講義内容詳細:保育内容教育法(ことば)

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 保育内容教育法(ことば)
英文科目名/Course Title (English) Methods of Early Childhood Education (Language)
学期/Semester 前期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 小林 紀子
英文氏名/Instructor (English) KOBAYASHI Toshiko

講義概要/Course description
本科目は、幼稚園教諭免許状を取得するための必修科目である。幼稚園教育要領において育みたい資質能力について理解し、幼稚園教育要領に示された領域「言葉」のねらい及び内容について背景となる専門領域と関連させて理解を深めるとともに、幼児の発達に即して、主体的・対話的で深い学びが実現する過程(言葉の獲得過程・コミュニケーション過程)を踏まえて具体的な指導場面を想定し、保育を構想する方法を身に付ける。
授業では、視聴覚教材や実践事例等を提示し、グループ等で討議・発表する機会を設けるので、積極的に取り組むことが求められる。

達成目標/Course objectives
1.幼稚園教育要領に示された幼稚園教育の基本を踏まえ、領域「言葉」のねらい及び内容を具体  的場面から理解する。
2.幼児の発達過程・言葉の獲得過程を理解し、領域「言葉」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を構想する方法を探究し、身に付ける。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class オンライン授業(オンデマンド型):幼稚園教育要領に示された幼稚園教育の基本を踏まえ、領域「言葉」のねらい及び内容理解
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
2
授業計画/Class 領域「言葉」の歴史的変遷を学び、子ども観との関連の中で、指導内容・方法について探求
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
3
授業計画/Class 乳幼児の言葉の発達過程について、基盤として信頼関係が不可欠であることや言葉を獲得する前の非言語的なコミュニケーションの重要性について、映像資料や事例等を通して理解
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
4
授業計画/Class 幼児が、人の話を聞き、自分の経験したことや考えたことを話す中で、相互に伝え合う喜びを味わうようになる過程を具体的な事例を通して理解し、指導の在り方を探究
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
5
授業計画/Class 言葉のすれ違いやうまく伝わらないもどかしさなどについて、映像資料や事例等の幼児の姿を通して具体的に理解し、幼児が互いの思いを伝え合うようになるための指導について探求
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
6
授業計画/Class 幼児が遊びや生活の中で、文字の有用性や必要性に気付き、文字などを使おうとしている事例を基に、幼児が文字などで伝える楽しさを味わえるような指導や環境構成を探究
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
7
授業計画/Class 模倣の意義と危うさについて考えた上で、ごっこ遊びにおいて、幼児が言葉をやり取りしながら、友達とイメージを共有し遊びを展開していくための環境構成や指導について具体的事例を基に考察
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
8
授業計画/Class オノマトペや動きを誘発する言葉の具体例を挙げたり、しりとりやなぞなぞなどの言葉遊びを体験したりし、言葉に対する感覚を豊かにする活動について理解を深める。その上で、幼児が「言葉の楽しさや美しさ」に気付くような遊びについて、指導案を作成
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
9
授業計画/Class 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の中で、領域「言葉」と関係の深い「言葉による伝え合い」がどのような姿であるのか、映像資料や事例を通して理解する(評価の考え方)と同時に、小学校学習指導要領を確認
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
10
授業計画/Class 「言葉による伝え合い」がどのような姿であるのかを検討し、こうした姿が小学校での学習にどのようにつながるかについて議論し、スタートカリキュラムについて考察
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
11
授業計画/Class 言葉に遅れがある幼児や特別な配慮を必要とする幼児、外国籍の幼児等への指導について、保育実践の場において、どのような配慮が必要とされているのか、現状を把握した上で、具体的な言葉の指導の在り方について探求
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
12
授業計画/Class 異文化への興味を深め、多様な人々との交流の意義深さを学ぶと同時に寛容性の涵養について議論する。また、方言や外国語の多様で豊かな表現などに触れ、幼児にとっての多文化理解について探求
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
13
授業計画/Class 児童文化財の意義を学び、実際に、絵本や物語、紙芝居などを調べ(情報機器の活用)、読んだり聞いたりする体験を通して理解し、保育の中でどのように取り入れるかを探究
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
14
授業計画/Class 幼児の年齢や時期を考えて、教材としての絵本や物語、紙芝居などを活用した保育を具体的に構想し、模擬保育を記録(情報機器の活用)・実施・省察
事前学習/Preparation 教科書・参考書をもとに、上記内容下調べ
事後学習/Reviewing 上記内容復習、まとめる
15
授業計画/Class 授業のまとめと、学びの振り返り
事前学習/Preparation 本授業での学びをあらかじめ振り返っておく
事後学習/Reviewing 授業での学びをまとめる
授業方法/Method of instruction
第1回授業:オンライン授業(オンデマンド型)
第2回以降:対面・オンライン(リアルタイム・オンデマンド型)授業併用⇒オンライン授業実施日はCoursePower、授業等で指示
成績評価方法/Evaluation
1 100% レポート評価(50%)に加え、授業での発表・課題等(50%)を評価に加えます。
教科書/Textbooks
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
価格
Price
1 青木久子・小林紀子 領域研究の現在〈言葉〉 萌文書林 2013年 2500円
参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版年
Published year
 
1 文部科学省 幼稚園教育要領 平成29年3月告示
2 内閣府・文部科学省・厚生労働省 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 平成29年3月告示
3 文部科学省 小学校学習指導要領 平成29年3月告示
4 文部科学省 幼稚園教育指導資料第1集