講義内容詳細:入門演習

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 入門演習
英文科目名/Course Title (English) Introductory Seminar
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 府川 繭子
英文氏名/Instructor (English) FUKAWA Mayuko

講義概要/Course description
この演習では、公法(憲法、行政法)に関わるテーマについて理解を深めつつ、「演習」という学習形態の授業に参加する上で必要となる、文献検索、レジュメ作成、ディベートなどのスキルを学んでいきます。
 内容について:本演習で扱う「公法」という分野には、例えば、生活保護などの社会保障の問題、まちづくり、情報公開、環境問題、消費者保護、経済規制、選挙制度、地方自治など、レヴェルの異なる様々な事項が含まれます。その理由は、現代の社会においては、どんな問題でも、必ずどこか公(おおやけ)と接する側面が存在するからです。将来、公務員を目指す人にとっては、まさに卒業後に自ら直面するかもしれない問題がどんなものであるか学ぶことができますし、それ以外の人にとっても、社会生活を営んでいく以上(例え引きこもっていても、引きこもり対策そのものが行政の取り組むべき課題となっています)、何らかのかたちで公法に関わっていくことになります。身近な問題から、天下国家の問題まで「公の法」という視点から研究してみましょう。
 スキルについて:演習は皆さんの主体的な取り組みによって成り立たつ授業です。しかし、参加意欲だけでは演習は成り立ちません。調べ物の仕方、資料はどのように作ればいいのかなどが分からなければ議論の前提が共有できません。議論の仕方にしても、問題の所在を的確に把握し、対話(議論は正解を求める一問一答ではありません)を行うには一定のテクニックや経験が必要です。さらに、レポートの書き方にしても、高校までの作文とは大きく異なります。こうしたスキルを身につけることも非常に大切です。
 スキルを身につけるには内容が簡単な方が望ましいのですが、飽きてしまいます。かといって、内容が難しいとやりがいはありますが、スキルの習得には適しません。内容の学習とスキルの習得のバランスをとるのは実は結構難しいのです。二兎を負うものは一兎も得ずにならないよう、いいとこどりを目指して一緒に演習を組み立てていきましょう。

達成目標/Course objectives
「演習」に必要なスキルの習得と「公法」的思考に対する理解を深めること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス・班分け (対面授業)
事前学習/Preparation 心の準備
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
2
授業計画/Class 資料作成の方法、報告の仕方、議論の仕方
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
3
授業計画/Class 議論の準備(文献検索の方法を知る)
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
4
授業計画/Class 議論の準備(判例の読み方を知る)
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
5
授業計画/Class 議論の準備(報告準備の仕方を学ぶ)
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
6
授業計画/Class 議論の実践(判例報告)①
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
7
授業計画/Class 議論の実践(判例報告)②
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
8
授業計画/Class 議論の実践(判例報告)③
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
9
授業計画/Class 議論の実践(判例報告)④
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
10
授業計画/Class 議論の準備(ディベートとは何かを学ぶ)
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
11
授業計画/Class 議論の実践(ディベートのやり方を学ぶ)
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
12
授業計画/Class 議論の実践(ディベート)①
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
13
授業計画/Class 議論の実践(ディベート)②
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
14
授業計画/Class レポートの書き方
事前学習/Preparation 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
事後学習/Reviewing 受講者の能力及び演習の進度に応じて適宜指示する。
15
授業計画/Class まとめ
事前学習/Preparation これまでの演習で学んだことを総括してくる。
事後学習/Reviewing 課題レポートを執筆する。
授業方法/Method of instruction
本演習は対面型で行なわれます。
公法分野のテーマをいくつか選び、判例報告とディベートの組み合わせで、法的論点の見つけ方と議論の仕方を学びます。授業と並行してレポートの作成作業を各自でしてもらいます。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 40% 議論の際の発言40%
したがって、演習中に殆ど発言をしない者は単位を取得できない可能性があります。

2 その他 Others 30% 報告30%
自分の班の担当の報告の日に欠席したり、報告への貢献度が低い場合は単位を取得できない可能性があります。
3 レポート Report 30% レポート30%
最後に演習のまとめとしてレポートを提出してもらいます。
大学生のレポートにふさわしいものを書きあげて下さい。
教科書/Textbooks
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Comments
1  テーマに応じて適宜指示します。