講義内容詳細:フレッシャーズ・セミナー

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) フレッシャーズ・セミナー
英文科目名/Course Title (English) Seminars for Freshmen
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 山下 典孝
英文氏名/Instructor (English) YAMASHITA Noritaka

講義概要/Course description
 この演習では、損害保険会社、生命保険会社、共済事業者、少額短期保険事業者が引受・販売を行っている民間事業者が取り扱い保険という制度を中心として、それに関連したAIや自動運転、CASE革命、MaaS、スマートシティ、スーパーシティー、コンパクトシティ、SDGs、ビジネスと人権等について、各項目に関して受講生がグループとなってもらい、グループ毎に協力し合いながら調べてもらったことを報告頂いたり、その内容に関する知識を確認するための課題レポートの提出を実施する。
 また各グループ毎の対抗の簡単なディベートの練習も行いたいと考えている。
 履修生が15名以上の場合には、(公益財団法人)生命保険文化センター又は一般社団法人損害保険協会から講師派遣をお願いして、皆さんの生活に関係のある保険の話を講演頂くことも考えている。
 担当教員は法学部所属の教員であるため、レポート、レジュメの書き方、答案の書き方等の方法論は、あくまでも法学の分野での話しや教材を用いて実施することになるので、このこともご了承頂きたい。
 レポート、レジュメの書き方、PowerPointを利用した報告方法については、ワード、PowerPointのソフトを利用することや、関連する資料やサイトのリンク等をコース・パワーにアップしておく等するので、PC又はiPad等の大きめの画面のタブレット機器をご用意頂く必要がある点もご了承下さい。
達成目標/Course objectives
 文献調査、レポート、レジュメ、報告書の作成の基礎的能力を身に付けることを目標とする。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
1年生初めの科目ですので特に履修条件はありません。講義概要や授業計画をよく見た上で、テーマの内容に興味を持って勉強する意思がある方だけ、受講をお考え下さい。それ以外の方は、本演習の受講はお控えください。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(進め方、課題などを検討する。)【オンライン授業(オンデマンド型)での実施】
事前学習/Preparation なし
事後学習/Reviewing 資料を読んだ上で、次回の課題の内容を把握して準備に取りかかって下さい。
2
授業計画/Class 関連する資料等の検索等を学ぶ。図書館ガイダンス等を予定。
事前学習/Preparation 事前の予習は今回はありません。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
3
授業計画/Class レジュメの書き方、レポートの書き方、パワーポイント等を利用したセミナー、ゼミ等での報告方法を学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
4
授業計画/Class ディベートの基礎を学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
5
授業計画/Class 損害保険が実社会においてどのような役割を担い、必要とされているかの概要を学ぶ。
事前学習/Preparation レジュメに記載されている課題について各自まとめてくること。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
6
授業計画/Class 生命保険、傷害疾病保険が実社会においてどのような役割を担い、必要とされているかの概要を学ぶ。
事前学習/Preparation ディベートに関するビデオを見る予定ですので、今回の事前準備は必要はありません。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
7
授業計画/Class AIやビッグデーターの利用が保険制度に今後どのような影響や課題を持つことになるかを学ぶ(MaaS、CASE革命、スマートシティ・コンパクトシティ・スーパーシティ、健康増進型保険等)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
8
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(1)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
9
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(2)
事前学習/Preparation 受講生各自が、CASE革命、MaaS等に関連した内容について各自が調べた内容をPowerPoint等を使い報告するための準備を行い、当日、その内容を報告する。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
10
授業計画/Class グループ(班)対抗のデイベート実践(3)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
11
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(1)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
12
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(2)
事前学習/Preparation コース・パワーに事前にアップされている資料を読んでおくなり確認しておくこと
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
13
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(3)
事前学習/Preparation 受講生各自が、CASE革命、MaaS等に関連した内容について各自が調べた内容をPowerPoint等を使い報告するための準備を行い、当日、その内容を報告する。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
14
授業計画/Class 各グループにおける報告と質疑応答(4)
事前学習/Preparation 受講生各自が、CASE革命、MaaS等に関連した内容について各自が調べた内容をPowerPoint等を使い報告するための準備を行い、当日、その内容を報告する。
事後学習/Reviewing 授業中に質疑応答された内容について各自まとめること、必要があれば参考文献にあたり知識の確認を行う。
15
授業計画/Class まとめ

事前学習/Preparation 最終レポートの提出をすること。
事後学習/Reviewing 提出された課題レポートに関してコメントされた事項について確認する。
授業方法/Method of instruction
 本演習は対面授業(通常型)で実施します。
 演習方式で実施します。第1回から第7回までは担当教員の方で、授業内容について講義形式等で説明を行うが、その後はグループ毎に報告等を行い、その内容について質疑応答を行うこととします。もっとも、受講生の人数ではグループ分けすることになるので、グループが多くなる場合には、第5回までに内容をコンパクトにして担当教員の講義形式で行い、第6回以降は、グループ対抗のディベートの実践、グループ毎の報告とそれに対する質疑応答の内容に変更する場合があるので、予めご了承頂きたいです。
 授業中の質問等や受講生間の意見交換に関してもコース・パワーの質問・掲示板の機能を通じて行うこともあります。
 
