講義内容詳細：ツールとしてのゲーム理論

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) ツールとしてのゲーム理論
英文科目名/Course Title (English) Game Theory: Application
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 吉岡 祐次
英文氏名/Instructor (English) YOSHIOKA, Yuuji

講義概要/Course description
本講義では、ゲーム理論の基本的な内容を、多くの設例を通じて、具体的に紹介する予定である。ゲーム理論とは、経済主体間の相互依存関係を分析する道具である。例えば、企業間の数量競争や価格競争、労働者と経営者の賃金交渉、株主と取締役との利益相反、税務当局と納税者の駆け引きなど、我々の身近にある多くの事例には、ゲーム理論というツールで説明した場合、個々の利益と全体の利益が衝突するなど、色々と興味深い結論が得られる。そこで、多くの具体的な問題の設定と解法の練習により、入門的なゲーム理論を道具として使いこなせるようにしてもらいたい。なお、講義では計算や作図が必要となるが、なるべく平易に解説する予定なので、多くの学生諸君に積極的に参加してもらいたい。
達成目標/Course objectives
ゲーム理論の基礎知識を習得して、他の経済学に応用できるようにすること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション
事前学習/Preparation 特別な予習は必要ない。
事後学習/Reviewing 特別な復習は必要ない。
2
授業計画/Class 第1章 戦略形ゲーム（その１）
事前学習/Preparation 特別な予習は必要ない。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
3
授業計画/Class 第１章 戦略形ゲーム（その２）
事前学習/Preparation 前回の授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
4
授業計画/Class 第2章 戦略形の応用（その１：複占市場の理論）
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
5
授業計画/Class 第2章 戦略形の応用（その２：反応関数と反応曲線）
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
6
授業計画/Class 演習問題による自己学習（予定）
事前学習/Preparation 第1章と第2章の授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の演習問題の復習。
7
授業計画/Class 第3章 展開形ゲーム
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
8
授業計画/Class 第4章 展開形の応用（その１：複占市場の理論（離散形））
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
9
授業計画/Class 第4章 展開形の応用（その２：複占市場の理論（連続形））
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
10
授業計画/Class 第4章 展開形の応用（その３：情報構造（情報の重要性））
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
11
授業計画/Class 演習問題による自己学習（予定）
事前学習/Preparation 第3章と第4章の授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の演習問題の復習。
12
授業計画/Class 第5章 混合戦略ゲーム
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
13
授業計画/Class 第6章 繰り返しゲーム（その１：繰り返しゲームとトリガー戦略）
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
14
授業計画/Class 第6章 繰り返しゲーム（その２：現在価値と協調行動の可能性）
事前学習/Preparation 前回までの授業内容の復習。
事後学習/Reviewing 今回の授業内容の復習。
15
授業計画/Class 授業内試験の実施
事前学習/Preparation 授業内試験の準備。
事後学習/Reviewing 授業内試験の復習。
授業方法/Method of instruction
授業や課題の資料等はCoursePowerに提⽰したりWebexで配信したりするので、アカウントを取得してログイン可能な状態にしておくこと。 
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 70% 学期末の授業内試験の点数により評価する。
2 レポート Report 20% 授業内に提示された課題の点数により評価する。
3 平常点 In-class Points 10% 授業内の小テストの点数により評価する。なお、実施しな かった場合、レポートの割合を30％とする。 
参考書/Reference books
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		出版年
Published year		 
1 岡田章 ゲーム理論・入門 人間社会の理解のために 有斐閣 2014
2 渡辺隆裕 ゼミナール ゲーム理論入門 日本経済新聞出版社 2008
3 武藤滋夫 ゲーム理論入門 日本経済新聞社 2001
4 岡田章 ゲーム理論 有斐閣 2011
5 ロバート・ギボンズ [著] ; 福岡正夫, 須田伸一訳 経済学のためのゲーム理論入門 創文社 1995
メッセージ/Message
本講義は一般的なテキストよりも平易な内容を解説するので、高度な内容を期待する学生は注意してもらいたい。なお、質問等を除き授業中の私語は当然厳禁とする。