講義内容詳細:メディア文化論一般講義

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) メディア文化論一般講義
英文科目名/Course Title (English) Media Culture - General Lecture
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 杉浦 勢之
英文氏名/Instructor (English) SUGIURA Seishi

講義概要/Course description
 本講義は、文化産業としての放送メディア産業を具体的に学ぶ特別講義受講の予備的かつ学術的知識を得ることを目的にとしている。したがって本講義が目指すところは、単に放送に関する一般知識を得ることではなく、新たなコンテンツを創造していく基盤となる知識を獲得することと、21世紀に進行しているICT革命=情報と通信の融合を通じたコミュニケーションとメディアの革命を理解することを目的としている。このため、メディアについての学問知識の前提であり、コンテンツ創造のために必要とされる①確かな社会認識、文化や社会、今という時代に対する鋭いセンサーを養ったうえで、②現在信じられないスピードで進行しているメディア技術変革の現状についての基礎知識を得ることを目指している。とりわけ、急速にAIが実装されてきているメディアは、その仕事を大きく変えてきている。北米ではコンピューター革命による無人工場化、IT革命による流通の中抜きにつづき、出版産業における電子化や放送産業における無人スタジオの出現等、産業の在り方が激変し、日本における放送の在り方(当然広告も含む)も変わっていくことが確実な方向にある。メディアを通じた表現は、今やだれでも可能な時代となった。しかし、放送が完全にユーチューブと代替されるような事態は訪れない。インターネット上の膨大な情報のほとんどは、マスメディア情報の二次加工物であり、あるいはマスメディア批判(難)を唯一のコンテンツとしている。それはなぜかを考えることも本講義の課題であり、このことを踏まえ、本講義では必要に応じ、AIを駆使したインターネット放送等につき、現場からゲストスピーカーを招くことも考えている。講義の終わりには、各人があらかじめ21世紀の放送の在り方についてのビジョンを得ることで、放送(地上波)の現状について考える後期メディア文化特別講義(フジテレビとの連携講義)につなぐ。
達成目標/Course objectives
メディアの現状と展望
 ① メディアについての原理的かつ基礎的理解を正確に獲得する。
 ② 現代についての理解の深化と問題点の析出を通じ、メディアの可能性について理解する。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 1 ガイダンス(オンライン授業(オンデマンド型)での実施)
事前学習/Preparation シラバスを読んでくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
2
授業計画/Class 2 現代世界の変容
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
3
授業計画/Class 3 20世紀の世界1
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
4
授業計画/Class 4 20世紀の世界2
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
5
授業計画/Class 5 日本社会の現状と課題
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
6
授業計画/Class 6 日本の産業構造
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
7
授業計画/Class 7 文化産業論
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
8
授業計画/Class 8 メディア論
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
9
授業計画/Class 9 放送産業1
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
10
授業計画/Class 10 放送産業2
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
11
授業計画/Class 11 放送産業3
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
12
授業計画/Class 12 ソフトパワーとしての文化力
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
13
授業計画/Class 13 コンテンツ・マイニング1
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
14
授業計画/Class 14 コンテンツ・マイニング2
事前学習/Preparation 前回の授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
15
授業計画/Class 15 質疑応答
事前学習/Preparation 前回までの授業を見直してくること
事後学習/Reviewing 授業中に指示する課題に取り組むこと
授業方法/Method of instruction
対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)

成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 50% 平常点50%、レポート50%を目途に総合評価をおこなう。
2 レポート Report 50% 平常点50%、レポート50%を目途に総合評価をおこなう。
教科書/Textbooks
 コメント
Comments
1  教科書はありません。
参考書/Reference books
 コメント
Comments
 
1  講義中適宜指示します。
メッセージ/Message
 常に問題関心を持って授業に参加してください。幅広い問題関心に加え、日々の報道に触れ、知識を更新していくことは必須となります。また本講義の単位を取得することが、後期のメディア論特別講義の履修要件となりますので注意してください。