講義内容詳細:演習ⅠA

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 演習ⅠA
英文科目名/Course Title (English) Seminar IA
学期/Semester 前期 単位/Credits 4
教員名/Instructor (Japanese) 武田 興欣
英文氏名/Instructor (English) TAKEDA, Okiyoshi

講義概要/Course description
現代アメリカ合衆国の政治と社会(英文名:Contemporary American Politics and Society)

このゼミでは一冊の教科書を輪読するという形式は取りません。毎年何をするかは、その年の受講生と相談しあって決めますが、広い意味でアメリカ合衆国(以下アメリカ)を対象とし、学問的なテーマの範囲のトピックを選びます。
達成目標/Course objectives
このゼミは、アメリカの政治・社会問題について、狭い意味の政治学に捉われず学際的な視点から理解を深めることが主な目的です。アメリカという国を必ずしも好きである必要はありません。アメリカについて何か調べてみたいテーマがあれば、日米比較などを通じて日本に住む私たちの身近な問題を考えたい人も歓迎します。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
その他の履修要件は特にありません(政治学方法論I・IIなど、担当者の授業を履修している必要はありません)。過去のゼミ生には、長期の海外経験がある人も、純日本育ち(アメリカの大学院に7年間留学した担当者の私もかつてはそうでした)もいました。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション、春休みの宿題(みんなで読む文献)の紹介
事前学習/Preparation 春休みの宿題について発表できるようにしておくこと。
事後学習/Reviewing 授業の復習
2
授業計画/Class (以下昨年度実績) 渡辺靖編『現代アメリカ—日米比較のなかで読む』新曜社、2014年、より「I部 政治」。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
3
授業計画/Class ゼミ生発表① 小林宏美「アメリカ社会における移民の社会的統合と公教育—教育政策のマイノリティ児童生徒への影響に着目して」『三田社会学』21号(2016年)、30-41頁。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
4
授業計画/Class ゼミ生発表② 早瀬博範「アメリカ多文化主義のゆくえ—白人至上主義」『研究論文集 / 佐賀大学文化教育学部』3(2) (1999年)、51-58頁。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
5
授業計画/Class ゼミ生発表③ 石角友愛『才能の見つけ方天才の育て方—アメリカギフテッド教育最先端に学ぶ』2016年、文藝春秋、より、33-57、117-139頁。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
6
授業計画/Class ゼミ生発表④ Nancy Burns et al., “Ch.4 What Happened in Gender Gap in Political Participation? How Might We Explain it?” Holly J. McCammon and Lee Ann Banaszak, 100 Years of the Nineteenth Amendment: An Appraisal of Women's Political Activism (New York: Oxford University Press, 2018).
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
7
授業計画/Class ゼミ生発表⑤ 鈴木透『食の実験場アメリカ』中公新書、2019年、より、「第4章 ファーストフード帝国への挑戦」。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
8
授業計画/Class ゼミ生発表⑥ 西山隆行『移民大国アメリカ』ちくま新書、2016年、より「第2章 移民政策」。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
9
授業計画/Class ゼミ生発表⑦ 式 王美子「近年のアメリカの都市再生政策とその中心市への影響:中心市は再生するのか」『同志社政策研究』3 (2009年)、68-86頁。
事前学習/Preparation 上記文献を読んでくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
10
授業計画/Class アメリカの場所についての発表①
Portland, Oregon
Las Vegas 
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
11
授業計画/Class アメリカの場所についての発表②
Chicago 
Philadelphia
Massachusetts 州
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
12
授業計画/Class アメリカの場所についての発表③
  Maryland and Washington DC 
  Hollywood 
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
13
授業計画/Class ビデオ:BS世界のドキュメンタリー「アメリカの激安商法—巨大スーパーは何をもたらすか」(Wal-Mart について)
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
14
授業計画/Class ビデオ:NHK BS「クールジャパン in New York—発掘!かっこいい日本」
  「第1部 アメリカ人の眼から」(柴犬、日本茶、J-Pop、折り紙、剣道など)
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
15
授業計画/Class ディスカッション「アメリカは銃規制をすべきか」
事前学習/Preparation 上記テーマについて調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
授業方法/Method of instruction
成績評価方法/Evaluation
1 100% 以下がこのゼミに入る要件です。成績評価にあたっては、ディスカッションへの参加は特に重視します。
・正当な理由や連絡なく欠席・遅刻・早退せず、2年間ゼミを続けられること。
・毎週の文献(日本語の週は約50頁、英語の週は約10頁)を読んできて、「正解のない」社会問題に対して自分の考えを積極的に発言する一方、他のゼミ生の意見に耳を傾けられること。
・現代アメリカを対象とする以上、時事ニュースに注意を向け、インターネットで英語を読んでリサーチすることが苦にならない(あるいは、苦にならないようになる努力をしたい)こと。
・パソコンメールを最低一日おきに開いてゼミのメーリングリストをチェックできること。
教科書/Textbooks
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1 受講生の問題関心に沿って決めます。初回には、1月のミーティングでの指示に従い、明石紀雄監修『新時代アメリカ社会を知るための60章』明石書店、2013年)の中から自分の興味深いテーマについて各自が紹介しあいます。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 2年生の1月に行う会合で、詳しい日本語参考文献リストを配布するので、参考にして下さい。
メッセージ/Message
連絡なくゼミを欠席したり、ゼミに来なくなってしまったゼミ生には厳しい措置を取ります。
キーワード/Keywords
アメリカ         政治     社会