講義内容詳細:算数概説B

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年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 算数概説B
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Basic Mathematics B
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 大貫 麻美
英文氏名/Instructor (English) OHNUKI, Asami

講義概要/Course description
 本講義では、まず、小学校学習指導要領等に基づき「算数」という教科について理解する。
 その上で、算数教育で重視される数学的活動や、その活用可能な教材などについて考察し、算数教育に携わる者としての実践的指導力の基礎を培う。
達成目標/Course objectives
「算数」という教科に関する知識・理解を深めるとともに、「算数」の授業で活用可能な教材について具体的な選択や提案ができるなど、算数教育に携わる者に必要な基礎的能力を修得することを達成目標としている。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 本講義では算数教育に関する主体的かつ協同的な学修姿勢が求められるため、原則として教職を志望し、全日程に参加可能な学生を受講対象者とする。「算数概説A」の内容について理解していることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス(授業概要と学習方法の説明)
事前学習/Preparation 本シラバスを通読し、教科書の準備を行うとともに、授業のねらいや学習目標等を理解しておく。
事後学習/Reviewing ガイダンスの内容をふまえ、小学校「算数」のねらいや目標について、自らの考えを整理して次回の授業に備える。
2
授業計画/Class 「算数」という教科の特性を考える。
事前学習/Preparation 自らの経験をふまえて、小学校「算数」の目標とは何かを考える。
また、それらは不変なものか、時代により変化するものか、ガイダンスの内容をふまえて考察する。
事後学習/Reviewing 自分が考えていた小学校「算数」の目標と、新しい小学校学習指導要領に示されている「算数」の目標について比較したうえで、自分の言葉で小学校「算数」の目標を説明できるようにする。
3
授業計画/Class A区分「数と計算」に活用可能な教材と数学的活動を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領A区分「数と計算」を通読し、そこで扱われる「数」について概観したうえで授業に臨む。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、小学校学習指導要領A区分「数と計算」で扱われる数やその計算について、具体的な教材や数学的活動を提案できるようにする。
4
授業計画/Class B区分「図形」に活用可能な教材と数学的活動を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領B区分「図形」を通読し、そこで扱われる「図形」について概観したうえで授業に臨む。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、小学校学習指導要領B区分「図形」の学習過程で扱われる具体的な教材や数学的活動を提案できるようにする。
5
授業計画/Class C区分「測定」に活用可能な教材と数学的活動を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領第1学年~第3学年C区分「測定」を通読し、そこで扱われる量やその測定について概観したうえで授業に臨む。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、小学校学習指導要領C区分「測定」の学習過程で扱われる具体的な教材や数学的活動を提案できるようにする。
6
授業計画/Class C区分「変化と関係」に活用可能な教材と数学的活動を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領第4学年~第6学年C区分「変化と関係」を通読し、学習内容について概観したうえで授業に臨む。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、小学校学習指導要領C区分「変化と関係」の学習過程で扱われる具体的な教材や数学的活動を提案できるようにする。
7
授業計画/Class D区分「データの活用」に活用可能な教材と数学的活動を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領D区分「データの活用」を通読し、学習内容について概観したうえで授業に臨む。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、小学校学習指導要領D区分「データの活用」の学習過程で扱われる具体的な教材や数学的活動を提案できるようにする。
8
授業計画/Class 幼年期との接続を考える。
事前学習/Preparation 第7回までの学習内容を振り返り、小学校の学年段階での学びを再考する。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、幼児期の学びと算数教育とのつながりについて説明できるようにする。
9
授業計画/Class 算数教育と情報活用能力の育成について考える。(ICTの活用等)
事前学習/Preparation 自らが育ったころの学習指導要領と、最新の学習指導要領を比較し、算数教育における情報活用揚力の育成について考察する。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、算数教育において活用可能なICTやその活用方法について具体的に提案できるようにする。
10
授業計画/Class 算数と他の教科との連携を考える。
事前学習/Preparation 小学校学習指導要領の改訂の経緯などに目を通し、なぜ教科横断型の学習が求められているのか把握する。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、教科横断型の学習について具体例を提案できるようにする。
11
授業計画/Class 「数と計算」に関する教材研究
事前学習/Preparation 特定の単元を想定し、そこで行うとよい数学的活動について具体例を考える。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、A区分で扱われる数学的活動で活用可能な教材を提案できるようにする。
12
授業計画/Class 「図形」に関する教材研究
事前学習/Preparation 特定の単元を想定し、そこで行うとよい数学的活動について具体例を考える。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、B区分で扱われる数学的活動で活用可能な教材を提案できるようにする。
13
授業計画/Class 「測定/変化と関係」に関する教材研究
事前学習/Preparation 特定の単元を想定し、そこで行うとよい数学的活動について具体例を考える。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、C区分で扱われる数学的活動で活用可能な教材を提案できるようにする。
14
授業計画/Class 「データの活用」に関する教材研究
事前学習/Preparation 特定の単元を想定し、そこで行うとよい数学的活動について具体例を考える。
事後学習/Reviewing 授業内容をふまえ、D区分の数学的活動で活用可能な教材を提案できるようにする。
15
授業計画/Class 全体総括
事前学習/Preparation 第14回までの学習内容全体を振り返り、理解を深めておく。
事後学習/Reviewing 授業全体を振り返り、算数教育に携わる者として必要な素養が修得できたことを確認する。
授業方法/Method of instruction
この授業は主にCoursePower及びWebexMeetings、映像資料、教科書を用いたオンライン授業として実施する。
成績評価方法/Evaluation
1 その他 Others 40% 自分が行った教材研究について他の受講者に紹介する。
2 平常点 In-class Points 60% 授業内及び授業時間外の学習活動について、所定の課題を達成できていることを評価の基準とする。
教科書/Textbooks
 著者名
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タイトル
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出版社
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出版年
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ISBN価格
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1 文部科学省 小学校学習指導要領 株式会社東洋館出版社 2018 9784491034607 217 事前事後学習に使用すること。
2 文部科学省 小学校学習指導要領解説 算数編 日本文教出版株式会社 2018 4536590102 244 授業で使用するので持参すること。
3 鈴木 将史 小学校算数科指導法 建帛社 2008 9784767921129 2300 授業で使用するので持参すること。
参考書/Reference books
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1 授業内で紹介する。