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 70% 授業中における実習内容、質疑応答の内容、グループにおける報告の内容は質疑応答等

2 レポート Report 30% 担当教員が指定した課題に関してのレポート提出を義務付ける。なお、レポート課題については、「授業要覧(履修ガイド)」で説明されている以下の点について注意する必要がある。すなわち、「論文やレポートはオリジナルなものであることが不可欠です。もし他人の発言や文章に 拠った場合は、必ずその旨を記してください。そうでない場合は、剽窃(他人の文章などを 盗むこと)と判断され、不正行為となりますので、ご注意ください。」である。レポートの内容が剽窃、盗用と評価された場合は、不正行為となり、当該学期のすべて科目の単位認定が無効となり、かつ学内の規程に基づき停学等の懲戒処分の対象となる。きちんと出典を脚注に明記するとか、参考文献も末尾に明記する等、不正行為と評価されないよう注意する必要がある。期末試験の場合は試験時間内(60分等)で答案用紙に解答することが求められる。他方、レポート提出の場合は、参考文献等を見ながら、参考にしながら必要な内容を書いていく違いがある。先行研究を前提に自分の考えをまとめるにせよ、参考となったあるいは自分が考える基礎となる先行研究があれば、必ずそれを明記しなければならない。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 井下千以子 思考を鍛えるレポート・論文作成法 初歩から応用まで本物の「書く力」「考える力」を身につける! 第3版 慶應義塾大学出版会 2019年 9784766425772 1200円+税
2 河野哲也 レポート・論文の書き方入門第4版 慶應義塾大学出版会 2018年 9784766425277 1000円+税
3 中西孝樹 CASE革命 2030年の自動車産業 日本経済新聞出版社 2018年 9784532322519
4 森口将之 MaaS入門 まちづくりのためのスマートモビリティ戦略 学芸出版社 2019年 9784761527112
5 日高洋祐=牧村和彦=井上岳一=井上佳三 MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ 日経BP社 2018年 9784296100071
6 鎌田実監修 CASE時代  新たなモビリティの道を探る Connected Autonomous Shared & Services Electric  時評社 2018年 9784883392537
授業関連情報/Class-related information
 件名/Title内容/Contents備考/Memo
2 日本損害保険協会 https://soudanguide.sonpo.or.jp/
3 生命保険協会 https://www.seiho.or.jp/edu/
4 日本共済協会 https://www.jcia.or.jp/
5 日本少額短期保険協会 http://www.shougakutanki.jp/general/consumer/insurance.html
6 生命保険文化センター https://www.jili.or.jp/knows_learns/
7 損害保険事業総合研究所 http://www.sonposoken.or.jp/research
8 金融庁 https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/advice02.html
9 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_tk_000117.html
10 総務省 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000045.html
13 高松市 http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/shinotorikumi/machidukuri/sogotoshikoutu/kyouka_suisin/index.html
17 国土交通省・交通政策審議会・地域公共交通部会 http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s303_koukyoukoutu01.html
メッセージ/Message
 最初から完璧な人などいません。間違いながら、試行錯誤しながら、資料等の調査や報告書、レポートの作成等の基礎知識を身につけて頂ければと思っています。このセミナーでは、間違うことを恥じる必要はありません。積極的かつ建設的な発言を期待しています。
 図書館を介したデータベース、Web等で入手できる省庁、企業での資料等を読み直して理解を深めることも必要な場合がある。このような地道が努力が必要となる。努力することが格好悪い、汗を流すのは格好悪いと思われる方は、このセミナーには全く向かないので、他の科目を受講することが望ましい。 
その他/Others
 参考書としてCASE革命やMaaSに関連する書籍を多数挙げているが、これは将来、興味があった際に見て頂ければという意味であげている程度の話しであり購入することを求めているものではない。図書館で蔵書がある範囲で調べてもらえればよいことになる。
   なお授業に出席することは前提条件なので、出席点はない。しかし、欠席した場合には減点対象となる。
 コース・パワーにアップしているレジュメ、資料等をダウンロードしてご自身の勉強のために利用することは当然に認められる。しかし、レジュメ、資料等をWeb上のアップした上で、多くの人が見たり、聞いたりできる状況にすることは、禁止されている。著作権法に違反し、10年以下の懲役又は(及び)1千万円以下の罰金が科される犯罪行為となる。
キーワード/Keywords
損害保険     生命保険     傷害疾病保険     共済     少額短期保険事業者     CASE革命     MaaS     コンパクトシティ     自動運転     高齢化社会と人手不足     プラットフォーマ     ビッグデータ     個人情報保護     地域公共交通活性化再生法