講義内容詳細:放送ジャーナリズムⅡ/放送ジャーナリズム

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 放送ジャーナリズムⅡ/放送ジャーナリズム
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Broadcasting Ⅱ/Introduction to Broadcasting
学期/Semester 後期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 古澤 健
英文氏名/Instructor (English) FURUSAWA Takeshi

講義概要/Course description
この授業を担当する私はテレビ局のプロデューサーです。みなさんには、テレビの作り手になったつもりで授業に臨んでもらいます。つまり、記者やディレクターの立場から考えてもらう、という内容です。たとえば、去年のコロナ禍の初期、街では一時的にトイレットペーパーがなくなるという事態が起きました。空っぽになったドラッグストアの棚を撮影して放送すべきでしょうか。みなさんならどうしますか。視聴者の買いだめをあおる報道は控えるべきか。空っぽになった事実を伝えるべきか。去年の授業で取り上げたところ大論争になりました。こんなギロンが、私が考えるこの授業の理想です。
授業のすすめ方は、第1回はオンライン授業(オンデマンド型)で行い、その後(第2回以降)は対面授業とオンライン授業(リアルタイム型)を組み合わせて実施します。どの回はリアルタイム型で行うかは、授業内とCoursePower上でそのつど連絡します。
この授業は、自分の意見を発表したり、文章にまとめたりしてもらうことが中心です。90分間の授業ではクタクタになると思いますが、授業時間外にやってもらう課題は出しません。そのかわり、出席は厳格に取ります。
テレビやメディアの舞台裏に関心がある人、大歓迎です。テレビや新聞などジャーナリズムの世界への就職を考えている人、もっと歓迎です。みなさんといっしょにエキサイティングな授業にしたいと思っています。
達成目標/Course objectives
この授業を通じてテレビやメディアへの「批判的な目」を身につけてもらうのが目標です。そのためには舞台裏を知ることが重要です。ニュースや番組がどうやって作られているかがわかると見方が深くなります。SNSに虚実ないまぜの情報が飛び交う今だからこそ、情報に対する確かな目を養ってください。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
必須ではありませんが、放送ジャーナリズムⅠとあわせて履修することをオススメします。また、せっかくこの授業を取るのなら、この機会にテレビのニュースや新聞に触れる習慣を身につけてほしいと思います。これからの人生に役立つはずです。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class メディアの舞台裏へのイントロダクション
(オンデマンド型)
・マスコミは「偏向」しているマスゴミなのか?
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
2
授業計画/Class 最近の報道からメディアを検証する①
(対面授業またはリアルタイム型)
※取り上げる題材は未定です。
・2020年度はテラスハウス問題やブラックライブズマター報道を取り上げました。
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
3
授業計画/Class 最近の報道からメディアを検証する②
(対面授業またはリアルタイム型)
・前回①で考えた内容を発表してもらい、みなさんでギロンします。
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
4
授業計画/Class 東京オリンピック・パラリンピック報道を振り返る①
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
5
授業計画/Class 東京オリンピック・パラリンピック報道を振り返る②
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
6
授業計画/Class メデイアの企画術を学ぼう①
(対面授業またはリアルタイム型)
・あなたが新人ディレクターだったら何を企画するか
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
7
授業計画/Class メディアの企画術を学ぼう②
(対面授業またはリアルタイム型)
・企画のタネの見つけ方
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
8
授業計画/Class メディアの企画術を学ぼう③
(対面授業またはリアルタイム型)
・実際に企画書を書いてみよう
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
9
授業計画/Class メディアの企画術を学ぼう④
(対面授業またはリアルタイム型)
・前回の授業で書いてもらった企画書をもとに「企画会議」を開きます。
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
10
授業計画/Class メディアの取材はどこまで許されるか①
(対面授業またはリアルタイム型)
・東日本大震災直後の取材現場で何が起きたか
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
11
授業計画/Class メディアの取材はどこまで許されるか②
(対面授業またはリアルタイム型)
・取材する側と取材される側について考えます。
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
12
授業計画/Class 就活にも役立つアウトプットの技術①
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
13
授業計画/Class 就活にも役立つアウトプットの技術②
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
14
授業計画/Class 実践トレーニング・記事を書いてみよう①
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
15
授業計画/Class 実践トレーニング・記事を書いてみよう②
(対面授業またはリアルタイム型)
事前学習/Preparation 授業当日までのニュース(または新聞)を見てくる。
事後学習/Reviewing 授業を踏まえてニュース(または新聞)を見てみる。
授業方法/Method of instruction
第1回はオンライン授業(オンデマンド型)、その後(第2回以降)は、対面授業とオンライン授業(リアルタイム型)を組み合わせて実施します。どの回をリアルタイム型で実施するかは、そのつど授業内とCoursePower上で連絡します。
この授業では、みなさんに積極的に意見や考えを発表してもらうなど発言の機会が多くある回があり、感染対策上の理由からこのような形を選択しています。
授業では毎回、短いリポートやリアペを書いてCoursePowerに提出してもらいます。書いてもらった内容は、次の回の授業で取り上げ、みなさんとギロンを深めていきます。授業時間以外にやってもらう課題は出しません。そのかわり、出席は厳格に取ります。
また、時事問題を多く取り上げるため、授業の内容を変更したり順番を変えたりすることがあります。ご容赦ください。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 授業の中で自らの考えや意見をリアペに書いて提出。
※通年科目履修者の成績評価:前期平常点25%
2 レポート Report 50% 授業の中で授業内レポートを作成し提出する。
※通年科目履修者の成績評価:前期レポート25%
メッセージ/Message
テレビが好きな人、今のテレビに不満がある人、テレビなんていらないと思う人、テレビの世界で働いてみたい人、みんな大歓迎です。わざわざ土曜日に受けてもらう授業ですから、みなさんにタメになったと思ってもらえる授業をめざします。
その他/Others
授業では私がテレビの制作現場で経験してきたことを中心にお話しします。教科書・参考書は特にありません。
キーワード/Keywords
実務経験     テレビ     ジャーナリズム     メディア     放送     報道     ニュース     ドキュメンタリー     インターネット     スマホ     SNS     就活