講義内容詳細:卒業研究Ⅱ

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 卒業研究Ⅱ
英文科目名/Course Title (English) Graduation Thesis Ⅱ
学期/Semester 通年 単位/Credits 6
教員名/Instructor (Japanese) 森脇 愛子/横田 千賀子
英文氏名/Instructor (English) MORIWAKI Akiko/YOKOTA Chikako

講義概要/Course description
各自が設定した研究テーマに基づき、研究計画からデータ収集、論文形式でのレポート執筆、発表を行うまでの一連の研究プロセスを遂行します。それぞれのプロセスにおいて教員の助言・指導のもと、ゼミメンバー間でのディスカッションを行いながら研究を深めます。
なお卒業研究Ⅰを履修しており、研究の形式的側面を理解していることを前提とします。また先行研究の単なる追試ではなく、独自のテーマを探求し、先行研究や心理学的視点に基づいて検討・遂行しようとする姿勢が必要です。選択必修科目ですが、特に大学院進学や心理専門職を志望する学生は必ず履修してください。
<前期>各自のテーマに応じて先行研究のレビューおよび予備研究を行い、研究デザインと研究スケジュールを立てます。
<後期>各自の研究デザインにもとづいて本研究の遂行、結果の分析と考察、そして論文執筆を行います。年度末に学科の卒論発表会において口頭発表を行います。
※各研究投稿規定に沿った形式で卒業論文を執筆・提出することと、口頭発表を行うことが義務付けられます。前年度の予備登録(心理学科研究室)により指導担当が決定しています。
達成目標/Course objectives
心理学に関する実証的研究を行い,卒業論文としてまとめ,口頭発表する。
履修条件(事前に履修しておくことが望ましい科目など)/Prerequisite
卒業研究Ⅰを履修済みであること。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 卒業研究II(/卒業論文Ⅰ・Ⅱ)の進め方の説明、論文執筆までのスケジュールの確認【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 卒業論文に向けて関心あるテーマ、キーワードを収集する
事後学習/Reviewing 先行研究を調べる
2
授業計画/Class 先行研究レビュー
事前学習/Preparation テーマ・キーワード関する先行研究を収集する
事後学習/Reviewing 複数の先行研究を読み、知見の関係性や研究方法をまとめる
3
授業計画/Class 先行研究レビュー
事前学習/Preparation テーマ・キーワード関する先行研究を収集する
事後学習/Reviewing 複数の先行研究を読み、知見の関係性や研究方法をまとめる
4
授業計画/Class 研究デザイン
事前学習/Preparation 先行研究から、研究論文の目的を考える
事後学習/Reviewing 目的に対する研究デザインを記述する
5
授業計画/Class 研究デザイン
事前学習/Preparation 研究論文の目的・方法を明確にする
事後学習/Reviewing 目的・方法に対する研究デザインを記述する
6
授業計画/Class 研究進捗報告会①:研究デザインのゼミ内発表
事前学習/Preparation 研究デザインを記述し、発表の準備をする
事後学習/Reviewing ディスカッションで出た意見をもとに研究デザインを修正する
7
授業計画/Class 研究デザインにおける仮説を立てる
事前学習/Preparation 仮説を立てる
事後学習/Reviewing 目的と仮説の関係性を検討する
8
授業計画/Class 研究デザインにおける仮説を立てる
事前学習/Preparation 仮説を立てる
事後学習/Reviewing 目的・方法と仮説の整合性を検討する
9
授業計画/Class 研究倫理、臨床的な倫理的配慮について確認する
事前学習/Preparation 研究倫理について、学会の指針を確認する
事後学習/Reviewing 自分の実験を遂行する上での倫理的問題について考える、必要があれば倫理審査を受ける
10
授業計画/Class 研究進捗報告会②
事前学習/Preparation 研究デザインを記述し、発表の準備をする
事後学習/Reviewing ディスカッションで出た意見をもとに研究デザインを修正する
11
授業計画/Class 予備研究の準備
事前学習/Preparation 研究に必要な準備について記述する
事後学習/Reviewing 予備研究のスケジュールをたてる
12
授業計画/Class 予備研究の準備
事前学習/Preparation 研究に必要な準備について記述する 
事後学習/Reviewing 予備研究のスケジュールをたてる
13
授業計画/Class 予備研究の実施
事前学習/Preparation 予備研究の準備
事後学習/Reviewing 予備研究実施後のまとめ、課題の記録
