講義内容詳細:国際金融論

戻る
年度/Academic Year 2020
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際金融論
英文科目名/Course Title (English) International Finance and Trade
学期/Semester 後期後半 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 岩田 伸人
英文氏名/Instructor (English) IWATA, Nobuto

講義概要/Course description
●本講義では、国際貿易に関わる国際金融取引や為替レートの仕組みや変動の要因について、できるだけ現実の動きに沿って説明します。毎回、幾つかの主要テーマを明記して講義を進めます。

達成目標/Course objectives
本講義の目標は、履修者が「国際貿易」と「国際金融」の二つの相互関係を理解し、それらの将来の動向を考える材料を取得することです。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
前提科目は特にありませんが「ミクロ経済学」や「国際ビジネス」のごく初歩的な考え方を前提として講義を進めますので、履修者はこれらに興味があることが前提です。
経営学部の科目「国際貿易論II」との同時履修はできませんので、注意してください。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション:
為替レートの歴史(固定相場制と変動相場制)
IMF/GATT 体制の発足。
事前学習/Preparation 特になし。
事後学習/Reviewing 国々は、戦後になっても固定相場制を理想としたのはなぜか、考えておく。
2
授業計画/Class 外国為替市場の仕組み
事前学習/Preparation 外国為替市場の仕組みを知らべておく。
事後学習/Reviewing 外国為替市場の仕組みを復習しておく。
3
授業計画/Class 外国為替市場・政策金利・企業の輸出入・株価・為替レート
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 外為市場と企業の輸出入の関係を理解しておく。
4
授業計画/Class 金利と為替レート
(資本主義市場経済では、"金利"の役割が重要です)
事前学習/Preparation 金利について調べておく。
事後学習/Reviewing 金利と為替レートの関係について理解しておく。
5
授業計画/Class 貿易取引と為替レート
事前学習/Preparation 日本の貿易収支について調べておく.
事後学習/Reviewing 為替レートと貿易取引の関係を復習しておく
6
授業計画/Class 金利差とレート差
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 二国間の金利差とレート差を理解しておく。
7
授業計画/Class 購買力平価

事前学習/Preparation 購買力平価=PPP について調べておく。
事後学習/Reviewing 購買力平価の原理原則を理解する。
8
授業計画/Class 為替リスク
事前学習/Preparation リスクについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 為替リスクがなぜ発生するか理解する。
9
授業計画/Class リスクヘッジと実効為替レート
事前学習/Preparation リスクヘッジについて、調べておく。
事後学習/Reviewing リスクヘッジと実効為替レートの関係を復習しておく。
10
授業計画/Class 貿易、為替、金利などのデータ
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 金利と為替レート
および貿易の関係を理解すること。
11
授業計画/Class これまでの補足と総括
事前学習/Preparation これまでの復習を行なっておく。
事後学習/Reviewing 要点をまとめておく。
12
授業計画/Class 世界経済の現状、購買力平価(補足)
事前学習/Preparation 世界経済の現状を調べておく。
事後学習/Reviewing 変動相場制と外国為替市場の関係を復習しておく。
13
授業計画/Class 復習と補足)貿易取引と為替レート、投機、オプション
事前学習/Preparation 貿易取引と為替レート、投機、オプション について再度調べておく。
事後学習/Reviewing 貿易取引と為替レート、投機、オプション ついて復習しておく。
14
授業計画/Class 本講義のまとめ(国際貿易と為替レート)
事前学習/Preparation 国際金融市場と国際貿易の関係を調べておく。
事後学習/Reviewing 国際金融市場と国際貿易の関係を復習しておく。
15
授業計画/Class 国際貿易に関わる現実のケースを捉えて、本講義で取得した知識を使って説明します。
事前学習/Preparation 最近の国際貿易とレートに関わる問題を調べておく。
事後学習/Reviewing 本講義の内容を振り返る。
授業方法/Method of instruction
講義は、パワーポイントの資料を使って、オンデマンド方式で行います。講義内容への質問などは適時、コースパワー経由で行なってください。
講義の最初か最後に、レポートの課題を発表します。提出は、コースパワーで行なってください。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100% ●コースパワー経由で提出された課題レポートの内容で成績評価します。レポートの総回数は10回程度を予定。
●成績評価の最低条件(=成績"C")は、指示された課題レポートの提出総回数のおよそ70%です。例えば、課題レポートの回数が総計10回の場合、総数6回だけの提出では、成績は"不可"となります。逆に、成績"AA"の評価に必要な最低条件は、指定された課題レポートが全て提出された場合です。なお、全てレポートを提出しても、その内容が不充分であったり適切でないレポートはAAの評価になりませんので注意してください。
●提出の締め切りは、次回講義の前日の17:00迄を原則とします。
●なお、こちらで講義上のトラブルなどが発生した場合は、その内容に応じて締め切り日時を延長します。
教科書/Textbooks
 タイトル
Title
出版社
Publisher
価格
Price
コメント
Comments
1 外国為替の知識 日本経済新聞社 900 国際貿易と為替レートの関係を学ぶ上での入門書として役立つ。
参考書/Reference books
 タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 通商白書 経済産業省 2019
キーワード/Keywords
為替レート         投機     外国為替市場