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授業計画/Class |
中東・イスラーム世界(文化、社会)の多様性と類似性 |
事前学習/Preparation |
中東・イスラーム世界について、どのようなイメージを有しているか、各自考えておく。 |
事後学習/Reviewing |
当初有していたイメージがどのように変わったか、特に、多様な文化に対してどう思うか、考えをまとめておく。 |
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授業計画/Class |
イスラームの歴史と宗派(スンナ派とシーア派) |
事前学習/Preparation |
「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」や「アル=カーイダ」、「ターリバーン」などの「過激派」について、概説書やニュースを読み、できる限り自発的に調べる。 |
事後学習/Reviewing |
NHKスペシャル「映像の世紀」「新・映像の世紀」を視聴し、現在の国際社会がどうしてこのようになっているのか、考える。 |
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3
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授業計画/Class |
イスラームの教義(六信五行とイスラーム法) |
事前学習/Preparation |
イスラームの教義の基本であるイスラーム法と、イスラーム世界の社会・文化に大きく影響しているシャリーア(イスラーム法)について、概説書などで調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」などの問題のみならず、女性のヒジャーブ(ヴェール)や食物規制など、ムスリム(イスラーム教徒)の生活に大きな影響を及ぼしているシャリーア(イスラーム法)について、自身の考えをまとめておく。 |
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4
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授業計画/Class |
イスラーム法に基づく社会規範と婚姻 |
事前学習/Preparation |
シャリーア(イスラーム法)に基づく社会規範と婚姻の問題について、概説書などで調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
どのイスラーム法学派がその地域・国で優勢なのかにより、人々のシャリーアに対する姿勢が異なる点、同じ地域・国でもシャリーアをどのくらい守るのかには個人差が大きい点について、自分の考えをまとめておく。 |
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5
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授業計画/Class |
イスラーム神秘主義と聖者崇拝、シーア派の宗教行事 |
事前学習/Preparation |
8世紀から近代まで(特に13世紀)に隆盛を極め、イスラーム世界の豊かな文化を形づくった神秘主義と聖者崇拝という民間信仰について、概説書などで調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
シャリーアに厳格な立場からは否定されるが、神秘主義と聖者崇拝は歴史的に重要な役割を果たしたことについて、さらに、イマームを聖者として崇拝するシーア派の宗教行事について、考えをまとめる。 |
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6
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授業計画/Class |
イラン「近代化」の時代 |
事前学習/Preparation |
ペルシャ人が多数派のイランは、アラブ諸国やトルコとは違う独特の文化を有している一方で、帝国主義時代の西欧の侵出に他の中東諸国と同様に苦悩した。その歴史的経緯について、概説書で調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
ペルシャ人が多数派ではあるが、多民族・多言語・多宗教国家でもあるイランについて、アラブ諸国やトルコとの違いと共通点を整理しておく。 |
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7
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授業計画/Class |
イラン革命と現代 |
事前学習/Preparation |
親米の専制国家であったイランは、1979年のイラン革命後、イラン・イスラーム共和国となった。イランとアメリカ、イスラエル、サウディアラビアなどとの関係について、調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
イラン革命後のイランについて、社会・政治・外交などの側面でどのように変遷してきたか、現在のイランを取り巻く状況に関し、整理しておく。 |
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8
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授業計画/Class |
イラン型大衆運動への女性参加 |
事前学習/Preparation |
反専制・反帝国主義という側面にシーア派という要素が反映されたイラン型大衆運動の特徴と、現代のイラン女性たちが置かれている状況について調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
イラン型大衆運動(タバコ・ボイコット運動、イラン立憲革命、石油国有化運動と反英デモ、イラン革命)のそれぞれの特徴を整理し、女性たちがそれらの運動にどのようにかかわってきたか整理する。 |
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9
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授業計画/Class |
イラン映画に見る女性と若者 |
事前学習/Preparation |
どのようなイラン映画があるか、調べておこう。 |
事後学習/Reviewing |
理想と現実のギャップに対する女性や若者たちの挑戦、都市と農村の格差、保守派と改革派との間の分断など、イラン映画から読み取れる社会の特徴と女性を取り巻く状況について整理しておく。
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授業計画/Class |
ロシアとカフカス・中央アジア
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事前学習/Preparation |
中東世界における諸問題と共通する問題と原因を有しているコーカサス(カフカス)と中央アジアについて、どのような国々があるのか、そして、ソビエト連邦やロシアとどのような関係にあるのか、調べておく。 |
事後学習/Reviewing |
中東との共通点が多いコーカサスの紛争について、なぜそのような紛争が起こってしまうのか原因について整理し、これに対して国際社会はどのように取り組んだらよいか、各自考えをまとめておく。 |
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授業計画/Class |
クルド問題とアルメニア問題 |
事前学習/Preparation |
アルメニア問題とクルド問題は、中東やコーカサス(カフカス)における民族問題・民族紛争の起源と言われ、第一次世界大戦の戦後処理がうまくいかずに不安定な状況となっている点はアラブ諸国の状況とも共通している点について調べておくこと。 |
事後学習/Reviewing |
『コーカサス:国際関係の十字路』のような関連図書を読み、さらに学習する。 |
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授業計画/Class |
歴史的シリア地域(パレスティナとイスラエル=中東和平問題) |
事前学習/Preparation |
「新・映像の世紀」でも描かれていたように、中東におけるあらゆる不安定な状況の根源ともいえるパレスティナ・イスラエル問題に関し、その原因と歴史的経緯について、概説書を読んで調べておくこと。
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事後学習/Reviewing |
帝国主義の時代と植民地支配、第一次世界大戦と第二次世界大戦、冷戦期の米ソ対立などが、パレスティナをはじめとする中東全体に与えた影響について、整理しておく。
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授業計画/Class |
歴史的シリア地域(シリア・レバノン・ヨルダン)
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事前学習/Preparation |
「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」と難民問題に揺れるシリア地域であるが、現在のような状況に至る原因について考察するために、帝国主義と植民地支配、2度の大戦と冷戦がこの地域にどのような影響を与えたのか、概説書を読んでおく。
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事後学習/Reviewing |
『9.11後の現代史』などの参考図書を読み、「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」と難民問題の解決のために国際社会はどうすべきか、各自、考えをまとめておくこと。
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授業計画/Class |
歴史的シリア地域(シリア)とイラク |
事前学習/Preparation |
「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」と難民問題に揺れる国際社会が、現在のような状況に至る原因について考察するために、帝国主義と植民地支配、2度の大戦と冷戦がこの地域にどのような影響を与えたのか、過去100年余りの近現代史に関する概説書を読んでおく。 |
事後学習/Reviewing |
『9.11後の現代史』などの参考図書を読み、「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」と難民の問題に揺れる国際社会は、今後、どのようにこれらの諸問題について取り組んでいったらよいか、各自、考えをまとめておく。 |
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授業計画/Class |
アフガニスタンと現在のアラブ諸国 |
事前学習/Preparation |
「アル=カーイダ」や「ターリバーン」はどうして生まれてしまったのか。ソ連のアフガニスタン侵攻、湾岸戦争、9・11とアメリカのイラク侵攻・アフガニスタン侵攻について、調べておくこと。
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事後学習/Reviewing |
『9.11後の現代史』などの参考図書を読み、「ダーイシュ(IS, ISIS, ISIL)」と難民の問題に揺れる国際社会は、今後、どのようにこれらの諸問題について取り組んでいったらよいか、各自、考えをまとめておく。
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