講義内容詳細:入門演習

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 入門演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 山下 典孝
英文氏名/Instructor (English) YAMASHITA, Noritaka

講義概要/Course description
 担当教員は、商法・保険法を専門としている。そのため、入門演習では、2年生配当の商法・会社法の関連条文や判例等を教材としながら、条文の読み方、判例の読み方、法律文献調査、法律レポート・法律答案の作成について各自で作業を行ってもらう。
達成目標/Course objectives
 条文の読み方、判例の読み方、法律文献調査、法律レポート・法律答案の作成の基礎的能力を身に付け、高学年配当の専門科目への対応できる基礎的能力を身に付けることを目標とする。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
民法科目、会社法科目について同時履修しておくことが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(進め方、課題などの説明を行う)
事前学習/Preparation なし
事後学習/Reviewing 資料を読んだ上で、次回の課題の内容を把握して準備に取りかかって下さい。
2
授業計画/Class 法律文献の資料等の検索等を学ぶ。図書館ガイダンス等を予定。
事前学習/Preparation 事前の予習は今回はありません。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
3
授業計画/Class 三段論法、法律、判例・下級審裁判例等に関する概論を学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
4
授業計画/Class 法令用語の決まりを学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
5
授業計画/Class 判例の読み方と解釈の方法を学ぶ(1)
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
6
授業計画/Class 判例の読み方と解釈の方法を学ぶ(2)
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
7
授業計画/Class ディベートの方法を学ぶ
事前学習/Preparation ディベートに関するビデオを見る予定ですので、今回の事前準備は必要はありません。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
8
授業計画/Class レジュメの書き方を学ぶ
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
9
授業計画/Class レポートの書き方を学ぶ
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
10
授業計画/Class 法律論文作成の作法を学ぶ
事前学習/Preparation ディベートに関するビデオを見る予定ですので、今回の事前準備は必要はありません。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
11
授業計画/Class 答案の書き方を学ぶ
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
12
授業計画/Class 判例研究の書き方の実践を学ぶ(1) 判例研究の報告の方法について具体的な裁判例を基に書き方を学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
13
授業計画/Class 判例研究の書き方の実践を学ぶ(2)
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
14
授業計画/Class 判例研究の書き方の実践を学ぶ(3)
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation 事前に各テーマについての講評を提出すること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
授業方法/Method of instruction
 コース・パワーに予めアップしているレジュメ、資料を基に、Webexを利用したリアルタイム型、オンデマンド型、自己学習型の3つの方法を使い分けながら行う。それぞれの回によって方法が異なることがあるので、その点はご了承頂きたい。また今後のネット回線でのトラブルを回避する必要が生じた場合には、自己学習型を中心に行うこともある点もご了承頂きたい。
 90分間、リアルタイムで授業を実施する訳ではなく、レジュメ、資料を受講生が読んだ上で、コース・パワーを介して、小テスト(〇×問題、穴埋め問題)、課題・小レポートの提出を行う時間も設定する。その上で、小テストの解説や、課題の解説を行い知識の再確認を行ってもらうこととする。
 授業中の質問等や受講生間の意見交換に関してもコース・パワーの質問・掲示板の機能を通じて行うこととする。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 70% グループ発表40%、個別課題の検討30%
2 レポート Report 30%   教員が課した課題についてレポート提出を義務付ける。
 なお、レポート課題については、「授業要覧(履修ガイド)」で説明されている以下の点について注意する必要がある。すなわち、「論文やレポートはオリジナルなものであることが不可欠です。もし他人の発言や文章に 拠った場合は、必ずその旨を記してください。そうでない場合は、剽窃(他人の文章などを 盗むこと)と判断され、不正行為となりますので、ご注意ください。」である。レポートの内容が剽窃、盗用と評価された場合は、不正行為となり、当該学期のすべて科目の単位認定が無効となり、かつ学内の規程に基づき停学等の懲戒処分の対象となる。きちんと出典を脚注に明記するとか、参考文献も末尾に明記する等、不正行為と評価されないよう注意する必要がある。期末試験の場合は試験時間内(60分等)で答案用紙に解答することが求められる。他方、レポート提出の場合は、参考文献等を見ながら、参考にしながら必要な内容を書いていく違いがある。先行研究を前提に自分の考えをまとめるにせよ、参考となったあるいは自分が考える基礎となる先行研究があれば、必ずそれを明記しなければならない。

教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
価格
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1 弥永真生 法律学習マニュアル〔第4版〕 有斐閣 2016年 2000円+税 その他、教員の側で作成したレジュメ・資料に基づき作業を行ってもらう。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
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1 横田明美 カフェパウゼで法学を 対話で見つける学び方 弘文堂 2018年 9784335357336 1980円+税 1年生以外でも十分に利用価値のある書籍である。今からでも法学の勉強をきちんとやり直すことを考えているのであれば必読の書籍である。
2 横田明美=小谷昌子=堀田周吾 法学学習Q&A 有斐閣 2019年 9784641126091 800円+税
3 青木人志 『判例の読み方』 有斐閣 2017年 800円+税 その他、授業の際に適宜指示する。
4 法制執務用語研究会 『条文の読み方』 有斐閣 2012年 800円+税
5 田髙寛貴=原田昌和=秋山靖浩 リーガル・リサーチ&リポート 法学部の学び方 第2版 有斐閣 2019年 9784641126114 1700円+税
6 井田良ほか 『法を学ぶ人のための文章作法 第2版』 有斐閣 2019年 9784641126121
7 河野哲也 レポート・論文の書き方入門第4版 慶應義塾大学出版会 2018年 9784766425277 1000円+税
8 中央大学法学部編 高校生からの法学入門 中央大学出版部 2016年 9784805727096 900円+税
9 山下純司=島田聡一郎=宍戸常寿 法解釈入門 補訂版 有斐閣 2018年 9784641126015 1900円+税
メッセージ/Message
 最初から完璧な人などいません。間違いながら、試行錯誤しながら、法的な基礎知識を身につけて頂ければと思っています。ゼミでは、間違うことを恥じる必要はありません。積極的かつ建設的な発言を期待しています。
  
その他/Others
 参考文献は図書館HPを利用したデータベースから検索して入手できる範囲での文献と以下で説明する文献を前提としている。そのため無理をして図書館に実際に行き、図書館内で関連する書籍や雑誌類を探してまでして、期末レポートを作成する必要はまったくない。あくまでも自宅等、学外からインターネットを介して図書館HPにアクセスしてデータベースで得られた資料の範囲内で入手できる文献で最終レポートの作成をすれば良い。間違っても図書館内で無理をして書籍や雑誌類を探すことはことまでは求めていない。
 参考書を多数挙げているが、これは将来、興味があった際に見て頂ければという意味であげている程度の話しだとお考え頂ければよい。購入を強制するものではない。
 なお、コース・パワーにアップしているレジュメ、資料等をダウンロードしてご自身の勉強のために利用することは一定の制約の上で認められる。しかし、レジュメ、資料等をWeb上のアップした上で、多くの人が見たり、聞いたりできる状況にすることは、禁止されている。著作権法に違反し、10年以下の懲役又は(及び)1千万円以下の罰金が科される犯罪行為となる。
キーワード/Keywords
判例の読み方     法制執務     ディベート     条文の読み方