講義内容詳細:法学・政治学演習ⅠB

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 法学・政治学演習ⅠB
英文科目名/Course Title (English) Seminar (Law, Politics) ⅠB
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 浜辺 陽一郎
英文氏名/Instructor (English) HAMABE, Youichirou

講義概要/Course description
「会社法判例百選第3版(有斐閣)」(以下「会社法判例百選」という。)等を使って、各自に事前に割り当てられた裁判例について、それぞれ事案の概要、問題点、裁判の結論とその理由についてレポートしてもらい、そのレポートに対する質疑応答ないし議論を通じて各事例を多角的に検討することを通して会社法の理解を深めていく。なお、この講座は、指定時間にリアルタイムでのオンライン授業によって行う。
達成目標/Course objectives
会社法の基本的な重要判例を検討してきてもらい、裁判例の読解力、分析能力を涵養し、これを表現する能力を培うことを目的として、会社法に関する不可欠の基本的な争点について、演習形式で学習することにより、会社法の全体的な基本的知識を深めることを目的とする。併せて基本的なプレゼンテーションの能力を涵養することを目指す。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
割り当てられたレポートを行うこと。授業への積極的な参画と貢献を評価する。 
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 前期のおさらいと、今期の課題について議論し、第2回目以降の担当者の決定も併せて行う。
事前学習/Preparation 今期の課題となる事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
2
授業計画/Class 会社法判例百選【3】法人格否認の法理の事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
3
授業計画/Class 会社法判例百選【6】の設立に関する事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
4
授業計画/Class 会社法判例百選【8】仮装払い込みの事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
5
授業計画/Class 会社法判例百選【22】上場会社の有利発行事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
6
授業計画/Class 会社法判例百選【34】モリテックス事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
7
授業計画/Class 会社法判例百選【38】役員選任決議取り消し事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
8
授業計画/Class 会社法判例百選【51】北拓破綻事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
9
授業計画/Class 会社法判例百選【53】ぐるぐる回し取引事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
10
授業計画/Class 会社法判例百選【58】利益相反取引の事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
11
授業計画/Class 会社法判例百選【60】三菱自動車の事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
12
授業計画/Class 会社法判例百選【62】取締役の報酬変更の事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
13
授業計画/Class 会社法判例百選【66】代表取締役の解職事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
14
授業計画/Class 会社法判例百選【73】計算書類の虚偽記載の事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
15
授業計画/Class 会社法判例百選【75】ナナボシ事件を取り扱う。
事前学習/Preparation 上記の事例について、基本書なども参照しながら、各自で検討してくること。
事後学習/Reviewing 上記の事例について、どのように応用できるかを整理して理解を確認すること。
授業方法/Method of instruction
担当者が約10分で担当裁判例をプレゼンした後に、質疑応答を行う。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 各授業におけるレポート及びその対話に基づく平常点の評価。
授業中の発言内容などにより、演習への貢献度も加味して修正することがある。
教科書/Textbooks
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1 岩原紳作ら編 会社法判例百選 有斐閣 このほか、江頭憲治郎「株式会社法第7版」(有斐閣)等の参考基本書を参照しながら体系的な理解を深めるとさらに一層高度な理解を深めることができよう。
参考書/Reference books
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1 浜辺陽一郎著 図解 新会社法のしくみ 第4版 東洋経済新報社 サブテキストとして左記を用いる。その他は授業時に随時紹介・指定していく。
メッセージ/Message
事前に裁判例を検討する際には、基本的な制度との関係を踏まえながら、あらゆる角度から関連する問題についても目を配るように努め、疑問点をもって授業に臨み、復習は各自演習内容を整理して理解するように努めてもらいたい。
その他/Others
参加者の進路志望などを踏まえて、授業のレベル、進行を調整します。