講義内容詳細:法学入門/法学入門(再)

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 法学入門/法学入門(再)
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Law
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 木山 泰嗣
英文氏名/Instructor (English) KIYAMA Hirotsugu

講義概要/Course description
法学入門は,これからみなさんが法学部で学んでいく「法学」の基本を学ぶ授業です。法律は外国語と同じで「言葉」に専門性があり独特ですので,まずは言葉に慣れる必要がありますが,単に法律用語を覚えるだけでは足りません。法体系の全体像,その法律の目的,条文には規定されていない基本原則(原理原則),条文や判例の読み方,法的な思考の仕方,法的な文章の書き方など,こうした「お約束」を知りそれを身につけることが重要です。その意味でも,とても重要な科目になります。ただし,ここで学ぶことは,これから法律を何年も勉強したときにようやく「意味がはっきりとわかる」ことが多いのも事実です。まずは慣れることから始めましょう。最初はわからなくても,あせる必要はありません。レジュメは毎回CoursePowerに掲載します。毎回,必ずCoursePowerをご参照下さい。
達成目標/Course objectives
法学の基本事項を知ること。法律をこれから学んでいくモチベーションを獲得すること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 全体像【第1回のみオンライン授業(オンデマンド型)で実施=CoursePower配信)】
法学部で学ぶ法律科目の全体像(基本科目と応用科目,司法試験科目など),法とは何か?(法と道徳の違い,自力救済の禁止,強制力としての法,紛争解決としての法,行為規範と裁判規範),実務としての法(事後的救済と予防法務)
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
2
授業計画/Class 体系・位置づけを知る
法体系(憲法,法律,政令,省令,条例,通達,条約),法源,公法と私法,実体法と手続法,実定法と慣習法,基本三法の概要
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
3
授業計画/Class 裁判の仕組み(民事事件と刑事事件,行政事件,訴訟法)
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
4
授業計画/Class 要件と効果

事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
5
授業計画/Class 条文の読み方(条,項,号,前段後段,本文,ただし書,柱書,枝番号,準用など,概念の相対性)
ミニテスト①(予定)
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
6
授業計画/Class 解釈論とは何か?
政治問題と法律問題,解釈論と立法論,解釈の手法(文理解釈,趣旨解釈,拡張解釈,限定解釈,類推解釈など),強行規定と任意規定
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
7
授業計画/Class 日本における法の歴史(明治維新以降),法令用語の基本,口語と現代語化
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
8
授業計画/Class 法の目的・基本原則(原理原則)を知る①
 憲法の目的,基本原則,法の支配,人権と統治,最高法規性,違憲審査権と違憲審査基準
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
9
授業計画/Class 法の目的・基本原則(原理原則)を知る②
 民法の目的,基本原則,財産法と親族法,債務不履行と不法行為,債権と物権,取消しと無効
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
10
授業計画/Class 法の目的・基本原則(原理原則)を知る③
 刑法の目的,基本原則,犯罪の成立要件,構成要件,違法性,責任,法益保護と自由保障
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
11
授業計画/Class 判例の読み方,判例と裁判例,先例拘束力(英米法と大陸法),学説と実務
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
12
授業計画/Class 法的三段論法,法解釈と事実認定,規範とあてはめ
ミニテスト②(予定)
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
13
授業計画/Class 法律文章の書き方
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
14
授業計画/Class 法的思考を知る(原則と例外,形式論と実質論,必要性と許容性,客観と主観)
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
15
授業計画/Class まとめ。期末試験(授業内試験)。
事前学習/Preparation CoursePower掲載の配布資料の確認。授業計画のテーマをざっとみて,授業で自分が知りたいこと(わからないこと)を書き出してみてください。そのうえで授業を聴くと,目的意識をもって理解ができると思います。
事後学習/Reviewing 復習が重要です。まずはレジュメをよく読んで,そこに記載されている条文や判例を読んでみてください。また,参考文献に挙げた「法学入門」に関する書籍を1冊は手元に置き,授業のあとに該当箇所をよく読んでください。わからないことがあれば質問をしてください。
授業方法/Method of instruction
【対面授業(通常型)】講義形式で行います。毎回,授業後,CoursePowerに指定された期限内にCoursePowerを通じてレポート(リアクションペーパー)を提出してください。講義は適宜条文を引きながら進めますので,必ず六法を手元にご用意した上で受講して下さい。ミニレポートにご記入いただいた質問等については,授業の際にフィードバックしていきます。
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 80% 授業内試験の総得点(ミニテスト2回+第15回の授業内期末試験)
2 平常点 In-class Points 20% CoursePowerで提出する毎回(全15回)のミニレポート(リアクションペーパー:授業の感想及び質問等)等による。
教科書/Textbooks
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1 道垣内弘人 『プレップ 法学を学ぶ前に〔第2版〕』 弘文堂 2017年 上記教科書のほか六法(デイリー六法,ポケット六法など)も必ず購入してください。いずれについても,授業時に参照することがあるため,授業に持参することが求められます。
参考書/Reference books
 著者名
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タイトル
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出版年
Published year
 
1 伊藤正己=加藤一郎編 『現代法学入門(第4版)』 有斐閣 2005年
2 木山泰嗣 『最強の法律学習ノート術』 弘文堂 2012年
メッセージ/Message
法律は奥深く,学べば学ぶほど,法律の条文や判例・学説の知識は増えていきますが,勉強すればするほど,そのおおもとにある,どの法律科目にも共通する基本事項の重要性がわかってきます。言葉として知ることがまずは大事ですが,知っていると思っている言葉でも,実際に使えるようにならなければ意味がありません。全部の法律科目に共通する重要な講義になります。最初の導入ですので,法律を好きになってもらえるよう,わかりやすい講義をしたいと思います。楽しく法学の初歩を学んで行きましょう。