講義内容詳細:CALL英語教育方法論Ⅱ/CALL英語教育方法論/CALL教育方法論

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) CALL英語教育方法論Ⅱ/CALL英語教育方法論/CALL教育方法論
英文科目名/Course Title (English) CALL & Web-based English Language Teaching Ⅱ/CALL & Web-based English Language Teachi/CALL & Web-based Language Teaching
学期/Semester 後期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 山内 豊
英文氏名/Instructor (English) YAMAUCHI Yutaka

講義概要/Course description
【講義題目】 「ネット,スマホ,タブレット,コンピュータを活用して楽しく効果的に英語力を高める方法を身につけよう」
 ネット,スマホ,タブレット,PCなどを使って,英語力をアップする方法を体験的に学んでいき,ICTを活用して実践的な英語力を高めていきます。会社志望の人はネットを通して世界に通じるビジネス英語力を,教員志望の人はICTを活用した効果的な指導法が身につくようにしていきます。タイトルは教育法になっていますが,会社志望の人にも役に立つ内容にしていく予定です。
 ネット上には,楽しみながら英語力をアップできる無料のサイトやアプリが数多くあります。好きな英語のヒットソングを聴きながらリスニング力や単語力を楽しく伸ばせるサイト,映画の名シーンを繰り返し視聴しながら,台詞の英語を並べ替えて作文力や構文力を高められるサイト,自分の書いた英文をネイティブ・スピーカーが無料で添削フィードバックしてくれるサイト,TOEICやTOEFLやIELTSなどの資格試験の練習問題や模擬試験などが無料で受けられるサイト,スタジオ・ジブリなどの日本アニメの情報が英語で書かれ好きな作品の概要やシナリオを英語で多読・速読できるサイトなどなどです。どのようなサイトやアプリを,どのように活用することで,どんな英語力を高められるのか,どのように英語の学習意欲を高め,学習を継続できるのかを,実践的に学んでいきます。 
 現代社会では,スマートフォン,タブレット,コンピュータ,インターネットなどのICT機器が使いこなせることが、ビジネス界でも教育現場でも重要になっています。この授業では、英語学習や英語教育におけるCALLの活用法の基礎から応用までを、スマホやタブレットやコンピュータやインターネットの初心者や苦手の人でも理解できるように,わかりやすく丁寧に進めていきます。コンピュータやネットを活用した英語学習法や英語教授法を体験的に学び、教員志望の方にいは,将来の教壇やビジネス舞台で実際に役立つ知識や技能を実践的に学びます。電子黒板を使った模擬授業や小学校英語教育でのタブレットの効果的な使い方なども学びます。さらに,ネットを活用してTOEICやTOEFLやIELTSなどの資格テストでも高得点が取れるような英語力の伸長を目指します。
 
 CALLとはComputer Assisted Language Learningの略で,コンピュータなどを活用した言語学習のことです。この授業では,スマートフォンやタブレットやコンピュータやインターネットなどのICT機器とは,そもそもどんなもので、何に活用できるのかという基礎の基礎から始める。続いて、これらをどのように活用することで,英語力を楽しく効果的に高められるのかについて,英語学習や英語教育に役立つウェブサイトや無料で使えるアプリやオンライン・ソフトなどを実際に操作しながら楽しみながら理解を深めていきます。
  受講者の英語コミュニケーション力を高めるため,授業外(空き時間や家庭など)に行う約15分間の課題学習が求められる。授業とこの課題学習の両方を進めることによって,自然な速度で話される英語の聞き取りや日本人が苦手とする/r/と/l/の発音の識別などネイティブ・レベルの英語運用力が身につけられるようにします。

