講義内容詳細:児童福祉特講

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 児童福祉特講
英文科目名/Course Title (English) Advanced Studies in Child Welfare
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 横堀 昌子
英文氏名/Instructor (English) YOKOBORI Masako

講義概要/Course description
社会に生きる親子と家族~家族を支える支援関係とケアの方法論
達成目標/Course objectives
子ども家庭福祉、社会的養護、ソーシャルワークの専門性の観点から、国内外の資料や実践事例を通し、親子分離や多様な喪失・困難を体験している子どもの権利保障・自立支援のあり方を理解する。具体的には、医療や福祉等「ケア」の現場、中でも児童養護施設等の施設養護のもとにいる子どものケアをめぐる課題、里親・養子縁組を含む非血縁の「家庭」への支援の課題、親子分離して医療を受ける子ども等にかかわる多様な専門職に求められる支援のあり方を問い、考える力を獲得する。人を活かしいのちを支えるとはどういうことかをめぐって、社会的・理論的背景を知り、実践化の可能性のある方法論を理解する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 授業オリエンテーション 
2
授業計画/Class 子どもと家族を取り巻く社会と諸課題 
3
授業計画/Class 子どもの家庭福祉ニーズの諸相~子どもと家族の周辺 
4
授業計画/Class 子育て支援と社会的な課題~保育現場での事例から
5
授業計画/Class 今、ここにいるということ~存在の認知と安心・安定の保障 
6
授業計画/Class 子ども・家族支援に活かす原理と方法論(1)支援構造とその原理 
7
授業計画/Class 子ども・家族支援に活かす原理と方法論(2)傾聴の実践化 
8
授業計画/Class 子ども・家族支援に活かす原理と方法論(3)コミュニケーションの広がり 
9
授業計画/Class さまざまな家族への支援事例の研究 
10
授業計画/Class さまざまな家族への支援事例の考察 
11
授業計画/Class 自分と家族のストレングス~演習とディスカッション
12
授業計画/Class いくつかの事例検討およびグループによる発表
13
授業計画/Class 改めて「家族とは何か」を考える~課題作品の発表とシェアリング
14
授業計画/Class 喪失と獲得~移行期、「ターミネーション」を支えるために
15
授業計画/Class まとめとシェアリング 
授業方法/Method of instruction
授業のテーマに沿って受講生が関心を寄せるトピックスを確認し、可能なものは授業内容に反映し、ともに検討していく。レクチャーのみならず、受講生による発表やディスカッション、演習、ワークショップの要素を盛りこんで進める。専攻科生ならではの積極的な授業参加と担当者へのフィードバック、提出課題の充実を期待する。  
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 20% 授業参加態度
2 その他 Others 30% 提出物
3 レポート Report 50% まとめのレポート
教科書/Textbooks
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1 授業内課題としてレポートを執筆する際に使用文献を受講生とともに選定し、指定する。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 参考文献・参考資料とも、随時、授業にて紹介していく。
メッセージ/Message
【準備学習(予習・復習等)】
提示された資料や文献等を読み、自分の意見をもって参加する。発表がある場合はプレゼンテーションの準備をする。参考文献は自分でも読む努力をする。提出課題(授業の感想レポートや個別ワークその他)には、自分なりにポイントや工夫を入れこんで取り組むこと。