講義内容詳細:文化基礎演習B

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 文化基礎演習B
英文科目名/Course Title (English) Seminar - Basic B
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 鳥越 けい子
英文氏名/Instructor (English) TORIGOE Keiko

講義概要/Course description
  都市の理解、都市への関わりかたには、いろいろな方法があります。そうしたなかで、この演習では「音・音楽」および「形にならないイメージや記憶」を手がかりに、「都市」や「環境」を読み解き、その成果を今後のまちづくり等に活かしていくにはどのような方策があるかを、理論と体験を通じて理解します。後期は、前期に設定した各自のテーマについての調査研究・発表を進めると共に、11月に都立善福寺公園とその周辺地域で開催される<トロールの森>への参与観察等を通じて「アートとまちづくり」に関する各自の知見を深めます。
達成目標/Course objectives
「サウンドスケープ」という考え方とその調査やデザインプロジェクトの実践例を理解する。あわせて、野外科学としてのサウンドスケープ研究に必要なフィールドワークに関する基本知識と各種技術、ならびに文献講読からプレゼンテーションに至る基本的なスタディスキルを習得する。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
授業以外にグループや個人で行う調査等の活動時間を確保できること。フィールドワーク(「トロールの森2020」への参与観察)への参加は必須。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 後期ゼミのオリエンテーション

事前学習/Preparation 「トロールの森2020」公式ホームページ内容全体をチェックしておく。
事後学習/Reviewing 夏休みの宿題を提出する。
2
授業計画/Class フィールドワークと「トロールの森」に関する講義
事前学習/Preparation 「トロールの森2020」参加アーティストと作品についての調査
事後学習/Reviewing 「トロールの森2020」参加者のなかで各自が関心をもつアーティストを選ぶ。
3
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(1)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する事前学習
事後学習/Reviewing フィールドノートのまとめ
4
授業計画/Class ゼミ活動に関する講義/関連文献購読/ディスカッション(2)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する調査
事後学習/Reviewing フィールドノートのまとめ/指定されたテーマに関する内容提出
5
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(3)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する調査
事後学習/Reviewing フィールドノートのまとめ
6
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(4)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する調査
事後学習/Reviewing ミニレポートの作成
7
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(5)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する調査
事後学習/Reviewing ミニレポートの作成
8
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(6)
事前学習/Preparation 各自の発表についての計画
事後学習/Reviewing ミニレポートの作成
9
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(7)
事前学習/Preparation フィールドとアーティストに関する調査
事後学習/Reviewing ミニレポートの作成
10
授業計画/Class フィールドワーク/関連文献購読/ディスカッション(8)
事前学習/Preparation 各自の発表についての計画
事後学習/Reviewing ミニレポートの作成
11
授業計画/Class 学生による研究経過報告(1)
事前学習/Preparation 研究計画書案のまとめ
事後学習/Reviewing 研究計画書案の見直し
12
授業計画/Class 学生による研究経過報告(2)
事前学習/Preparation 研究計画書案のまとめ
事後学習/Reviewing 研究計画書案の改定
13
授業計画/Class 学生による調査研究発表(1)
事前学習/Preparation 調査研究発表の準備
事後学習/Reviewing 感想文の作成
14
授業計画/Class 学生による調査研究発表(2)
事前学習/Preparation 調査研究発表の準備
事後学習/Reviewing 感想文の作成
15
授業計画/Class 学生による調査研究発表(3)とゼミのまとめ
事前学習/Preparation 後期のゼミ活動全体の振り返り
事後学習/Reviewing 後期ゼミまとめのレポート作成
授業方法/Method of instruction
本授業は対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)ならびにゼミのテーマから必須となるフィールドワークを含めて実施します。

成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% ゼミ内での発表、フィールドワークへの参加とレポート等を、総合して評価します。

教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
1 鳥越けい子 サウンドスケープの詩学:フィールド篇 春秋社 2008年 978-4-393 2500円+税
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
コメント
Comments
 
1 R.マリー・シェーファー 世界の調律 平凡社 その他、授業内で適宜紹介します。
メッセージ/Message
週末等に実施するフィールドワークのため、教室とは異なる場所でのゼミ開催となることもあります。
また、担当教員が担当する後期開講科目「環境芸術論」と「環境デザイン論」を合わせて履修すること。
その他/Others
ゼミのテーマから必須となるフィールドワークの実施においては、ゼミとしての「コロナ禍対策」への取り組みに加え、学生自身も各自の行動に関しても細心の注意を払うこと!
キーワード/Keywords
サウンドスケープ(音の環境文化資源)     アートとまちづくり     フィールドワーク     トロールの森2020     ラジオ番組制作