講義内容詳細:経営管理論Ⅱ

戻る
年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 経営管理論Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Management Ⅱ
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 吉田 猛
英文氏名/Instructor (English) YOSHIDA Takeshi

講義概要/Course description
経営組織とは、人々のニーズを満たし社会的に役立つ様々な製品やサービスを創造すること(イノベーション)と、その創造物を持続的に改善しながら社会に提供し続けるための組織的活動(オペレーション)によって構成される有機的なシステムである。両者は、現実の組織では不可欠な要因であるが、本講義では、新製品・サービスを企業が社会に提供するために必要となる創造性やイノベーションの条件、およびその製品・サービスの生産を支えるビジネスモデルについて理論的説明および具体的な事例の提示を行う。

 加えて、創造性やイノベーションを実際に考える作業を、共通のテーマ、および個々人のテーマ(事業アイデア)の二つを基にして、行ってもらい、授業中に発表する。

 なお、基本的に企業を対象にするが、経営という概念は、企業だけではなく、政府や地方公共団体、さらには最近様々な場面で活躍する非営利組織(NPO)にも、適用できる幅広い概念であるため、可能であればこの分野にも触れたいと考えている。
達成目標/Course objectives
本講義の目的は、経営に関わる現象の深い理解を得るための創造性に関するマネジメントの理論的基礎を提供することである。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
経営管理論Ⅰ・マネジメント論Ⅰを履修済みであることが望ましい。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 今回のみ、オンライン授業(オンディマンド型)で実施。

