講義内容詳細:行動経済学

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 行動経済学
英文科目名/Course Title (English) Behavioral Economics
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 芹田 敏夫
英文氏名/Instructor (English) SERITA, Toshio

講義概要/Course description
行動経済学の基本
前半では、人間の合理性だけでは説明のつかない人間の経済行動について、最近注目されている行動経済学の基本的なフレームワークをもとに説明する。受講者自身が行動経済学をどのように応用すべきについて、まとまった理解を得られることを目標とする。後半では、行動経済学の中でもファイナンスの分野を重点的に取り上げる。
達成目標/Course objectives
受講者自身が行動経済学をどのような問題にどのように応用できるのかについて、まとまった理解を得られることを目標とする。個人の行動分析、企業のマーケティングや商品開発、政府の経済政策などに、活用できるにしたい。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
入門レベルのミクロ経済学の基本知識を持っていることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション、行動経済学とは
事前学習/Preparation 参考書1第1章
事後学習/Reviewing 参考書1第1章
2
授業計画/Class 不合理行動のタイプ
事前学習/Preparation 参考書1第1章
事後学習/Reviewing 参考書1第1章
3
授業計画/Class 経済実験によるアプローチ(1)
事前学習/Preparation 参考文献2
事後学習/Reviewing 参考文献2
4
授業計画/Class 経済実験によるアプローチ(2)
事前学習/Preparation 参考文献2
事後学習/Reviewing 参考文献2
5
授業計画/Class プロスペクト理論(1)
事前学習/Preparation 参考文献1第4章
事後学習/Reviewing 参考文献1第4章
6
授業計画/Class プロスペクト理論(2)
事前学習/Preparation 参考文献1第4章
事後学習/Reviewing 参考文献1第4章
7
授業計画/Class 双曲割引と自滅する選択(1)
事前学習/Preparation 参考文献3
事後学習/Reviewing 参考文献3
8
授業計画/Class 双曲割引と自滅する選択(2)
事前学習/Preparation 参考文献3
事後学習/Reviewing 参考文献3
9
授業計画/Class ナッジ(Nudge)
事前学習/Preparation 参考文献7
事後学習/Reviewing 参考文献7
10
授業計画/Class 行動経済学の応用(1) 教育の経済分析
事前学習/Preparation 参考文献6
事後学習/Reviewing 参考文献6
11
授業計画/Class 行動ファイナンス(1) 行動ファイナンスの基本
事前学習/Preparation 参考文献4第1章
事後学習/Reviewing 参考文献4第1章
12
授業計画/Class 行動ファイナンス(2) 裁定の限界
事前学習/Preparation 参考文献4第3章
事後学習/Reviewing 参考文献4第3章
13
授業計画/Class 行動ファイナンス(3) 認識のバイアス
事前学習/Preparation 参考文献4第4章
事後学習/Reviewing 参考文献4第4章
14
授業計画/Class 行動ファイナンス(4) 選択における評価のバイアス
事前学習/Preparation 参考文献4第4章
事後学習/Reviewing 参考文献4第4章
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation これまでの講義ノート
事後学習/Reviewing これまでの講義ノート
授業方法/Method of instruction
Webexを用いて、オンデマンド型のオンライン授業を行う。必要な情報は、コースパワーから提供する。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 70% 中間の小レポート(約20%)と期末レポート(約50%)で評価する。
2 平常点 In-class Points 30% 講義日に毎回提出するレスポンスシートで評価する。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 1冊だけを指定することが困難であるため特に定めないが、参考書は講義の理解を助けるのに有益である。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 筒井義郎他 行動経済学入門 東洋経済新報社 2017
2 アリエリー 予想通りに不合理 早川書房 2013
3 池田新介 自滅する選択 東洋経済 2012
4 加藤英明 行動ファイナンス 朝倉書店 2003
5 フランク 幸せとお金の経済学 フォレスト出版 2017
6 中室牧子 学力の経済学 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2015
7 R.セイラー, C.サンスティーン 実践行動経済学 日経BP社 2009
8 R.セイラー 行動経済学の逆襲 早川書房 2016
キーワード/Keywords
行動経済学         実験経済学     行動ファイナンス     双曲割引