講義内容詳細:出版ジャーナリズムⅠ/出版ジャーナリズム

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 出版ジャーナリズムⅠ/出版ジャーナリズム
英文科目名/Course Title (English) Journalism of Publication Ⅰ/Journalism of Publication
学期/Semester 前期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 城村 典子
英文氏名/Instructor (English) JOMURA Fumiko

講義概要/Course description
本づくりを通して、アイデアを具体的な形あるものに仕上げていく能力を養う。実践から学ぶ

 
達成目標/Course objectives
グループで書籍を制作する。

プロの編集者の立場に立って、一冊の書籍の刊行に挑戦してもらう。テーマを決め、3人〜6人ほどでチームを作り、本刊行を目指す。読者のニーズを考え、独自の切り口の本を数アイテムつくる。

 まず、コンセプト(本のもたらす効能)、コンセプト、ターゲットを明確にする。それに従って企画を立てる。取材を行う、あるいは情報収集をする。集まった情報・素材から、構成案を組み立て、再度企画を練る。

本を広めるための作戦、読者層を考えて定価も含めて企画を決定する。

企画が決定したら、取材、執筆を分担し、章みだし、章の中の見出しの言葉を練る。最後にタイトルを決める。タイトルが決まったら、装丁を考える。

本ができたら、どういう人に渡すのか、販売するのか、そのターゲットに向けた、キャッチコピー、SNSの活用、チラシなど、広める手段を考える



履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
文章をワードなどのワープロソフトで打てることが履修条件である。また、これは必須条件ではないが、パソコンを使える人は、フォトショップ、イラストレーターやインデザインなどの写真加工ソフトやDTPソフトに関心があれば、なお良い。

授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 授業の目的、前期の授業計画を説明、最終的にどんな形にするのか、さらに成績評価方法も説明する
オンライン授業(オンデマンド型)での実施
事前学習/Preparation 講義を受けることで、何を学ぼうと考えるか。自分自身の目標を考える。
事後学習/Reviewing 事前に考えた自分の目標を、具現化する方法を考える。
2
授業計画/Class 本の企画の考え方を講義
事前学習/Preparation 自分の制作してみたいと考える本をイメージする
事後学習/Reviewing 制作してみたいと考えた本の企画書(人に伝える)イメージをつくる
3
授業計画/Class 書籍づくりの流れを講義
事前学習/Preparation 自分の制作してみたい本に類似する本を観察し、制作過程をイメージする。
事後学習/Reviewing 自分の制作してみたい本の制作工程を理解する
4
授業計画/Class 出版企画のオリジナリティとは何かを考える
事前学習/Preparation 制作してみたい本の企画書を考える
事後学習/Reviewing 制作してみたい本の企画書にオリジナリティを入れて考える。
5
授業計画/Class 「この指とまれ!」方式で本の企画提案(第1回目のプレゼンテーション)

 を全員が行い希望者を募る
事前学習/Preparation 企画のプレゼンテーションの練習をする
事後学習/Reviewing 2回目のプレゼンの練習、他者のプレゼンを聞いて自分が参加したい企画をイメージ
6
授業計画/Class 3人以上選ばれた本についてだけ、2回目のプレゼンテーションを行い、さらに希望者を募る。3人以上のメンバーが集まれば、編集部を作ることができる
事前学習/Preparation プレゼンの練習
事後学習/Reviewing 自分のつくりたい、参加したい本の企画のイメージをつくる
7
授業計画/Class グループ分けの完了、5〜8人で1つの編集部をつくる。第1回目の編集会議を行う。グループメンバーの自己紹介のあと、編集長、副編集長、アートディレクターを決める
事前学習/Preparation 自分のつくりたい、参加したい書籍企画のイメージをつくる、
事後学習/Reviewing 自分チームの企画いついて考える
8
授業計画/Class 編集会議。コンセプト、ターゲットを中心に企画について話し合う
事前学習/Preparation 自分のチームの企画についてのアイデアを考える
事後学習/Reviewing 他者の意見も再考し、アイデアを考える
9
授業計画/Class 編集会議 企画の組み立て方について講義。スケジュール表をつくる。
事前学習/Preparation 他者の意見も再考し、チームの企画のアイデアを考える
事後学習/Reviewing チームの企画を、企画書にする。スケジュールを組む
10
授業計画/Class 編集会議。コンセプトに基づいて、具体的構成案をつくる。構成案にそっての素材集め、取材の方法などについて、講義。
事前学習/Preparation 書籍、本文の具体的内容をイメージする
事後学習/Reviewing 決まった構成案にしたがって、その内容を情報収集するための方法を考える
11
授業計画/Class 企画書、素材収集・取材方針書、スケジュール表をつくり、提出する。全部員にも配る。どんな書籍にするのかのイメージを共有する
事前学習/Preparation 企画書、素材収集・取材方針書、スケジュール表を作成
事後学習/Reviewing 他チームの企画書、素材収集・取材方針書、スケジュール表をみて、チーム内の書類を調整
12
授業計画/Class 編集会議 どんな書籍にするのか、チーム全員が共有する
事前学習/Preparation 調整案、改善案を持ち寄る
事後学習/Reviewing 自分の担当について、活動のイメージをつくる
13
授業計画/Class 編集会議。素材収集、取材日程をつくり、活動開始。同時にプレゼンテーションの準備をする
事前学習/Preparation プレゼンを前提とした編集会議。素材収集、取材日程をイメージをつくる
事後学習/Reviewing プレゼンを前提とした編集会議。素材収集、取材日程について、具体的なものにする
14
授業計画/Class 企画の発表(プレゼンテーション
事前学習/Preparation プレゼンテーションの準
事後学習/Reviewing 他チームの内容をみて、自分のチームの企画の再点検
15
授業計画/Class 作文提出、夏休み中の課題説明
事前学習/Preparation 課題の作文を用意
事後学習/Reviewing 課題について、イメージする
授業方法/Method of instruction
編集部成立後はつねにグループで作業を行う。チームワーク重視

初回のみオンライン授業(オンデマンド型)、2回目以降は対面授業(通常型)
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 授業への出席、積極的参加
2 レポート Report 40% 期限内提出
3 その他 Others 10% レポート、提出物の完成度
授業関連情報/Class-related information
 件名/Title内容/Contents備考/Memo
1
メッセージ/Message
メディア、マスコミ志望者歓迎。文章を書くことが好きな人、表現をしたい、デザインに興味のある人、パソコン、とくにDTPソフト(イラストレーター、インデザイン)に精通している人を歓迎する。チームワークが要求されるので、授業に連続して出られることが条件となる。人数制限を行うため履修登録については以下の要領で行う。

 
出版ジャーナリズム履修登録方法

この科目の履修希望者は、1回目の授業に出席し、下記の要領で課題レポートを、授業内で提出してください。履修希望者が60名を超える場合やこの課題レポートの内容の評価によって履修者を選抜し次回授業の前日までに学生ポータルにて結果を発表します。

○レポートの課題:あなたが「出版ジャーナリズム」を履修する動機、目的について

○文字数:1200字以内

最初の行に、学生番号、学部、学科、学年、指名を必ず明記すること。未記入者は無効となる。


その他/Others
情報を受ける側ではなく、発信する側に立つ

チームワーク重視、実務が課題になる教科のため、90%以上の出席を推奨する

キーワード/Keywords
出版という表現を通して世界を創る