答よりも評価が高くなる可能性もあります。
2 レポート Report 40% 「やや大きな課題」
うえの「通常の課題」が少量であるのに対し、全15回のうちの第8回か第9回、第14回か第15回のあわせて2度、「やや大きな課題」を課します。対面授業の場合の、中間試験と期末試験に相当すると考えてください。ただし、対面授業の場合より、「やや大きな課題≒中間/期末試験」の比率は低くなっています。
評価に際しては、「通常の課題」と同じく、(3)のコメントの部分がかなり重視されます。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 自家製プリント