講義内容詳細：アメリカ文学史Ⅰ／アメリカ文学史

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) アメリカ文学史Ⅰ／アメリカ文学史
英文科目名/Course Title (English) History of American Literature Ⅰ/History of American Literature
学期/Semester 前期／通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 若林 麻希子
英文氏名/Instructor (English) WAKABAYASHI, Makiko

講義概要/Course description
アメリカ文学の歴史的展開について、代表的な作家・作品を取り上げながら解説します。
「アメリカ文学史I」では、主に19世紀転換期までを扱います。ヨーロッパ列強の植民地争奪戦、先住民との出会いと紛争、奴隷制度の導入と拡大、南北戦争、西漸運動、移民の急激な増大と出身地の多様化、ダーウィニズムの影響、労使対立の激化、女性解放運動などの社会問題も幅広く織り交ぜながら、どのような風土でアメリカ文学が育まれてきたかを考察します。
達成目標/Course objectives
　アメリカ文学の歴史的展開を理解することを通して、広くアメリカ文化への関心を養うことを目的としています。
　文学作品を理解するには、その作品を生み出した社会を知る必要があります。イギリスとも日本ともまったく違う、特異な歴史と文化を持つアメリカの文学を学ぶことで、知っているようで実は知らない「アメリカ」という国に対する理解を深め、さらには世界における「日本」（日本人以外の人には、その人が属する国家や民族、文化圏）のあり方を考えるきっかけにもしていきたいと思います。
　また、代表的な作品からの原文抜粋を読むことを通して、多様な英語表現への理解を深めます。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス（授業の進め方の説明）
事前学習/Preparation シラバスの確認
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
2
授業計画/Class 植民地時代（1607-1776)――大航海時代から北米大陸への入植
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
3
授業計画/Class 植民地時代（1607-1776)――ピューリタニズム社会と文学
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
4
授業計画/Class 植民地時代（1607-1776）――ジョナサン・エドワーズ（大覚醒） vs. ベンジャミン・フランクリン（合理主義）
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
5
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――アメリカ独立戦争について
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
6
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――イギリス文学からの独立
チャールズ・ブロックデン・ブラウンを中心に
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
7
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――「アメリカらしさ」の追求
ワシントン・アーヴィングとジェイムズ・フェニモア・クーパー
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
8
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――超絶主義について
ラルフ・ウォルドー・エマソンとヘンリー・ディヴィッド・ソロー
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
9
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――アメリカン・ルネサンスの作家たち（１）
ナサニエル・ホーソーンとエドガー・アラン・ポー
事前学習/Preparation テキストの該当ページを予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
10
授業計画/Class 独立期から南北戦争まで（1776-1865）――アメリカン・ルネサンスの作家たち（２）
ハーマン・メルヴィルとウォルト・ホイットマン
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
11
授業計画/Class 南北戦争後から第１次世界大戦まで（1865-1917）――南北戦争後のアメリカ社会
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
12
授業計画/Class 南北戦争後から第１次世界大戦まで（1865-1917）――リアリズムの文学（１）
ローカル・カラーとマーク・トウェイン
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
13
授業計画/Class 南北戦争後から第１次世界大戦まで（1865-1917）―リアリズムの文学（２）
ヘンリー・ジェイムズとウィリアム・ディーン・ハウェルズ
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
14
授業計画/Class 南北戦争後から第１次世界大戦まで（1865-1917）―19世紀の女性作家たち
ルイザ・メイ・オールコット、ハリエット・ビーチャー・ストウ、そしてケイト・ショパン
事前学習/Preparation テキストの該当ページの予習
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
15
授業計画/Class まとめと補足
事前学習/Preparation 授業内容について整理する。
事後学習/Reviewing 授業で扱った事項の復習
授業方法/Method of instruction
CoursePowerを使用した自己学習型の授業を実施します。テキストの予習を踏まえた課題に加え、テキストの内容を補足するために代表的な作品からの原文抜粋を利用した課題にも取り組みます。学院図書館を通して利用できるオンライン資料を利用したリサーチ課題を行うことも検討中です。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 課題の提出状況および出来栄えを評価します。
教科書/Textbooks
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		出版年
Published year		ISBN価格
Price		コメント
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1 諏訪部浩一編著 『アメリカ文学入門』 三修社 2013 9784384057485 3,500 購買会などを通して必ず入手して下さい。
参考書/Reference books
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		 
1 中村甚五郎 『アメリカ史「読む」年表辞典』全４巻 原書房
2 亀井俊介・鈴木健次監修 『資料で読むアメリカ文化史』全5巻 東京大学出版会
3 平石貴樹 『アメリカ文学史』 松柏社
4 福田陸太郎ほか編 『アメリカ文学思潮史――社会と文学』増補版 沖積舎
5 板橋好枝・高田賢一編著 『はじめて学ぶアメリカ文学史』 ミネルヴァ書房
6 木下卓ほか編著 『英語文学事典』 ミネルヴァ書房
7 笹田直人ほか編著 『概説アメリカ文化史』 ミネルヴァ書房
8 猿谷要著 『物語　アメリカの歴史』 中央公論社
9 高田賢一・野田研一・笹田直人編著 『たのしく読めるアメリカ文学』 ミネルヴァ書房