講義内容詳細:フレッシャーズ・セミナー

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) フレッシャーズ・セミナー
英文科目名/Course Title (English) Seminars for Freshmen
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 大石 泰彦
英文氏名/Instructor (English) OISHI Yasuhiko

講義概要/Course description
1.映像作品の視聴 2.レクチャー 3.ディスカッション、を1セット(計270分)として(最後のテーマのみ1セット180分)ジャーナリズム(報道)の在り方について考えていくゼミ形式の授業である。ジャーナリズムにかかわる5つの映像作品(映画、ドキュメンタリー)を使用する。将来、新聞・放送などのマスメディアに就職し、記者などとして報道に携わることを志望する(視野に入れている)学生にとっては選択肢に入る授業であろう。ただし、「お客様」のようにただ座って人の話を聞いているだけではこの授業は無益だし、また綺麗ごとではない「社会の現実」を直視する勇気を持たない学生にとってはこの授業は苦痛であろう。
達成目標/Course objectives
1.マス・メディア、ジャーナリズム、取材・報道の自由についての基本的知識を得ること。
2.記者職に必要な心構えや能力について知ること。
3.ディスカッションの技術を身につけること。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
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履修を希望する学生は、CoursePowerで本授業に仮登録をしたうえで、
必ず課題提出期限内に、以下の課題を提出すること。
また、後期青山スタンダード履修案内を事前に確認すること
 
選考課題:「この授業の履修を希望する理由」(800字から1000字程度)
提出期限:9月17日(金)9:00 ~ 17:00
選考結果:9月21日(火)9時までに学生ポータルにて通知
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授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス(オンデマンド型授業)
事前学習/Preparation 新聞を継続的に読み始める。
事後学習/Reviewing 「ジャーナリズム」「マスメディア」「マスコミュニケーション」の意味の違いについて調べる。
2
授業計画/Class テーマ1:表現の自由のない国で(映像)
事前学習/Preparation アウンサンスーチーについて調べておく。
事後学習/Reviewing 映像に対する感想・意見・質問を提出する。
3
授業計画/Class テーマ1:表現の自由のない国で(レクチャー・質疑応答)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を見て、考える。
事後学習/Reviewing レクチャーに対する感想・意見・質問を提出する。
4
授業計画/Class テーマ1:表現の自由のない国で(ディスカッション)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を参考に、ディスカッションの際に柱になるであろう論点を抽出し、それらについて考えておく。
事後学習/Reviewing 良いディスカッションだったかどうか振り返り、次のディスカッションに備える。
5
授業計画/Class テーマ2:権力取材という困難(映像)
事前学習/Preparation 「記者クラブ」とは何かについて調べておく。
事後学習/Reviewing 映像に対する感想・意見・質問を提出する。
6
授業計画/Class テーマ2:権力取材という困難(レクチャー・質疑応答)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を見て、考える。
事後学習/Reviewing レクチャーに対する感想・意見・質問を提出する。
7
授業計画/Class テーマ2:権力取材という困難(ディスカッション)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を参考に、ディスカッションの際に柱になるであろう論点を抽出し、それらについて考えておく。
事後学習/Reviewing 良いディスカッションだったかどうか振り返り、次のディスカッションに備える。
8
授業計画/Class テーマ3:事件報道の迷宮(映像)
事前学習/Preparation 松本サリン事件について調べておく。
事後学習/Reviewing 映像に対する感想・意見・質問を提出する。
9
授業計画/Class テーマ3:事件報道の迷宮(レクチャー・質疑応答)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を見て、考える。
事後学習/Reviewing レクチャーに対する感想・意見・質問を提出する。
10
授業計画/Class テーマ3:事件報道の迷宮(ディスカッション)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を参考に、ディスカッションの際に柱になるであろう論点を抽出し、それらについて考えておく。
事後学習/Reviewing 良いディスカッションだったかどうか振り返り、次のディスカッションに備える。
11
授業計画/Class テーマ4:戦争を伝えることは可能か(映像)
事前学習/Preparation ベトナム戦争について調べておく。
事後学習/Reviewing 映像に対する感想・意見・質問を提出する。
12
授業計画/Class テーマ4:戦争を伝えることは可能か(レクチャー・質疑応答)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を見て、考える。
事後学習/Reviewing レクチャーに対する感想・意見・質問を提出する。
13
授業計画/Class テーマ4:戦争を伝えることは可能か(ディスカッション)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を参考に、ディスカッションの柱になるであろう論点を抽出し、それらについて考えておく。
事後学習/Reviewing 良いディスカッションだったかどうか振り返り、次のディスカッションに備える。
14
授業計画/Class テーマ5:探査報道という活路(映像)
事前学習/Preparation ニュースタパ(韓)、ワセダクロニクル(tansa)(日)について調べておく。
事後学習/Reviewing 映像に対する感想・意見・質問を提出する。
15
授業計画/Class テーマ5:探査報道という活路(ディスカッション)
事前学習/Preparation 感想・意見・質問のまとめ(コースパワーで配信する)を参考に、ディスカッションの際に柱になるであろう論点を抽出し、それらについて考えておく。
事後学習/Reviewing 「まとめレポート」を作成・提出する。
授業方法/Method of instruction
・初回を除き、対面授業(通常型)で実施する。
・テーマごとの進行の詳細は、次のとおりである。
第1回:簡単なイントロダクションのあと、映像を視聴。授業終了後、映像への感想・意見・質問などを授業の3日後までにコースパワーで提出(600字から800字程度)。
第2回:映像が長いものである場合には、先回の続きを視聴。その後、担当者がレクチャーを行う(レジュメ・資料を事前にコースパワーで配布)。その後、質疑応答を行う場合もある。授業終了後、レクチャーに対する感想・意見・質問などを上記と同様の方式・分量で提出。
第3回:担当者が司会してディスカッション。
・最後のまとめレポートの分量の目安は通常のレポートの倍。提出期限等については別途指示する。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 25% ふだんの積極性を評価する。
2 レポート Report 75% 各回の「感想・意見・質問」は各7点満点(×9回)。まとめレポートのみ12点満点。
メッセージ/Message
映像を見ないでディスカッションに参加することはできない。
したがって、毎回しっかり出席することが必要になる。
その他/Others
・ゼミ(セミナー)を有意義なものにするのは、何よりも(私を含む)参加者の「一生懸命さ」と「積極性」が必要である。その認識を共有できる学生に参加してほしい。
・各テーマのレジュメ・資料は「感想・意見・質問のまとめ」と同じく、コースパワーで配信する。
キーワード/Keywords
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