講義内容詳細:現代社会とジャーナリズム実習/現代社会とジャーナリズム

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 現代社会とジャーナリズム実習/現代社会とジャーナリズム
英文科目名/Course Title (English) Practical Training in Journalism/Journalism and Modern Society
学期/Semester 夏休集中 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 東嶋 和子
英文氏名/Instructor (English) TOJIMA Wako

講義概要/Course description
情報収集、取材、執筆という実践を通して、現代社会におけるジャーナリズムの意義と課題を考える。
達成目標/Course objectives
テーマを決めて情報収集、取材、インタビュー、記事執筆を行う。論理的でわかりやすい文章を書く力を養う。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 参考図書『サピエンス全史』他を読み、人類の歴史と疫病とのかかわりを学ぶ。
事前学習/Preparation 人類の歴史と疫病とのかかわりについて参考図書を探す。
事後学習/Reviewing 人類の歴史と疫病について書いた本をさらに探す。
2
授業計画/Class 参考図書『サピエンス全史』他、人類の歴史と疫病について書いた本や資料を読む。
事前学習/Preparation 人類の歴史と疫病について書いた本や資料を探す。可能ならば当事者に取材する。
事後学習/Reviewing 人類の歴史と疫病について書いた本や資料を探して情報を整理する。取材内容をまとめる。
3
授業計画/Class 人類の歴史と疫病について学んだことを踏まえ、新型コロナウイルス感染拡大の現状について考察する。1000~1500字程度のレポートにまとめる。
事前学習/Preparation 新型コロナウイルス感染拡大の現状について、過去の疫病流行と比較する。
事後学習/Reviewing レポートを推敲し、提出する。
4
授業計画/Class 参考図書『ファクトフルネス』他を読み、事実の認知をゆがめる人間の心理傾向を知る。
事前学習/Preparation 参考図書『ファクトフルネス』他、データの扱い方に関する本を探す。
事後学習/Reviewing データの扱い方に関する本をさらに探す。
5
授業計画/Class 参考図書『ファクトフルネス』他を読み、人間の心理傾向を理解したうえで、データをどう読み解くかを考える。
事前学習/Preparation 参考図書『ファクトフルネス』他、データの扱い方に関する本や資料を読む。
事後学習/Reviewing データの扱い方、受け取り方がゆがんでいると思われる事例を探す。
6
授業計画/Class 事実の認知をゆがめる人間の心理傾向について学んだことを踏まえ、実際に起きた事例を挙げて考察する。1000~1500字程度のレポートにまとめる。
事前学習/Preparation 事実の認知をゆがめる人間の心理傾向をあらわす実例を探す。
事後学習/Reviewing データの真偽や数字を確認し、レポートを提出する。
7
授業計画/Class 参考図書『天災と国防』他を読み、災害対策や災害時の報道のあり方について学ぶ。
事前学習/Preparation 参考図書『天災と国防』他、災害対策や災害時の報道に関する本を探す。
事後学習/Reviewing 災害対策や災害時の報道に関する本や資料を探す。
8
授業計画/Class 参考図書『天災と国防』他を読み、災害対策と災害時の報道について自分の考えを深める。
事前学習/Preparation 参考図書『天災と国防』他、災害対策と災害時の報道に関する本や資料を読む。
事後学習/Reviewing 自分の考えを深めるために、本や資料にあたる他、専門家や災害経験者などに取材する。
9
授業計画/Class 災害対策や災害時の報道について学んだことを踏まえ、災害の被害を減らすための報道のあり方について、実例を上げつつ、自分の考えを述べる。1000~1500字程度のレポートにまとめる。
事前学習/Preparation 実際にあった災害の事例研究をする。
事後学習/Reviewing 災害の当事者になった場合も想定し、レポートを推敲して提出する。
10
授業計画/Class 参考図書『インテリジェンス・ジャーナリズム』他を読み、現代社会のジャーナリズムの特徴を学ぶ。
事前学習/Preparation 参考図書『インテリジェンス・ジャーナリズム』他、現代社会のジャーナリズムの特徴や課題に関する本を探す。
事後学習/Reviewing 現代社会のジャーナリズムの特徴や課題に関する本や資料を探す。
11
授業計画/Class 参考図書『インテリジェンス・ジャーナリズム』他を読み、現代社会のジャーナリズムの特徴や課題を学ぶ。
事前学習/Preparation 参考図書『インテリジェンス・ジャーナリズム』他、現代社会のジャーナリズムの特徴や課題に関する本や資料を探す。
事後学習/Reviewing 本や資料から生じた疑問について、当事者に尋ねたり、さらに調べたりする。
12
授業計画/Class 現代社会のジャーナリズムの特徴や課題について学んだことを踏まえ、問題があったと思われる事例を挙げて、自分ならどう情報発信するかを考える。1000~1500字程度のレポートにまとめる。
事前学習/Preparation フェイクニュースや誤報によって被害が生じた事例を探す。
事後学習/Reviewing 当事者になった場合を想定し、報道被害についても考慮する。レポートを推敲し、提出する。
13
授業計画/Class これまでに学んだことを踏まえ、自分が重要と考えるテーマについて問題提起する記事の準備をする。
事前学習/Preparation 自分が重要と考えるテーマを複数挙げる。
事後学習/Reviewing 選んだテーマについて、下調べの情報収集をする。
14
授業計画/Class 重要と考えるテーマについて問題提起するために、情報収集したり、可能なら現場に出かけて体験したり、当事者に話を聞いたりする。
事前学習/Preparation 問題提起の根拠となるデータ、体験談など、入手すべき要素を列挙し、入手手段を考える。
事後学習/Reviewing 集めたデータや取材内容、体験談などを整理し、事実関係をチェックする。
15
授業計画/Class 自分が重要と考えるテーマについて、調べたデータや取材内容をもとに、社会への問題提起となるような記事を書く。1500字程度の文章に、写真や図を添える。
事前学習/Preparation データや取材内容は十分か確認する。写真や図などの効果的な構成を考える。
事後学習/Reviewing 事実関係や数字をチェックし、推敲して記事を提出する。
授業方法/Method of instruction
CoursePowerを用いた自己学習型でおこなう。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 90%
2 平常点 In-class Points 10%
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
 
1 ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史 上・下』 河出書房新社 2016
2 ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング他 『ファクトフルネス』 日経BP 2019
3 寺田寅彦 『天災と国防』 講談社学術文庫 2011
4 ビル・コヴァッチ 『インテリジェンス・ジャーナリズム』 ミネルヴァ書房 2015
その他/Others
元新聞記者・現フリーランスジャーナリストの実務経験を、取材力、読解力、文章力を磨く講義にいかしている。従来は、夏休期間中に現場への取材旅行をおこない、ディスカッションやワークショップ、成果発表会をへてレポートを提出する講義だが、今年度は夏休期間中(8月14日~9月12日)に各自のペースで学習し、レポートを順次提出することとする。
キーワード/Keywords
実務経験     ジャーナリズム     メディア・リテラシー     ニュース・リテラシー     リスク・コミュニケーション     調査報道     ライティング