講義内容詳細:都市法

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 都市法
英文科目名/Course Title (English) Urban Government Law
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 久保 茂樹
英文氏名/Instructor (English) KUBO Shigeki

講義概要/Course description
 都市法とは、人々の様々な活動が交錯する都市空間において、良好な都市環境を確保する見地から、行政による空間利用のコントロールや都市基盤設備(インフラ)の整備のあり方を考察するものである。この分野は従来、行政法各論の一つに位置付けられていたが、行政法一般理論(行政法総論)に対する独自性が相対的に強まったことから、一つの法分野を形成するようになった。今日わが国の都市では、人口減少、少子高齢化の影響を受けて、いわゆる空洞化現象が見られるようになっており、解決を迫られる問題が山積している。都市法においても、これまでのような「都市拡大の制御」を目的とした法から、「都市の管理」や「都市の再生」を視野に入れた法への転換が求められている。まちづくりのあり方も、そのような見地から捉えなおすことができる。この講義では、そうした課題を念頭に置きつつ、都市法の基本構造について学んでいくことにしたい。 
達成目標/Course objectives
 都市法の考え方や基礎知識を身に着けること、都市法をめぐる紛争について法的観点から解決の道筋を示せるようになること、これからの「まちづくり」について知見を得ること、以上の3点がこの講義の達成目標となる。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
 この講義は、都市環境やまちづくりに関心のある人であれば、どなたでも歓迎したい。ただし、行政法のアプローチを基本におくので、行政法の基礎知識がないと理解しづらいかもしれない(2020年度入学者までは、カリキュラム上、「行政法A、Bが単位取得済または履修中」という履修制限がかかっているので注意されたい)。
 進路との関係では、とくに公務員志望者(とりわけ自治体職員志望者)、法曹志望者、民間でいえば開発・建築分野の志望者にとって、将来役に立つことが多く含まれていると思う。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 第1部 都市法とはなにか
第1章 都市法はどのようにして生まれたか
*初回のみ、オンライン授業(オンデマンド型で実施)。
事前学習/Preparation 初回なので、とくに必要ない。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
2
授業計画/Class 第2章 都市法とはどのようなものか
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
3
授業計画/Class 第2部 都市法の基本的手法
第3章 都市計画(1)――都市計画の種類、マスタープラン
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
4
授業計画/Class 第3章 都市計画(2)――都市計画の決定主体・決定手続、都市計画の適正担保
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
5
授業計画/Class 第4章 開発行為に対する規制――開発許可
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
6
授業計画/Class 第5章 建築行為に対する規制(1)――建築規制の概要、建築基準とは、建築協定
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
7
授業計画/Class 第5章 建築行為に対する規制(2)――建築確認、違反是正措置、既存不適格
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
8
授業計画/Class 第6章 都市計画事業――都市施設の整備事業、市街地開発事業
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
9
授業計画/Class 第3部 都市法における権利救済
第7章 都市法上の紛争とその解決方法 
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通してくる。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
10
授業計画/Class 第8章 都市計画と行政訴訟
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
11
授業計画/Class 第9章 損失補償、費用負担
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておく。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
12
授業計画/Class 第4部 都市法の担い手とその役割
第10章 都市行政と自治体の役割
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通してくる。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
13
授業計画/Class 第11章 「まちづくり」とその担い手
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておくこと。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
14
授業計画/Class 第5部 都市法の新たな課題
第12章 都市景観・アメニティの保護
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておくこと。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
15
授業計画/Class 第13章 都市の再生――「縮退」時代の都市法
事前学習/Preparation 指定された文献・資料に目を通しておくこと。
事後学習/Reviewing 講義内容を復習し、よくわからないところがあれば遠慮せずに質問をすること。質問は勉強している証(あかし)なので、基本的に歓迎する(加点要素となる)。
授業方法/Method of instruction
 対面授業(通常型)
 毎回、レジュメや資料を配布して講義形式で授業を行う。レジュメはコースパワーに掲載するので、予め目を通してきてほしい。昨年度は、コースパワーを活用して、リアクション・ペーパー(質問・意見、感想等)を提出してもらい、受講者とのコミュニケーションを図りながら授業を進めた。今年度もこのやり方を踏襲する予定である。

成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 50% レポート内容の評価(1~2回)
2 平常点 In-class Points 50% 授業後の応答(リアクション・ペーパー)を評価対象とする。授業時の応答も評価対象となる。
教科書/Textbooks
 
1
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
価格
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1 安本典夫 都市法概説(第3版) 法律文化社 2017年 3,800円+税
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