達成目標/Course objectives
  この授業を通して、以下のようなことができる基礎を身につけることが期待される:(1)スマートフォンやタブレットやコンピュータやインターネットなどを,英語授業(小学校英語も含む)やビジネス舞台などで効果的に活用できるようになる (2)アプリやウェブサイトなどを使って自分で調べてまとめる「自学自習力」と「検索・調査力」などを身につけられる (3) パワーポイントなどを使った効果的で魅力的なプレゼンテーションができるようになり,将来の就職面接などでも自信をもって発表できるようになる (4)TOEICやTOEFLやIELTSなどの資格英語への自分に最適な対策法を知り英語力を高められる (5)スマートフォンやタブレットやコンピュータやインターネットを使った,最新の英語授業や英語学習の可能性と限界などを知ることができる  (6)自然な速度で話される英語の聞き取りや日本人が苦手とする/r/と/l/の発音の識別などネイティブ・レベルの英語運用力が身につけられるようにする
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 スマートフォンやタブレットやコンピュータやネットワークに慣れていない人やパソコン初心者でも十分についていけるように、丁寧にゆっくりと進める予定。スマートフォンやタブレットのアプリなどを活用した英語学習,電子黒板を活用した英語授業の効果的な展開のやり方(模擬授業含む),Universal Studios Japanの英語サイトを使った情報検索型の速読練習、英字新聞サイトや宮崎アニメの英語サイトを使った概要把握型の速読練習、Snoopyのサイトを使った英語口語表現力のアップ法、英語のヒットソングや洋画やコメディのサイトを使ったリスニング力のアップ法、クロスワードパズルを無料で簡単に自作できるサイトを使った語彙力の定着法、電子メールや掲示板やSNSを使ったオンライン国際交流によるコミュニケーション力のアップ法、無料で受けられるTOEIC模試や対策サイトを使った資格英語得点力のアップ法、インターネットを使った研究文献の検索法、無料で簡単に使えるデータ統計分析サイトの利用法,電子黒板を利用した模擬授業などを扱う。これらの活用法を知ることで、ネット社会ならではの英語学習法を身につけることができ、自分自身の英語力や授業技能などを楽しみながら飛躍的に高められる。この科目名は「CALL教育方法論」となっているが、教員志望の人だけでなく、ビジネス界志望や大学院志望の人にも大いに役立つ内容になっているので、積極的な参加を期待している。受講者の英語コミュニケーション力を高めるため,授業外(空き時間や家庭など)に行う約15分間の課題学習が求められる。この課題を着実に遂行できる姿勢をもった受講者を歓迎する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class CALLの基礎や活用法についての解説と確認。【オンライン授業での実施】 
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
2
授業計画/Class ライティング力の高め方 (ライティング練習アプリやサイトの活用)

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
3
授業計画/Class 国際コミュニケーション力の高め方 (国際交流アプリやサイトの活用)

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
4
授業計画/Class スピーキング力の高め方 (音読、シャドーイング,スピーチなどの練習アプリやソフトの活用)

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
5
授業計画/Class 音声国際コミュニケーション力の高め方 (TV会議システム,ネット対話練習アプリなどによる交流)
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
6
授業計画/Class 相互交流を通した語学力の高め方 (ブログやSNSのアプリやサイトやソフトの活用)

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
7
授業計画/Class 小学校英語(早期英語教育)におけるタブレットやネットの活用法

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
8
授業計画/Class スマートフォンやタブレットを活用した英語授業の展開(1) 基礎編
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
9
授業計画/Class スマートフォンやタブレットを活用した英語授業の展開(2) 実践編

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
10
授業計画/Class 電子黒板を活用した英語授業の展開(1) 基礎編
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
11
授業計画/Class 電子黒板を活用した英語授業の展開(2) 実践編 (模擬授業)


事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
12
授業計画/Class 電子黒板を活用した英語授業の展開(3) 応用・発展編
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
13
授業計画/Class ネットを活用した英語クイズやテスト問題の作成法(自動穴埋め作成アプリやサイト、音声波形による編集法)
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
14
授業計画/Class ネットワーク社会の光と影 (個人情報、著作権などの認識と注意喚起のための教育法・スマートフィンやタブレットやネットを扱う場合の注意点と対策法)

