講義内容詳細:ウェルカム・レクチャー

戻る
年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) ウェルカム・レクチャー
英文科目名/Course Title (English) Lectures for Freshmen
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 矢野 公一/原 晋/阪本 浩/重里 有三/清成 透子/稲積 宏誠/大宮 謙/内山 義英
英文氏名/Instructor (English) YANO Kouichi/HARA Susumu/SAKAMOTO Hiroshi/SHIGESATO Yuuzou/KIYONARI Toko/INAZUMI Hiroshige/OOMIYA Ken/UCHIYAMA Yoshihide

講義概要/Course description
[火曜1限]本講義は人文科学、社会科学、自然科学を横断した総合的なものであり、各教員がそれぞれの専門を生かして、学問を学ぶ意味について、具体例を盛り込み、わかりやすく説明する。講義の対象は次の6つである。なお、進み具合等により、講義の順序・内容が変わる場合がある。
 
歴史の見方(担当:阪本 第2回)
 「歴史の父」と呼ばれるヘロドトスとトゥキュディデスの作品を読みながら、歴史叙述(ヒストリア)の始まり、そ
 の特質を探り、歴史を学ぶ意義について考える。

情報スキルとは(担当:稲積 第3回)
 青山学院大学生に必要な情報スキルについて講義する。

キリスト教は何を信じているのか(担当:大宮 第4~5回)
 2000年の歴史を持つキリスト教は何を信じているのか。そもそも信じるとはどういうことか。キリスト教が
 大切にしている聖書、特に新約聖書はどのようにして成り立ったのか。キリスト教を大学の講義で学ぶことはど
 のような助けになるのか。これらについて講義する。

科学技術と人間(担当:重里 第6回~8回)
 元素の周期表に関して説明し、自然界や私たち人間の成り立ちを、それらを構成している様々な元素から理解す 
 る。さらに科学技術の発展と環境問題のかかわりに関して、「窒素の 循環と固定」をキーワードとして理解す
 る。

組織作りについて学ぶ (担当:原 第9回~10回)
 どのような業種にも組織作りに必要な通底する事項がある。組織作りの基本を実例を交えながら学習する。
 
経済学とは(担当:内山 第11回~12回) 
 好きか嫌いかに関係なく、我々は競争していかなければならない。そこで競争とは何なのか、そして競争にどの 
 ように向き合っていくべきなのかを一緒に考える。

ヒトの社会性を理解する(担当:清成 第13回~14回)
 われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか。ヒトの心のありようについて、 
 生物学的な観点からヒトを概観し、社会心理学の実験や調査方法に触れながら考えていきます。授業の中で、質
 問紙調査へ回答することを通して、心をどうやって測定するのかについても簡単に体験してもらう予定です。

数で遊ぶ(担当:矢野 第15回)
 学問は役に立つべきだという風潮があるが、学問の出発点は興味をもつことであり、その結果が有用性につなが
 るのではないか。連続講義の最後に数で遊んでみる。面白いと思うことが第一歩である。
 
