講義内容詳細:経済分析(マクロ)/経済分析(2マクロ)

戻る
年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 経済分析(マクロ)/経済分析(2マクロ)
英文科目名/Course Title (English) Macroeconomics
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 伊藤 真利子
英文氏名/Instructor (English) ITOU Mariko

講義概要/Course description
 文化について考えることに加え、2年次からは文化的な活動を具体化させていくための政策マネジメント力を身につけていくことになります。その前提は、現代の経済社会を具体的に理解することに求められます。
 本講義では、マクロ経済指標に触れつつ、日本経済を理解するうえで必要な理論フレームを紹介します。たとえば、一国の経済状態が良いのか悪いのかを考える際には、マクロ経済指標が重要な判断材料になります。指標の動きによって、企業活動の水準(活発さ)は大きく左右されますし、ひいては家計の所得額に大きな影響を与えます。また、マクロ経済変数の動きは、中央銀行による市場金利の操作、減税や公共投資といった経済政策とも密接に関係しています。
 各々の経済指標を見抜くには、経済の本質を冷静に見極める眼を涵養することが必要であり、そのためには理論的フレームを身につけて自分自身の判断基準を持つことが不可欠です。マクロ経済分析の論理は、実は、私たちの生活に直接かかわっているもので、社会を生きる私たち一人一人にとって、他人事では済まされない問題でもあります。特に、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックの発生による現状に鑑み、新聞や経済ニュースを理解するうえで重要だと思われる内容に絞り込み、データをしっかり読み込む力を涵養すべく講義を進めていきます。そして、正解があるのではなく、正解をつくりだしていかなければならない「いま」を、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
達成目標/Course objectives
①  マクロ経済指標に触れつつ、日本経済の基礎知識を学ぶ。
②  マクロ経済の俯瞰、その理論化と展開過程を理解することを通じて、経済学的な発想や考え方を身につける。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class ガイダンス ※オンライン授業(オンデマンド型)となります。
事前学習/Preparation 本講義のシラバスを確認してください
事後学習/Reviewing 本講義の履修登録手続きをしてください
2
授業計画/Class 日本経済のいま
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
3
授業計画/Class マクロ経済活動の捉え方―成長と循環
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
4
授業計画/Class マクロ経済主体①家計の消費行動
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
5
授業計画/Class マクロ経済主体②企業の投資行動
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
6
授業計画/Class マクロ経済主体③政府の活動と経済
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
7
授業計画/Class 貿易と経済のグローバル化
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
8
授業計画/Class 中間課題実施
事前学習/Preparation 前回までの授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
9
授業計画/Class 金融政策①
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
10
授業計画/Class 金融政策②
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
11
授業計画/Class 財政政策①
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
12
授業計画/Class 財政政策②
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
13
授業計画/Class 変化する産業構造と雇用
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
14
授業計画/Class 社会保障のしくみ
事前学習/Preparation 前回授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
15
授業計画/Class 授業内試験実施
事前学習/Preparation 前回までの授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
授業方法/Method of instruction
この授業は、対面授業(ハイブリッド型)で行います。
オンライン授業(ZOOM使用)については、コースパワーにて指示します。
なお、第1回については、オンライン授業(オンデマンド型)となります。
成績評価方法/Evaluation
1 レポート Report 40%

2 平常点 In-class Points 60%
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1 講義資料は、授業毎に配布します。
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN 
1 伊藤真利子 郵政民営化の政治経済学 名古屋大学出版会 2019.11 9784815809683
メッセージ/Message
「論理性が足りない」。これは総合文化政策学部の学生によく言われることです。感覚の繊細さ鋭さはとても大切なことです。しかし、それをそのままにしておくのではもったいありません。必要なことは、皆さんの感覚の素晴らしさを現実の社会の中で活かすことだと思います。
その他/Others