事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
15
授業計画/Class 今後の語学学習・教育・ビジネスにおけるスマートフォンやタブレットやコンピュータやネットなどを活用する意義と今後の展望 (1年間の総まとめ および 後期レポートの解説)
事前学習/Preparation 事前に授業で紹介する文献やウェブサイトを調べて疑問点を明確化しておくことが重要である。
事後学習/Reviewing 授業で扱った内容を自分でまとめたり、関連したウェブサイトや自習ソフトなどを使って復習し,学んだことが身についたかどうかを確認しておくことが重要である。
授業方法/Method of instruction
   【オンライン授業での実施】
本科目は全回オンライン授業(オンデマンド型)で行う。

すべての授業は,Zoomによるオンライン授業で行う。Web Courseなどを通して、事前にアクセス情報などを連絡する。教員からの一方的な講義ではなく,学習者一人一人が手元のコンピュータを操作し,インターネットにアクセスしながら,英語の電子データや分析ソフトを実際に使用して確認しながら理解が深められるように進める。 

オンライン授業で行う場合は,世界中で最も多く使われており、国内でも東京大学や早稲田大学をはじめとする大学授業で標準的に使用されている電子テレビ会議システムであるZoomによる双方型のオンラインで実施する。授業に参加するためのZOOMの各情報はコースパワー上の初回授業資料を確認してください。

教員からの一方的な講義ではなく,学習者が積極的に授業に参加し発表し議論を深める形の授業形式を採用する。まず、スマートフォンやタブレットやコンピュータやインターネットについての基礎事項や全体事項についての講義が行われる。続いて、重要なトピックが一覧で示され、それらの中から履修者自身がもっとも興味・関心のあるトピックを選択する。履修者はペアやグループになって、そのトピックについてネットや図書館などで調べてまとめる。次にレジュメやパワーポイント・ファイルを作成して授業で発表する。発表に続いて,クラスでトピックについて議論して理解を深めるとともに,教員から補足的・発展的な解説・講義を受ける。このような一連の作業を通して理解を深める。履修者が自ら調べてまとめるという「自学自習力」とaudienceに対して効果的に魅力的に発表する「プレゼンテーション力」を高めることができる。これは,将来就職面接などのプレゼンで大いに役立つ技能である。発表を聞いている履修者は,単に受け身的に聞くのではなく,1人に1台用意された目の前のコンピュータやスマートフォンやタブレットなどを使って,発表で紹介されたアプリやウェブサイトやプログラムなどを実際に閲覧したり操作したりして,理解をいっそう深め定着できるようにする。電子黒板などを使った模擬授業も実施する予定であり,ネットや教育機器を活用した授業展開の知識や技能を高められるので,教育実習の準備をこの授業を通して発展的に行うこともできる。 受講者の英語コミュニケーション力を高めるため,授業外(空き時間や家庭など)に行う約15分間の課題学習が求められる。授業とこの課題学習の両方を進めることによって,自然な速度で話される英語の聞き取りや日本人が苦手とする/r/と/l/の発音の識別などネイティブ・レベルの英語運用力が身につけられるようにする。

成績評価方法/Evaluation
1 100% 学期末レポート(30%),平常授業および授業外での実習課題の遂行と提出(50%),平常授業での議論や発表などへの参加度(20%)として,これらを総合的に評価する。
教科書/Textbooks
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1  国内外の重要で基本的な文献を,各回のテーマに応じて印刷・配布する
参考書/Reference books
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1 『IT時代のマルチメディア英語授業入門―CD‐ROMからインターネットまで』山内 豊 (研究社)

『インターネットを活用した英語授業』山内 豊 (NTT出版)

Network-based Language Teaching: Concepts and Practice. Mark Warschauer Richard Kern (Cambridge Applied Linguistics)

メッセージ/Message
受講者の英語コミュニケーション力を高めるため,授業外(空き時間や家庭など)に行う約15分間の課題学習が求められる。この課題を着実に遂行できる姿勢をもった受講者を歓迎する。

その他/Others
授業にはできるだけ毎回出席すること。ただし,教育実習やインターン実習などについては考慮し,課題発表の時期なども調整する。

キーワード/Keywords
スマートフォン・タブレットの活用         ネットを活用した英語授業・英語学習(e-learning)     電子黒板を使った模擬授業     ネットを活用したTOEIC・TOEFL・IELTS対策     パワーポイントを使った発表技能の育成