講義内容詳細:図画工作概説(造形)

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 図画工作概説(造形)
英文科目名/Course Title (English) Introduction to Arts and Crafts (Crafts)
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 横山 徹/薦田 梓
英文氏名/Instructor (English) YOKOYAMA Tooru/KOMODA Azusa

講義概要/Course description
講義では小学校図画工作科における「発想や構想の能力」「創造的な技能」「鑑賞の能力」をキワードに、木材を主体とした工作や粘土を使った陶芸等の造形活動を行う。多様な図画工作の素材、道具に触れながら図画工作科の理解を深めたい。
達成目標/Course objectives
小学校図画工作科における学習指導要領の内容は造形遊びをする活動、絵や立体、工作、鑑賞である。
この科目では工作や立体などの表現を中心に図画工作科の目標を踏まえ、造形的な見方や考え方を働かせ、生活や社会の中でアートとに関わる豊かな感性を身につけることを教材の研究を通して理論的にまなぶようにしたい。以下達成目標

①表記の図画工作科の領域において素材の良さを柔軟に活かしたり用材用具を安全に工夫しながら活用できる。

②効果的な表現を支えるために必要な造形の基礎知識や用具の多様性の理解すること、また安全な使用方法を身につける。
③制作過程を含めた成果物についてその都度、鑑賞を行い、美術の見方や考え方を自分の根拠を持って述べることができるようにする。



授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 講義内容オリエンテーション(第1回目のみオンデマンド授業とする)


事前学習/Preparation 講義概要の把握
事後学習/Reviewing 自分なりの学修計画を立てる

2
授業計画/Class 児童の表現活動(「トントンギコギコ図工の時間」ビデオ上映)
事前学習/Preparation 学習指導要領における指導内容である、表現、鑑賞の位置付けを確認する
事後学習/Reviewing 学習指導要領の図画工作科の目標について考えをまとめておく
3
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(材料についての基礎知識、くぎ人間制作)
事前学習/Preparation 教科書の工作について調べておく
事後学習/Reviewing 実際の制作で気がついたこと、課題についてまとめる
4
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(道具についての基礎知識および安全な扱いについて)
事前学習/Preparation 工作について配布されたテキストをに事前によく読んでおく
事後学習/Reviewing 授業でのけがの実態についの事実を確認する
5
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(環境の利用、造形遊びとの関連)
課題に沿った発想や構想を考える
事前学習/Preparation 各自の構想をアイデアスケッチとしてまとめ全体計画を練る
事後学習/Reviewing 作品としての構成や構造について検討を行う
6
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(複合素材の活用、表現の多様性)
事前学習/Preparation 主に木材を使った表現活動複合素材の可能性と下調べを行う
事後学習/Reviewing 課題に対する表現活動の可能性と限界について振り返りを行う
7
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(立体における色彩表現の可能性)
事前学習/Preparation 図画工作科における色彩を活かした造形遊びや工作の実践例を教科書等で確認しておく
事後学習/Reviewing 主に木材を使った表現活動
図画工作科における実践例をまとめる
8
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(環境の利用したプレゼンテーション)
発表活動や鑑賞
事前学習/Preparation 環境を効果的に活かしたプレゼンテーションを行うための準備を行う


事後学習/Reviewing 主に木材を使った表現活動題を振り返る


9
授業計画/Class 主に木材を使った表現活動(今後の課題について)
事前学習/Preparation ワークショップ等の実践事例
事後学習/Reviewing 主に木材を使った表現活動(今後の課題について)
まとめのレポート
10
授業計画/Class 粘土を使った表現活動(教科書の課題をからの実践活動)
事前学習/Preparation 焼き物についてのテキストをよく読んでおく
事後学習/Reviewing 焼き物についての基礎知識の復習
11
授業計画/Class 粘土を使った表現活動 
事前学習/Preparation テキストを読み構想を練る

事後学習/Reviewing 復習
12
授業計画/Class 粘土を使った表現活動(抹茶碗の制作)

事前学習/Preparation テキストを参考に抹茶碗の構想を練る
事後学習/Reviewing 制作についての気付きについてまとめる
13
授業計画/Class 粘土を使った表現活動(施釉と焼成法)
事前学習/Preparation テキストを基に焼成方法について理解を深める
事後学習/Reviewing 釉薬の特色や名称を記録しておく
14
授業計画/Class 粘土を使った表現活動(抹茶碗の制作)
焼成後の結果についての検討や、図画工作での教材としての可能性の考察
事前学習/Preparation 自分の作品について制作意図をまとめておく
事後学習/Reviewing 粘土による表現の課題についてレポートにまとめる
15
授業計画/Class 全体を通した発表会(合評、鑑賞)
事前学習/Preparation 発表の準備
事後学習/Reviewing 科目全体を通してのまとめと振り返り
授業方法/Method of instruction
全ての対面授業で実施する。ただし第1回目のみオンデマンドで行う。
講義、実習
授業計画の第1~15回全て教員2名(横山 徹、薦田 梓)で授業を行う。
成績評価方法/Evaluation
1 100% 成果物としての作品50パーセント、レポート30%、プレゼンテーション20% 。
参考書/Reference books
 タイトル
Title
 
1 小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説
その他/Others
実技を伴うため1クラス30人の人数制限を行う
キーワード/Keywords
発想     技能     鑑賞