達成目標/Course objectives
この講義は、大学で学問を学ぶ意義について理解を深めることを目的として開設している。とくに青山スタンダード科目の履修が単に教養を身につけるだけでなく、学生生活を送る際、および社会に出たときに必要なものであるということを伝えていきたいと考えている。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
1年生に限る。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オリエンテーション(講義の目的と内容、担当教員の紹介)
事前学習/Preparation 講義内容をよく読んで臨むこと
事後学習/Reviewing オリエンテーションの振り返りをしておくこと
2
授業計画/Class ヘロドトスとトゥキュディデスの史書を読むながら、歴史叙述(ヒストリア)の始まりとその特質を探り、歴史を学ぶ意義について考える。
事前学習/Preparation 高校世界史の教科書、参考書で、古代ギリシアに関する部分を読んでおく
事後学習/Reviewing いずれも文庫版があるので、ヘロドトスあるいはトゥキュディデスの『歴史』『戦史』を手に取って、一部でも読んでみる
3
授業計画/Class 青山学院大学生に必要な情報スキルについて考える
事前学習/Preparation 大学生にとって必要な情報スキルとは何かを考えておく。
事後学習/Reviewing 講義で学んだ情報スキルを確認し、情報スキルⅠの自学自習に積極的に取り組むこと。
4
授業計画/Class キリスト教は何を信じているのか(担当:大宮 第4~5回)
事前学習/Preparation 自分が信じているコト、モノを具体的に書き出してみる。そして、何故それを信じているのかを考えてくる。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、信じることの良い点と難しい点について自分の考えをまとめておく。
5
授業計画/Class キリスト教が大切にしている聖書、特に新約聖書はどのようにして成り立ったのか。キリスト教を大学の講義で学ぶことはどのような助けになるのか。これらを考える。
事前学習/Preparation 聖書協会共同訳聖書の序文と巻末の「聖書について」を読んでおく。
事後学習/Reviewing 授業を振り返り、聖書が歴史的な書物であり、かつ宗教的な書物であることの意味を確認する。
6
授業計画/Class 科学技術と人間(その1)(重里); 元素の誕生と生命とのかかわり; WebExによるリアルタイムでのオンライン授業
事前学習/Preparation 元素の性質と周期表に関して、高校の化学基礎の教科書を復習する。
事後学習/Reviewing 元素の誕生と性質の周期性、生物との関連に関してまとめる
7
授業計画/Class 科学技術と人間(その2)(重里); 窒素の固定と循環; WebExによるリアルタイムでのオンライン授業
事前学習/Preparation 窒素元素に注目し、生物の成り立ちと環境問題に関して調べる。窒素の循環に関するプリントを読む。
事後学習/Reviewing 窒素の循環と人口増加に関して考察を深めてまとめる。
8
授業計画/Class 科学技術と人間(その3)(重里); 科学技術の光と影;WebExによるリアルタイムでのオンライン授業
事前学習/Preparation 科学技術に関する良い側面と悪い側面に関して実例を考える。
事後学習/Reviewing 科学技術と社会との関連に関して、授業で議論した実例に関して考察を深める。
9
授業計画/Class スポーツ発展のメカニズムを学ぶ

事前学習/Preparation 様々なスポーツ団体に興味を持つ
事後学習/Reviewing 講義を振り返り日常生活に少しでも取り入れる
10
授業計画/Class 事例紹介 青学大駅伝部17年間の軌跡
事前学習/Preparation 青学大駅伝部情報を調査する
事後学習/Reviewing 講義を振り返り日常生活に少しでも取り入れる
11
授業計画/Class 「世の中が良くなるために競争は必要だ、でも競争ばかりの人生は嫌だ。」という矛盾にどう答えるか
事前学習/Preparation 競争に対して自分が抱いているイメージをまとめておく
事後学習/Reviewing 授業内で紹介される本を読み、自分の考えをまとめ、整理する
12
授業計画/Class 競争に対してどう向き合っていくべきか、一緒に考える
事前学習/Preparation 前回の授業内容を復習し、紹介された本を読み、自分の考えをまとめ、整理する
事後学習/Reviewing 逃れられない競争に対して、自分はこれからどのように向き合っていくべきか、考えをまとめる
13
授業計画/Class ヒトの心を科学的に理解する(1)
事前学習/Preparation 人間を理解するためには、どの学問領域を学ぶべきなのか考える
事後学習/Reviewing 講義を振り返り、ヒトと他の動物種との違いや共通点について調べる
14
授業計画/Class ヒトの心を科学的に理解する(2)
事前学習/Preparation ヒトが他の動物種と最も異なる点は何かについて考える
事後学習/Reviewing 講義を振り返り、ヒト社会のこれからについて考える
15
授業計画/Class 数で遊ぶ
事前学習/Preparation 数と数字の違いについて考えておく
事後学習/Reviewing 講義で作ったものとは異なるサイズの魔方陣を作ってみる
授業方法/Method of instruction
※本講義は、オンライン授業で実施します。但し定期試験中に対面での試験を実施します。

成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 100% 定期試験中に対面での試験を実施。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 特になし
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 各担当教員が講義の中で紹介する
メッセージ/Message
大学に入って、受験勉強的なものと違った視点で学びたい学生を歓迎します。
試験のポイント等は各教員がそれぞれ担当する講義の中でふれる予定です。
定期試験期間に対面での試験があります。受験できることを前提として履修してください。