講義内容詳細:外国法入門A

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 外国法入門A
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Foreign Law A
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 伊藤 敬也
英文氏名/Instructor (English) ITO, Takaya

講義概要/Course description
はじめのコモンロー

 アメリカ合衆国およびオーストラリアは経済や文化などにおいて現在の日本と極めて関係の深い重要な国であるにもかかわらず、法制度の違いから日本企業とアメリカやオーストラリアの企業との間のビジネスなどで予期しない誤解の生じることがある。日本は、いわゆるヨーロッパ大陸法系に属しており、アメリカ合衆国およびオーストラリアは、いわゆる英米法(コモンロー)系に属している。成長の著しいアジア圏の諸国でのビジネスには英米法が用いられることも多く、日本企業にとってますます無視できないものとなっている。
 この授業では、現在および将来の日本企業のビジネスなどに直接かかわるアメリカおよびオーストラリアの法制度について、コモンロー発祥の地である英国の法制度と比較しながら概説する。
達成目標/Course objectives
日本法と違いの多い英米法の特徴の理解から日本法の相対化の手がかりを獲得すること
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
新型コロナウイルス感染症拡大への対応策としてオンライン授業を実施します。

実施方法:
リアルタイム型(同期双方向)※

実施ツール:
CoursePower※※
Webex※※※

※ 必要に応じて自己学修課題提示型授業を併用することがあります。
※※ 授業URLはCoursePowerでお知らせします。出席確認、レポートなどはCoursePower(またはMicrosoft Formsなど)で実施予定です。システムトラブル発生時などの連絡も原則としてCoursePowerで行ないます。
※※※ 受講生は参加時にビデオとマイクをミュートしてください。授業中に適宜発言(音声またはチャット)などを求めます。発言時にはマイクのミュートを解除してください。マイクに雑音が入らないよう留意してください。授業録画は受講生にのみ一定期間公開されることがあります。

受講生に後々の不利益が生じないよう、この授業では、できるかぎり大学設置基準上の単位認定要件に従い、双方向のやりとりの機会を確保します。

文部科学省Q&A
https://www.mext.go.jp/content/20200421-mxt_kouhou01-000004520_7.pdf

オンライン授業の受講は教室対面授業よりもかなり疲れます。お気に入りの飲み物や菓子を準備して、リラックスできる姿勢で、ゆったり受講してください。
キャンパス閉鎖期間中および(法律上または事実上の)外出制限期間中は、自宅からの配信となります。生活音(近隣の工事や子どもの声など)が聴こえることもありそうです。受講生のみなさんは広い心で許してください。

受講中の質問や相談は例年以上に遠慮なくどうぞ!

【重要】正規の受講登録手続が完了するまでは、受講生自身が、CoursePowerの「履修仮登録」機能を用いて、CoursePower上でこの授業にアクセスできるようにしてください。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オンライン受講ガイダンス
※2回目以降の個別対応は行なえません
事前学習/Preparation Webexを利用できるようにしておくこと
事後学習/Reviewing Webex利用方法の復習
2
授業計画/Class 開国と明治維新:外国法との遭遇
事前学習/Preparation 特に必要ない
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
3
授業計画/Class 外国法の輸入:不平等条約の改正と外国法の継受
事前学習/Preparation 特に必要ない
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
4
授業計画/Class 比較法のキホンと法系論
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
5
授業計画/Class 「法の支配」と「法治」
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
6
授業計画/Class コモンローの形成(1)英国:イングランド
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
7
授業計画/Class コモンローの形成(2)英国:スコットランド
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
8
授業計画/Class コモンローの継受(1)アメリカ合衆国法の形成
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
9
授業計画/Class コモンローの継受(2)オーストラリア法の形成
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
10
授業計画/Class 連邦憲法(1)アメリカ合衆国
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
11
授業計画/Class 連邦憲法(2)オーストラリア
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
12
授業計画/Class 連邦法と州法(1)アメリカ合衆国の立法制度
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
13
授業計画/Class 連邦法と州法(2)オーストラリアの立法制度
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
14
授業計画/Class 連邦裁判所と州裁判所(1)アメリカ合衆国の司法制度
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
15
授業計画/Class 連邦裁判所と州裁判所(2)オーストラリアの司法制度
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing CCmailの作成と送信
授業方法/Method of instruction
講義
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100% ◆期末レポート(Webテストの予定):100点
ただし
◆Class Contributions(平常学修参加およびCCアンケートなど):最大30点を加算する(減点はしない)

合計60点以上で単位認定する。
※最終評定は法学部の公式成績評価基準(AA:5-10%・A:15-20%・B:40%以内・C:30%以内・XX:20%以内)に従い調整する。
教科書/Textbooks
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1 授業中に適宜紹介する
参考書/Reference books
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1 授業中に適宜紹介する
メッセージ/Message
知識の暗記より理解と考えることを大切にして教室での学修体験そのものを楽しんでほしい

※例年は法学部生以外の履修者も多いため法律に関する特別な前提知識を要求していない
その他/Others
Class Contributionsアンケート(任意)
詳細についてはCoursePower上でお知らせします。
※指定期間内に送信されたもののみ加点対象とする。
キーワード/Keywords
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