講義内容詳細:国際貿易論Ⅱ

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 国際貿易論Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) International Trade Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 岩田 伸人
英文氏名/Instructor (English) IWATA Nobuto

講義概要/Course description
●本講義では、国際貿易に関わる国際金融取引や為替レートの仕組みや変動の要因について、できるだけ現実の動きに沿って説明します。毎回、幾つかの主要テーマを明記して講義を進めます。

達成目標/Course objectives
本講義の目標は、履修者が「国際貿易」と「国際金融」の二つの相互関係を理解し、それらの将来の動向を考える材料を取得することです。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
前提科目は特にありませんが「ミクロ経済学」や「国際ビジネス」のごく初歩的な考え方を前提として講義を進めますので、履修者はこれらに興味があることが前提です。
地球社会共生学部の科目”国際金融論" と本科目の同時履修はできませんので、注意してください。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オンデマンドで行う
オリエンテーション:為替レートの歴史(固定相場制と変動相場制)  IMF/GATT 体制の発足。
事前学習/Preparation 特になし。
事後学習/Reviewing 国々は、戦後になっても固定相場制を理想としたのはなぜか、考えておく。
2
授業計画/Class 外国為替市場の仕組み
事前学習/Preparation 外国為替市場の仕組みを知らべておく。
事後学習/Reviewing 外国為替市場の仕組みを復習しておく。
3
授業計画/Class 外国為替市場・政策金利・企業の輸出入・株価・為替レート
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 外為市場と企業の輸出入の関係を理解しておく。
4
授業計画/Class 金利と為替レート
(資本主義市場経済では、"金利"の役割が重要です)
事前学習/Preparation 金利について調べておく。
事後学習/Reviewing 金利と為替レートの関係について理解しておく。
5
授業計画/Class 貿易取引と為替レート
事前学習/Preparation 日本の貿易収支について調べておく.
事後学習/Reviewing 為替レートと貿易取引の関係を復習しておく
6
授業計画/Class 金利差とレート差
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 二国間の金利差とレート差を理解しておく。
7
授業計画/Class 購買力平価

事前学習/Preparation 購買力平価=PPP について調べておく。
事後学習/Reviewing 購買力平価の原理原則を理解する。
8
授業計画/Class 為替リスク
事前学習/Preparation リスクについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 為替リスクがなぜ発生するか理解する。
9
授業計画/Class リスクヘッジと実効為替レート
事前学習/Preparation リスクヘッジについて、調べておく。
事後学習/Reviewing リスクヘッジと実効為替レートの関係を復習しておく。
10
授業計画/Class 貿易、為替、金利などのデータ
事前学習/Preparation 上記のキーワードについて簡単に調べておく。
事後学習/Reviewing 金利と為替レート
および貿易の関係を理解すること。
11
授業計画/Class これまでの補足と総括
事前学習/Preparation これまでの復習を行なっておく。
事後学習/Reviewing 要点をまとめておく。
12
授業計画/Class 世界経済の現状、購買力平価(補足)
事前学習/Preparation 世界経済の現状を調べておく。
事後学習/Reviewing 変動相場制と外国為替市場の関係を復習しておく。
13
授業計画/Class 復習と補足)貿易取引と為替レート、投機、オプション
事前学習/Preparation 貿易取引と為替レート、投機、オプション について再度調べておく。
事後学習/Reviewing 貿易取引と為替レート、投機、オプション ついて復習しておく。
14
授業計画/Class 本講義のまとめ(国際貿易と為替レート)
事前学習/Preparation 国際金融市場と国際貿易の関係を調べておく。
事後学習/Reviewing 国際金融市場と国際貿易の関係を復習しておく。
15
授業計画/Class 国際貿易に関わる現実のケースを捉えて、本講義で取得した知識を使って説明します。
事前学習/Preparation 最近の国際貿易とレートに関わる問題を調べておく。
事後学習/Reviewing 本講義の内容を振り返る。
授業方法/Method of instruction
【対面授業(通常型)】
●第一回目(オリエンテーション)のみ、オンデマンド方式で行います。

成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 20% ●レポート(「リアクション・ペーパー」+「課題レポート」)の回数は総計10回程度を予定。
●1回のレポートの評価点は、2点、1点、0点の三段階評価。
●レポートがすべて提出されていても、定期試験の結果が60点以上でなければ、評価は「不可」となります。
●上位評価(AAまたはA)の最低条件は、レポートが少なくとも8回は提出されていること。
●なお全てレポートを提出しても、その内容が不充分であったり適切でないレポートは、上位評価(AAまたはA)の最低条件を満たしたことになりませんので注意してください。
●提出の締め切りは、厳守。
2 試験 Exam 80% 試験範囲は、(オリエンテーションを除く)初回の講義内容から最終回の講義までです。
本科目の合格最低ラインは60点(100点満点)。
教科書/Textbooks
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価格
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1 外国為替の知識 日本経済新聞社 900 国際貿易と為替レートの関係を学ぶ上での入門書として役立つ。
参考書/Reference books
 タイトル
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出版年
Published year
 
1 通商白書 経済産業省 2020
キーワード/Keywords
為替レート、貿易取引、ヘッジ、外国為替市場