講義内容詳細:心理実習事前指導

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 心理実習事前指導
英文科目名/Course Title (English) Preliminary Guidance for Practical Training in Psychology
学期/Semester 後期 単位/Credits 1
教員名/Instructor (Japanese) 中鉢 路子/小俣 和義/坂上 裕子/上田 琢哉/繁桝 江里/松田 いづみ/森脇 愛子
英文氏名/Instructor (English) CHUUBACHI Michiko/OMATA Kazuyoshi/SAKAGAMI Hiroko/UEDA Takuya/SHIGEMASU Eri/MATSUDA Izumi/MORIWAKI Akiko

講義概要/Course description
公認心理師カリキュラムでは、5領域(医療・福祉・教育・犯罪司法・産業)への実習が行われる。実習に参加する際に、身につけておくべき視点や参加態度、ルール等について学ぶ。
達成目標/Course objectives
・実習における基本事項の理解
・実習参加における視点を身につける
・実習に関する参加態度やルールについての共通認識を持つ
・実習の5領域について理解を深める
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
年度初めの公認心理師カリキュラムの説明会に必ず参加しておくこと
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 担当 中鉢路子
初回はオンディマンド型で実施する

・講義内容の概要や注意事項について説明する
・公認心理師カリキュラムにおける実習の意義について学ぶ

事前学習/Preparation 事前指導における目標を考えておく
事後学習/Reviewing 講義の振り返りを行う
2
授業計画/Class 担当 中鉢 路子
・心理的支援を必要としている人とニーズについて理解する

事前学習/Preparation 提示された文献を読む
事後学習/Reviewing 講義内容を振りかえる
3
授業計画/Class 担当 中鉢路子
社会資源、ソーシャルサポートについて、コミュニティアプローチの視点を学ぶ
・多職種連携・地域連携の事例を学ぶ
・見学実習をすることの意味について考える
・人と環境について考える
・見学をする際に抑えておきたいポイントについて知る

事前学習/Preparation 参考資料を読む
事後学習/Reviewing 講義の資料の復習をする
4
授業計画/Class 担当 中鉢路子
・実習での心構え
・守秘義務、職業倫理の遵守、法的義務等の基本を抑えながら、実習を成立させるための大学と施設のやり取りについて理解する
・実習を受け入れる側の視点を理解し、実習先での適切な振る舞いや礼儀作法について学ぶ
・実習ノートと実習での学びについて理解する
事前学習/Preparation 参考資料を読む
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習する
5
授業計画/Class 担当 中鉢路子
・実習に関するQ&A「こんなときどうする?」実習の場面を想定して、守秘義務、個人情報保護、プライバシー
専門職と対象者の関係性・距離感について学ぶ
事前学習/Preparation 参考資料を読む
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習する
6
授業計画/Class 担当 中鉢路子
・心理職自身のメンタルケアについてディスカッションをする
・心理職自身のメンタルケア、燃え尽き、二次受傷の問題について考える
・ストレスコーピングについて学ぶ
・心理職自身のケアという視点を得る
・発表課題の担当決め
事前学習/Preparation 参考資料を読む
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習する
7
授業計画/Class 担当 中鉢路子
医療領域に関する心理的支援について
(一般病院、子ども病院、老人分野)
・一般病院における多職種連携の実際について学ぶ
・医療領域の多職種を理解する
・チームアプローチによる総合的支援について学ぶ
事前学習/Preparation 医療領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習する
8
授業計画/Class 担当 小俣和義
医療領域に関する心理的支援について
(心療内科・精神科クリニック、精神科病院)
・精神科について学ぶ
・精神科領域の多職種連携について理解する
事前学習/Preparation 医療領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習し、疑問点について調べる
9
授業計画/Class 担当 上田琢哉
・福祉領域(障害福祉、高齢者に関する心理的支援)について
・精神障害者、就労支援、地域活動支援センター等
事前学習/Preparation 福祉領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習し、疑問点について調べる
10
授業計画/Class 担当 坂上裕子
・福祉領域(乳幼児・児童、ならびに親子に関する心理的支援)における支援について
・保育園、児童発達支援施設、心理治療施設等
事前学習/Preparation 乳幼児、児童、ならびに親子への支援に関する福祉領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を読み、疑問点について調べる
11
授業計画/Class 担当 松田いづみ
・司法・犯罪領域における心理的支援について
・鑑別所、少年院、警察、更生保護施設等
事前学習/Preparation 司法・犯罪領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を読み、疑問点について調べる
12
授業計画/Class 担当 森脇愛子
・教育分野での心理的支援について
・特別支援教育、視覚障害分野
・スクールカウンセラー
事前学習/Preparation 特別支援教育分野の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習し、疑問点について調べる
13
授業計画/Class 担当 繁桝江里
・産業領域の心理的支援
・職場のメンタルヘルス、職場の人間関係、ストレス、EAPなど

事前学習/Preparation 産業領域の時事問題について調べておく
事後学習/Reviewing 講義の資料を復習し、疑問点について調べる
14
授業計画/Class 担当 中鉢路子
・課題発表
事前学習/Preparation 発表課題の準備
事後学習/Reviewing 講義内容を振り返り、生じた疑問について調べる。
15
授業計画/Class 担当 中鉢路子
・課題発表
事前学習/Preparation 発表資料の準備
事後学習/Reviewing 発表において生じた疑問点について調べる
授業方法/Method of instruction
講義、グループディスカッション、演習形式(発表)により授業を行いますので、主体的な参加が望まれます。また、課題の提示や毎回のレポートはCourse Powerを使用します。(授業形態が対面以外の場合は、事前に提示します)
初回はオンディマンド型で行います。オンディマンド型の場合は、コースパワー上で配布された教材を視聴し、レポートを作成します。それ以降の授業は、基本的には対面の形式で行います。適時、オンライン授業(遠隔)を取り入れる可能性があります。
成績評価方法/Evaluation
1 平常点 In-class Points 100% 講義内での発言や参加態度も評価の対象となります。遠隔授業の場合も、ディスカッション場面や発表場面での発言や課題への取り組みを重視します。
毎回のレポートと参加態度  60%
レポート・発表課題(提出期限は必ず守ること)    40% 
メッセージ/Message
3・4年で開講する公認心理師カリキュラム心理実習へ参加するための本学の必須科目である。積極的な参加、主体的な取り組みが求められる。参加型の授業であるため、ただ講義を聞いていればよいということではなく、常に、問題意識を持ち、積極的に発言すること。また、対面授業の場合は、グループワークを取りいれるため、そこでは聴く姿勢や協調性が求められる。相手の発言を聞きながらも自分の意見を伝えるという基本的な対話の姿勢を心掛けていただきたい。基本的には対面で実施するが、適時オンライン(遠隔)授業を取り入れる可能性がある。自己学習やオンディマンド型のやり方に加え、双方向でやりとりができるビデオ会議システム(webex Meetings、Zoom)を利用する可能性がある。対面以外の方法をとる場合は、講師より事前に実施形態を提示する。
キーワード/Keywords
公認心理師     心理実習     心理的支援