経営管理論Ⅰ・マネジメント論Ⅰのまとめ(1章から4章まで)と、イノベーションがなぜ必要となるのかについての解説。
授業内で報告をしてもらうことになる内容(共通テーマおよび個別テーマの内容)についての説明。
事前学習/Preparation 前期から受講している学生は前期の復習をしてくる。
後期から受講する学生は、教科書の1章から4章までを読んでくる。
事後学習/Reviewing 1章から4章の復習を行う。
2
授業計画/Class イノベーションのための適切な物理的環境の設計の第1回目:建物構造とオフィスレイアウトについて説明を行う。
事前学習/Preparation 教科書要約1:教科書の該当部分(135頁から145頁:発散思考の強化の前まで)を読んで、その内容を800字程度に要約したものを、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
3
授業計画/Class イノベーションのための物理的環境の設計の第2回目:建物以外の物理的環境の整備について説明する。
事前学習/Preparation 教科書要約2:教科書の該当部分(145頁:発散思考の強化の前から159頁:情報技術インフラの前)までを読んで、その内容を800字程度に要約したものを、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までコースパワーにアップする。
4
授業計画/Class イノベーションのための物理的環境の設計の第3回目:ICT(Information and Communication Technology)とイノベーション
事前学習/Preparation 要約3:各自ICTとイノベーションに関して、インターネット等を使い、自分なりに調べてくる。それを800字程度にまとめて、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
5
授業計画/Class 共通テーマに関する第1回目の報告。
事前学習/Preparation 共通テーマについてパワーポイントで報告用ファイルを作成する。それを水曜日までにコースパワーにアップしておくこと。
事後学習/Reviewing 他の受講生の発表の中で、特に考えさせられたとか参考になったとか思ったものを三つ選び、その内容と取り上げた理由を、それぞれ200字程度(全体で600字程度)にまとめる。
まとめたものを「発表を聞いて」のファイルに記入して、土曜日までにコースパワーにアップする。
6
授業計画/Class イノベーションのための心理的環境の設計の第1回目:心理学がどのように創造性とつながっているのかを理論的に説明する。
事前学習/Preparation 教科書要約4:教科書の該当部分(164頁から179頁:情熱の促進の前)までを読んで、その内容を800字程度に要約したものを水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
7
授業計画/Class 個別テーマ(自分自身のアイデア)に関する第一回目の発表。
事前学習/Preparation 個別テーマについてパワーポイントで報告用ファイルを作成する。それを水曜日までにコースパワーにアップしておくこと。
事後学習/Reviewing 他の受講生の発表の中で、特に考えさせられたとか参考になったとか思ったものを三つ選び、その内容と取り上げた理由を、それぞれ200字程度(全体で600字程度)にまとめる。
まとめたものを「発表を聞いて」のファイルに記入して、土曜日までにコースパワーにアップする。
8
授業計画/Class イノベーションのための心理的環境の第2回目:心理的な環境の実例を取り上げて、逐次解説を行う。
事前学習/Preparation 教科書要約5:教科書の該当部分(179頁:情熱の促進から194頁まで)を読んで、その内容を800字程度に要約したものを、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
9
授業計画/Class 共通テーマに関しての二回目の発表
事前学習/Preparation 共通テーマについてパワーポイントで報告用ファイルを作成する。それを水曜日までにコースパワーにアップしておくこと。
事後学習/Reviewing 他の受講生の発表の中で、特に考えさせられたとか参考になったとか思ったものを三つ選び、その内容と取り上げた理由を、それぞれ200字程度(全体で600字程度)にまとめる。
まとめたものを「発表を聞いて」のファイルに記入して、土曜日までにコースパワーにアップする。
10
授業計画/Class イノベーションのための心理的環境の第3回目:心理的な環境の実例を取り上げて、逐次解説を行う。
事前学習/Preparation 教科書要約6:教科書の該当部分(195頁から209頁まで)を読んで、その内容を800字程度に要約したものを、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
11
授業計画/Class 個別テーマ(自分自身のアイデア)に関する第二回目の発表。
事前学習/Preparation 個別テーマについてパワーポイントで報告用ファイルを作成する。それを水曜日までにコースパワーにアップしておくこと。
事後学習/Reviewing 他の受講生の発表の中で、特に考えさせられたとか参考になったとか思ったものを三つ選び、その内容と取り上げた理由を、それぞれ200字程度(全体で600字程度)にまとめる。
まとめたものを「発表を聞いて」のファイルに記入して、土曜日までにコースパワーにアップする。
12
授業計画/Class ビジネスモデルの創造と再生:新しい企業や新たな事業の創出にとってビジネスモデルの創造はきわめて重要なことである。また、リストラクチャリングのためにはビジネスモデルの再生が欠かせない。これら二つの事項に関して、理論的に解説を行う。
事前学習/Preparation 要約8:事前に配布するレジュメを読んで、400字程度にまとめて、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて、土曜日までにコースパワーにアップする。
13
授業計画/Class ビジネスモデルの核となる利益モデルに関する解説を行う。それと同時に、ビジネスモデルを実際に動かすために必要となる事業システムについて解説を行う。特に、システムに関する事前評価について詳細に解説を行う。
事前学習/Preparation 要約9:事前に配布するレジュメを読んで、400字程度にまとめて、水曜日までにコースパワーにアップする。
事後学習/Reviewing 受講した内容を復習して、考えたことや意見をファイル保管庫にあるファイルに、400字程度にまとめて土曜日までにコースパワーにアップする。
14
授業計画/Class 個別テーマ(自分自身のアイデア)に関する最終発表。
事前学習/Preparation 個別テーマについてパワーポイントで報告用ファイルを作成する。それを水曜日までにコースパワーにアップしておくこと。
事後学習/Reviewing 他の受講生の発表の中で、特に考えさせられたとか参考になったとか思ったものを三つ選び、その内容と取り上げた理由を、それぞれ200字程度(全体で600字程度)にまとめる。
まとめたものを「発表を聞いて」のファイルに記入して、土曜日までにコースパワーにアップする。
15
授業計画/Class イノベーション、ビジネスモデルに関する総括
事前学習/Preparation これまでの講義の内容の全体を復習する。
事後学習/Reviewing 最終レポートの準備を行う。
授業方法/Method of instruction
対面授業(通常型)

教科書の解説と授業内課題に対する解の作成を一つの単位として授業を進めていく。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 23% 最終レポート 
2 平常点 In-class Points 77% 教科書要約       18
事後課題         9
共通テーマレジュメ作成  8
共通テーマ報告      8
個別テーマレジュメ作成  12
個別テーマ報告     12
報告を聞いた後のまとめ  10
 
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
1 レナード・スワップ 創造の火花が飛ぶとき 文眞堂 2009
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1 授業中に指示する。