14
授業計画/Class 予備研究の実施
事前学習/Preparation 予備研究の準備
事後学習/Reviewing 予備研究実施後のまとめ、課題の記録
15
授業計画/Class (前期まとめ)研究進捗報告③
事前学習/Preparation 研究デザインから予備研究段階までの進捗状況について発表準備をする
事後学習/Reviewing 教員と他の学生からの助言・意見を受けて、内容をブラッシュアップする
16
授業計画/Class 本研究の準備 【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 研究に必要な準備について記述する
事後学習/Reviewing 本研究のスケジュールをたてる
17
授業計画/Class 本研究の実施
事前学習/Preparation 本研究の準備
事後学習/Reviewing 実施後のまとめ、報告
18
授業計画/Class 本研究の実施
事前学習/Preparation 本研究の準備
事後学習/Reviewing 実施後のまとめ、報告
19
授業計画/Class 本研究の実施
事前学習/Preparation 本研究の準備
事後学習/Reviewing 実施後のまとめ、報告
20
授業計画/Class データ分析
事前学習/Preparation データの分析に着手する
事後学習/Reviewing 結果を記述する
21
授業計画/Class データ分析
事前学習/Preparation データを分析する  
事後学習/Reviewing 結果を記述する
22
授業計画/Class 研究進捗報告④:結果
事前学習/Preparation 研究の進捗状況について発表の準備をする
事後学習/Reviewing 教員・他の学生からの助言・意見をもとに内容をブラッシュアップする
23
授業計画/Class レポート執筆  
事前学習/Preparation 論文形式に基づき記述する  
事後学習/Reviewing 校正作業
24
授業計画/Class レポート執筆
事前学習/Preparation 論文形式に基づき記述する  
事後学習/Reviewing 校正作業
25
授業計画/Class 研究進捗報告⑤:考察
事前学習/Preparation 研究の考察部分についてのディスカッション準備
事後学習/Reviewing 教員・他の学生からの助言・意見をもとにブラッシュアップする
26
授業計画/Class レポート執筆  
事前学習/Preparation 論文形式に基づき記述する 
事後学習/Reviewing 校正作業
27
授業計画/Class レポート執筆
事前学習/Preparation 論文形式に基づき記述する
事後学習/Reviewing 校正作業
28
授業計画/Class レポート仕上げ・提出
事前学習/Preparation 論旨・論理・倫理の再確認
事後学習/Reviewing レポートの細部の修正、発表に向けた準備
29
授業計画/Class 口頭発表準備
事前学習/Preparation 口頭発表の準備をする   
事後学習/Reviewing 予演に向けて修正する
30
授業計画/Class 口頭発表予演(卒論発表会準備)
事前学習/Preparation 卒論発表会(口頭発表)の形式に合わせて発表準備をする 
事後学習/Reviewing 教員・他の学生からのコメントを踏まえて内容を見直す
研究参加者への御礼と報告
授業方法/Method of instruction
本授業は、前期はオンライン・リアルタイム授業、後期は対面授業とオンライン・リアルタイム授業を合わせて実施します(ハイブリッド型ブレンド形式、実施日は授業内で指示)。ただし、前後期の各初回となる第1回・第16回はオンライン・オンデマンド授業とします。

日常的な情報交換・指導はWebex Teamsを利用します。なお、研究の進捗に応じて、個別に指導日を設定する場合もあります。

自らのテーマを設けて心理学研究および論文執筆を行います。
障害・発達・支援をテーマとする場合にはヒトを対象とした研究として厳しい倫理的配慮が求められるものもあります。また研究方法によっては対象となる方や機関との関係形成やその維持に、臨床的な心配りも欠かせません。それらの研究遂行に伴う、さまざまな臨床的・研究的な姿勢についても同時に学ぶ機会になります。
研究デザインの作成と、研究スケジュールの自己管理と遂行が論文執筆と研究成果を得るまでの重要なポイントになります。見通しと余裕をもって取り組めるようにしましょう。
成績評価方法/Evaluation
1 100% ①年度末までに卒業論文を執筆・提出し、卒論発表会において口頭発表を行う(主査・副査による評価)
②ディスカッションの貢献度
自他の研究に対する努力や取り組みの態度と、論文の完成度によって総合的に評価します。
メッセージ/Message
前年度の予備登録で決定・発表された教員の授業に登録してください。
その他/Others
※障害等の理由で、情報保障・合理的配慮を希望する場合は個別に対応します。事前に相談してください