講義内容詳細:GISによる空間分析Ⅱ/GIS応用

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) GISによる空間分析Ⅱ/GIS応用
英文科目名/Course Title (English) GIS and Spatial Analysis II/Applied Geographical Information System
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 髙橋 朋一
英文氏名/Instructor (English) TAKAHASHI Tomokazu

講義概要/Course description
本講義は対面授業(通常型)で実施します。
「GISによる空間分析Ⅰ」/「GIS入門」で取り扱うことが難しい人口重心の算出など、数学的にやや高度な内容を実習します。また、「GISによる空間分析Ⅰ」/「GIS入門」の内容をさらに発展させ、ラスタ演算などの高度な空間分析を行うためにArcToolboxやArcGISのエクステンション(Spatial Analyst、Network Analyst)といったさまざまな分析ツールを用いて詳細な分析を行っていきます。これらの分析を行う際に電子化された市販の地図(CD-ROM)のデータやウェブサイトで提供しているデータをArcGISで扱える図形データや統計データに変換してから実習していきます。
達成目標/Course objectives
この講義ではGISの基礎的な内容をベースに、さらに発展した空間分析を行うことを達成目標とします。まずは地図測地系と座標系についての概念を学び、座標系の異なるデジタル地図の地図表示をした場合の問題点とその解決策としてArcGISを用いて座標変換を実習します。次に、人口の分析ではArcGIS上でフィールド演算、ジオメトリ演算、あるいはExcelで計算した結果をArcGIS上のデータとの結合を行って分析を行っていきます。また、都市環境の分析ではエクステンションを使い、ラスタ演算などの高度な分析を行っていきます。最後に、各自でテーマを決めて空間分析を行います。この際に、バッファ分析などの空間分析の応用例やリモートセンシングのデータとの連携した分析、GPSの位置情報を用いた分析について学びます。これらを参考にしてArcGISを用いた空間分析を行うことができるようなることがこの講義の最終的な達成目標とします。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
「GISによる空間分析Ⅰ」あるいは「GIS入門」の単位取得者に限る。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 【対面授業】
地図測地系と座標系(概念およびArcGISを用いた座標変換)
事前学習/Preparation 身の回りのことで測地系に関係することを考えておくこと
事後学習/Reviewing 地図測地系と座標系の事例を調べておくこと
2
授業計画/Class GISの基礎1(ArcGISの基本操作)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
3
授業計画/Class 人口の分析1(小地域人口データの入手と整理)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
4
授業計画/Class 人口の分析2(人口重心と標準距離の地図化)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
5
授業計画/Class 人口の分析3(地域メッシュ人口データの作成)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
6
授業計画/Class 人口の分析4(人口に関する各種の測度の地図化)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
7
授業計画/Class 都市環境の分析1(データの加工)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
8
授業計画/Class 都市環境の分析2(Spatial Analyst を用いた近接性の測定)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
9
授業計画/Class 都市環境の分析3(Spatial Analyst をラスタ演算)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
10
授業計画/Class 地形の分析(地形の3次元表示)
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
11
授業計画/Class 個別課題による空間分析1
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
12
授業計画/Class 個別課題による空間分析2
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
13
授業計画/Class 個別課題による空間分析3
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
14
授業計画/Class 個別課題による空間分析4
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
15
授業計画/Class 個別課題による空間分析5
事前学習/Preparation 講義の資料を参照しておくこと
事後学習/Reviewing 講義で終わっていない部分は自学自習しておくこと
授業方法/Method of instruction
この授業は実習形式で、すべて対面で地理情報システム室(1131教室)で実施する予定でいるが、状況によって授業形態を変更しなければならない場合には大学の方針に従こととする。
授業で使用するデータおよび資料については、そのつどCourse Powerにアップしておくので、事前にダウンロードし、資料については必ず読んでおくこと。
各回の学習課題を期限までにCourse Powerを使って提出すること。
成績評価方法/Evaluation
1 100% 提出されたテーマごとの課題(40%)と個別課題による空間分析で作成してもらうレポート(60%)によって評価します。
メッセージ/Message
連続した授業の形態を取るため、もし授業を休んだ場合には必ず次の授業までに休んだ回の授業の内容を自学習をしておいてください。
履修にあたっては、ブラウザ(データのダウンロード等)、Word、Excel、PowerPointの基本的な操作方法をマスターしておいてください。