講義内容詳細:いのちとケアの人間学

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) いのちとケアの人間学
英文科目名/Course Title (English) A Study of Life and Human Care
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 河見 誠
英文氏名/Instructor (English) KAWAMI Makoto

講義概要/Course description
日本における重要な社会課題を題材にして、いのちを生かすとはどういうことか、いのちを支えるケアとはどういうものかについて、ケアが展開される典型的な場である家族の在り方とともに検討していく。
達成目標/Course objectives
1)現代日本社会において、家族関係がどのような特徴を持っており、いのちとケアという観点においてどのような課題を抱えているかを把握できるようになること。
2)自己決定の尊重を旨としている現代において、家族をはじめとする他者が個人の生き方にどのように関わるものとされているかを理解し、各人のいのちを支え合うケアの関係の在り方を見出すこと。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class はじめに:人間関係の原理と家族
2
授業計画/Class <臓器移植から考える> 脳死・臓器移植と自己決定
3
授業計画/Class   脳死・臓器移植と家族
4
授業計画/Class   臓器は誰のものか
5
授業計画/Class   個人の自由と家族の役割
6
授業計画/Class <家族の法と倫理> 現代日本社会における家族問題の諸相
7
授業計画/Class   家族法における家族関係、夫婦関係の原則
8
授業計画/Class   夫婦別氏論議から考える家族
9
授業計画/Class <安楽死から考える> 生命の尊重と安楽死と家族
10
授業計画/Class   なぜ人を殺してはいけないのか:具体例から考える
11
授業計画/Class   あなたならどうする?医療と家族とケア
12
授業計画/Class   東海大学安楽死事件から考える家族
13
授業計画/Class   三つのモデルから考える家族
14
授業計画/Class   家族関係における自由・平等・福祉
15
授業計画/Class まとめ:生き方を支え合う家族関係のために必要なこと
授業方法/Method of instruction
 学生と共に考えていく講義。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 80%
2 平常点 In-class Points 20% 小レポート及び授業参加度合い
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 河見誠著 現代社会と法原理(新版) 成文堂 2019.9 9784792306533 3400円+税
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1  適宜指示する。
メッセージ/Message
(事前学習)各テーマを扱う前に、皆さんに「あなたならどう考えるか」を問う質問を提示する。次の授業までに考えてくること。小レポートとして提出してもらうことも数回ある。
(事後学習)授業後は、自分の考えが授業を通してどのように変化したかをまとめること。