講義内容詳細:政治過程論Ⅰ

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 政治過程論Ⅰ
英文科目名/Course Title (English) Political Process Ⅰ
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 武田 興欣
英文氏名/Instructor (English) TAKEDA Okiyoshi

講義概要/Course description
アメリカ合衆国と比較しながら日本の政治過程について考察を行います。多様なエピソードを交えたり、そのテーマについての研究者間の論争を紹介したりして、「政治過程論」というテーマを深める内容の授業にします。講義の対象は立法・行政・司法の三権や選挙が中心ですが、本講義では法律が政治を規定するという側面を重視し、憲法・関連法規の条文にも必要な限り言及します。
達成目標/Course objectives
「政治過程論」というテーマをより深く理解することが目標です。
また、新聞やテレビなどで報じられる政治ニュース(特に専門用語の意味)を理解し、批判的に考察できる能力を身につけられるようになるお手伝いをしたいと思います。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
特になし。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class イントロダクション
(本シラバス執筆時点(2021年2月12日)では初回授業はオンデマンド型のオンライン授業を Course Power で配信予定、シラバス等関連書類も Course Power で配信予定)
事前学習/Preparation 本シラバスを熟読し、履修のルールを守れるかどうか確認すること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
2
授業計画/Class 大統領制と議院内閣制、首相公選制
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
3
授業計画/Class 様々な選挙制度、選挙区の定数と立候補者数の関係
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
4
授業計画/Class 選挙運動を定めるルール
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
5
授業計画/Class 政見放送(ビデオ)、投票の数え方
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
6
授業計画/Class 投票率に影響を与える要因
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
7
授業計画/Class 日米の国会審議・議会審議(その1:両国の議会の基本的ルール)
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
8
授業計画/Class 日米の国会審議・議会審議(その2:政党規律、日本の「国会無能論」をめぐる論争)
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
9
授業計画/Class 議会の二院制、日本の参議院の性格をめぐる論争
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
10
授業計画/Class 定数不均衡と一票の格差、甲子園の「一校の格差」
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
11
授業計画/Class 日本の官僚は自律的か
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
12
授業計画/Class 政治アクターとしての最高裁判所、憲法改正
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
13
授業計画/Class 映画「選挙」(想田和弘監督)
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
14
授業計画/Class 女性と政治、女性の政治代表
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
15
授業計画/Class 期末試験(遅刻者の扱い、欠席者に対する追試の扱いなど方式は教務課管轄試験に従う)
事前学習/Preparation 上記テーマについて各自調べてくること。
事後学習/Reviewing 授業の復習
授業方法/Method of instruction
 本授業は第2週から対面授業(通常型)で行います。
 上記授業計画は、受講生の反応を見ながら変更することがあります。また突然の政治的変動(例えば、2014年度のような衆議院の解散や、2015年度のような安保法制の可決、僅差になった2016年のアメリカ大統領選挙)などがあれば、その解説に時間を費やすことがあります。特に今年は秋までに確実に衆議院選挙があるので、もし解散・総選挙があれば授業予定を変更することがあります。また、本シラバス執筆時点では7月4日(日)に東京都議会選挙が予定されているので、データがそろえば、その週の授業は都議選についての内容に変えるかもしれません。
成績評価方法/Evaluation
1 試験 Exam 100%  期末試験(論述2問を予定している)によります。なお、試験範囲は、履修登録期間の時期にかかわらず、第1回講義から始まり、補講日を除く全ての授業日とするものとします。
 毎回の授業の終わりにリアクション・ペーパーを書いてもらいます。このリアクション・ペーパーを定期的に出している人は成績判定の上で有利となることがあります(逆に、リアクション・ペーパーの提出回数が極端に少ない場合は減点・不合格の理由とすることがあります)。
 なお、授業中の私語、スマホいじりは理由の如何を問わず、減点・不合格とすることがあります。
教科書/Textbooks
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1 特に指定はしませんが、毎週のレジュメで参考文献を提示します。なおレジュメは、医師の診断書やそれに準ずる書類を提示しない限り、休んだ授業の分は渡しません。就活・インターンシップ、内定先企業での研修・会合などは欠席の正当な理由とは認めません。
メッセージ/Message
新聞やテレビのニュースで(スマホの短いニュースではなく)政治に関する報道を常時チェックするようにして下さい。
その他/Others
担当者の力量と時間的制限から、本講義は日米の「政治過程」に限られます。ヨーロッパやBRICs、途上国などの政治過程に興味がある人は、他の授業で補って下さい。また、アメリカ政治の詳しい制度や歴史に興味がある人は、担当者の「米州圏概論 / 米州圏概論II」(英語講義)、また2年生の人は「プリゼミ」(英語講義)を受講して下さい。
キーワード/Keywords
政治過程         選挙     制度