講義内容詳細：国際取引法Ａ

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際取引法Ａ
英文科目名/Course Title (English) International Trade Law A
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 伊藤 敬也
英文氏名/Instructor (English) ITO Takaya

講義概要/Course description
国際取引と私法の統一
　急激な少子高齢化による日本国内市場の成長停滞や日本国内の株式市場における年間売買総額の多くを外国人投資家によるものが占めている状況など、経済活動のグローバル化にともない、日本企業にとっても日本人にとっても国際取引の重要性はもはや無視できないほど高まり続けている。日本で働く際にも国際取引法の理解は必要不可欠となっている。
　法現象としての国際取引をめぐっては、国内取引と異なる固有の法律問題が生じる。この講義では、日本企業のかかわる国際取引にも適用されるCISG（「国際物品売買契約に関する国際連合条約」）を中心に国際取引関係の条約ほか統一実質法について概説する。
達成目標/Course objectives
国際取引にかかわる法の全体構造を理解すること
履修条件（事前に履修しておくことが望ましい科目など）/Prerequisite
「国際私法A／B」を（事前または同時または事後に）履修することが望ましい。※履修条件とはしていない。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 受講ガイダンス
※大学の基本方針に従い「オンライン授業（オンデマンド型）」実施（初回のみ）
※授業動画のアクセス情報はCoursePowerで通知する。
事前学習/Preparation CoursePowerおよびWebExを利用できるようにしておくこと
事後学習/Reviewing CoursePowerおよびWebExの利用方法の復習
2
授業計画/Class 国際取引という法現象
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
3
授業計画/Class 統一私法条約による国際取引の規律
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
4
授業計画/Class 国際契約に関する実質法の比較
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
5
授業計画/Class CISG（1）適用基準
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
6
授業計画/Class CISG（2）適用対象
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
7
授業計画/Class CISG（3）適用排除と留保
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
8
授業計画/Class CISG（4）条約の解釈
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
9
授業計画/Class CISG（5）条約の任意規定性と当事者
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
10
授業計画/Class CISG（6）条約と国際私法
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
11
授業計画/Class 法製品（Law Products）の競争
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
12
授業計画/Class 私法統一と原則アプローチ
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
13
授業計画/Class 国際商事仲裁（1）仲裁手続
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
14
授業計画/Class 国際商事仲裁（2）仲裁判断の効力
事前学習/Preparation 前回学修内容の再確認
事後学習/Reviewing 学修内容の復習と質問の作成
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation 学修内容全体の確認
事後学習/Reviewing 期末レポートの作成
授業方法/Method of instruction
参加型講義
　教室対面授業（通常型）
　教室での授業中にWebEx Training（映像音声配信なし）のチャット機能を活用して質問や意見を受けつける。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 100% ◆期末レポート：100点
（東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催（予定）への対応のため）
ただし
◆Class Contributions（平常学修参加ほか）：最大30点を加算する（減点はしない）

※合計60点以上で単位認定する。
※最終評定は法学部の公式成績評価基準（AA：5-10%・A：15-20%・B：40%以内・C：30%以内・XX：20%以内）に従い調整する。
教科書/Textbooks
 著者名
Author		タイトル
Title		出版社
Publisher		出版年
Published year		ISBN価格
Price
1 木棚照一編著 国際取引法 成文堂 2011.8 9784792332860 3300円+税
メッセージ/Message
知識の暗記よりも理解と考えることを大切にして教室での学修体験そのものを楽しんでほしい
キーワード/Keywords
法     条約     私法     民事法     国際     グローバル     取引     ビジネス     契約