講義内容詳細:フランス文学特講Ⅱ(3)/フランス文学特講(3)

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) フランス文学特講Ⅱ(3)/フランス文学特講(3)
英文科目名/Course Title (English) Lecture on French Literature Ⅱ (3)/Lecture on French Literature (3)
学期/Semester 後期/通年 単位/Credits 2/4
教員名/Instructor (Japanese) 小倉 博孝
英文氏名/Instructor (English) OGURA Hirotaka

講義概要/Course description
フランス古典主義悲劇研究。十六世紀半ばに誕生したフランス古典主義悲劇の特徴をとくにジャン・ラシーヌ(1639-1699)の作品から考察する。抽象的な議論になることを避けるため、取り扱う作品についてはテクストの分析を中心におきながら考察を進めていくが、後期も前期同様、ローマ史に題材をとった作品『ブリタニキュス』(1664)が中心になるだろう。
達成目標/Course objectives
ギリシア悲劇・コルネイユ劇との比較等をとおして、ラシーヌ悲劇の特徴をつかみ、フランス古典主義悲劇の全体像が把握できるようになること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ローマ史と悲劇について、前期の内容を踏まえて整理する。オンライン授業(オンデマンド型)で実施。
事前学習/Preparation 悲劇の概念について、アリストテレス『詩学』第六章の定義を参照しておく。
事後学習/Reviewing 悲劇の定義について復習しておく。
2
授業計画/Class ローマ史に取材したコルネイユの悲劇から『オラースHorace』(1640)と『シンナCinna』(1641)について考える(1)。
事前学習/Preparation 作品のローマ史的背景について調べておく。
事後学習/Reviewing コルネイユの作品の特徴について復習する。
3
授業計画/Class ローマ史に取材したコルネイユの悲劇から『オラースHorace』(1640)と『シンナCinna』(1641)について考える(2)。
事前学習/Preparation 初代ローマ皇帝アウグストゥスについて調べておく。
事後学習/Reviewing コルネイユの作品の特徴について復習する。
4
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇 I。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
5
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇 II。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
6
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇 III。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。レポート課題に取り組む。
7
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇IV。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
8
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇V。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
9
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇VI。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
10
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇VII。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
11
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇VIII。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
12
授業計画/Class 『ブリタニキュス』:ローマ史と悲劇IX。
事前学習/Preparation フランス語のテクストに目を通しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に出てきたフランス語テクストの復習。
13
授業計画/Class 『ベレニス』(1670)を通してみるラシーヌの悲劇世界。
事前学習/Preparation 『ブリタニキュス』の作品世界について整理しておく。
事後学習/Reviewing 授業中に学んだことを整理しておく。
14
授業計画/Class 『アンドロマック』(1667)を通してみるラシーヌの悲劇世界。
事前学習/Preparation トロイア戦争について調べておく。
事後学習/Reviewing ギリシア神話に取材したラシーヌ悲劇の特徴を整理する。レポート課題に取り組む。
15
授業計画/Class ラシーヌの悲劇世界について、まとめ。
事前学習/Preparation 半期の授業を振り返り、疑問点について質問を用意しておく。
事後学習/Reviewing フランス古典主義悲劇について、自分なりの考えを整理しておく。
授業方法/Method of instruction
講義(対面授業(通常型))形式。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 80% 複数のレポートが課される。
2 平常点 In-class Points 20% 授業への参加、積極性は、おもにレポートを通して評価される。
教科書/Textbooks
 コメント
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参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN 
1 アリストテレス 詩学 岩波書店 1997 9784003360491
2 ジャン・ラシーヌ ブリタニキュス、ベレニス 岩波書店 2008 9784003251157
メッセージ/Message
対面授業(通常型)で実施。
その他/Others
毎回出席を取ることを予定している。
キーワード/Keywords
古典主義     悲劇     十七世紀文学