講義内容詳細:心理演習G/心理検査演習D

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年度/Academic Year 2021
授業科目名/Course Title (Japanese) 心理演習G/心理検査演習D
英文科目名/Course Title (English) Practical Seminar in Psychology G/Seminar in Mental Test D
学期/Semester 後期 単位/Credits 2
教員名/Instructor (Japanese) 川島 義高
英文氏名/Instructor (English) KAWASHIMA Yoshitaka

講義概要/Course description
公認心理師の活動分野とされている保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働分野などでは、知的機能、記憶、注意、知覚、遂行機能などに対するアセスメントが求められます。本演習では、WAIS、WMS-R、AVLT、WCST、TMTなどの心理検査を用いて、高次脳機能障害や精神疾患の診断・鑑別に必要な神経心理学的アセスメントの手法を学びます。具体的には、各心理検査の特徴・施行法・強みと弱み・結果の処理・解釈方法をロールプレイや事例検討を通して学びます。さらに各心理検査の選び方やテストバッテリーの組み方、フィードバックの方法について理解を深めていくことを目標にしています。また、事例検討を通して、臨床実践をイメージできるようになることを目指します。なお、本授業は対面授業とオンライン授業(オンデマンド)を組み合わせたハイブリッド型で行います。
達成目標/Course objectives
神経心理学的アセスメントの知識及び技能の修得、適切なコミュニケーションを用いた心理検査及びそのフィードバック方法、高次脳機能障害や精神疾患を抱える方の理解とニーズの把握及び支援計画の立案、現実生活を視野に入れたチームアプローチ、多職種連携及び地域連携、そして公認心理師としての職業倫理及び法的義務について理解できるようになることを目標にしています。
授業計画/Lecture plan
1
授業計画/Class 神経心理学的アセスメントはどのような場で用いられるのか?【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation シラバスに目を通して、授業の流れを理解してきてください。
事後学習/Reviewing 本授業を通して自身が知りたいこと、身に付けたいことを具体的に考えてください。
2
授業計画/Class 高次脳機能障害について【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 高次脳機能障害に対するイメージや自身との関連について考えてきてください。
事後学習/Reviewing 高次脳機能障害の特徴を理解できるように、授業時の配布資料や板書の振り返りをしてください。
3
授業計画/Class 認知症について【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 認知症に対するイメージや自身との関連について考えてきてください。
事後学習/Reviewing 認知症の特徴を理解できるように、授業時の配布資料や板書の振り返りをしてください。
4
授業計画/Class 精神疾患について【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 精神疾患に対するイメージや自身との関連について考えてきてください。
事後学習/Reviewing 精神疾患の特徴を理解できるように、授業時の配布資料や板書の振り返りをしてください。
5
授業計画/Class 神経心理学的アセスメントの概要と検査実施時の留意点【オンライン(オンデマンド型)】
事前学習/Preparation 神経心理学的アセスメントに対するイメージや自身との関連について考えてきてください。
事後学習/Reviewing 神経心理学的アセスメントの特徴を理解できるように、授業時の配布資料や板書の振り返りをしてください。
6
授業計画/Class 簡易的な認知機能検査 ①ロールプレイ【対面授業】
事前学習/Preparation MMSEや長谷川式簡易知能評価スケールに関して、これまでに学んできたことを思い出してきてください。
事後学習/Reviewing 実習を通して感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことをメモに残しておいてください。
7
授業計画/Class 簡易的な認知機能検査 ②結果の解釈と支援での活用方法【対面授業】
事前学習/Preparation 前回の授業で用いた各検査用紙を見ながら、検査結果のまとめ方を考えてきてください。
事後学習/Reviewing 授業時の配布資料や板書を振り返りながら、各検査結果のまとめ方やフィードバックの仕方を身に付けてください。
8
授業計画/Class 記憶検査 ①ロールプレイ【対面授業】
事前学習/Preparation 記憶検査の特徴を思い出してきてください。
事後学習/Reviewing 実習を通して感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことをメモに残しておいてください。
9
授業計画/Class 記憶検査 ②結果の解釈と支援での活用方法【対面授業】
事前学習/Preparation 前回の授業で用いた各検査用紙を見ながら、検査結果のまとめ方を考えてきてください。
事後学習/Reviewing 授業時の配布資料や板書を振り返りながら、各検査結果のまとめ方やフィードバックの仕方を身に付けてください。
10
授業計画/Class 複雑な記憶検査 ①ロールプレイ【対面授業】
事前学習/Preparation 記憶検査の特徴を思い出してきてください。
事後学習/Reviewing 実習を通して感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことをメモに残しておいてください。
11
授業計画/Class 複雑な記憶検査 ②結果の解釈と支援での活用方法【対面授業】
事前学習/Preparation 前回の授業で用いた各検査用紙を見ながら、検査結果のまとめ方を考えてきてください。
事後学習/Reviewing 授業時の配布資料や板書を振り返りながら、各検査結果のまとめ方やフィードバックの仕方を身に付けてください。
12
授業計画/Class 知能検査 ①ロールプレイ【対面授業】
事前学習/Preparation 知能検査の特徴を思い出してきてください。
事後学習/Reviewing 実習を通して感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことをメモに残しておいてください。
13
授業計画/Class 知能検査 ②結果の解釈と支援での活用方法【対面授業】
事前学習/Preparation 前回の授業で用いた各検査用紙を見ながら、検査結果のまとめ方を考えてきてください。
事後学習/Reviewing 授業時の配布資料や板書を振り返りながら、各検査結果のまとめ方やフィードバックの仕方を身に付けてください。
14
授業計画/Class 遂行機能検査 ①ロールプレイ【対面授業】
事前学習/Preparation 遂行機能検査の特徴を思い出してきてください。
事後学習/Reviewing 実習を通して感じたこと、気づいたこと、疑問に思ったことをメモに残しておいてください。
15
授業計画/Class 遂行機能検査 ②結果の解釈と支援での活用方法【対面授業】
事前学習/Preparation 前回の授業で用いた各検査用紙を見ながら、検査結果のまとめ方を考えてきてください。
事後学習/Reviewing 授業時の配布資料や板書を振り返りながら、各検査結果のまとめ方やフィードバックの仕方を身に付けてください。
授業方法/Method of instruction
本授業は対面授業(ハイブリッド型ブレンド形式)で実施します。高次脳機能障害、精神疾患、神経心理学的アセスメントの概要を学んだ後に、各心理検査を用いたロールプレイを行います。解説では、ロールプレイで得られた検査データを用いて解釈します。また、適宜事例を提示して理解を深めます。
成績評価方法/Evaluation
1 100% 各回で実施する授業内実習レポート(30%)、講義・実習への参加態度・積極性(30%)、学期末レポート(40%)
教科書/Textbooks
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参考書/Reference books
 著者名
Author
タイトル
Title
出版社
Publisher
出版年
Published year
ISBN価格
Price
 
1 中野光子著 高次脳機能診断法 山王出版 2002.9 4915694232 2800円 蔵書情報 / Library information
2 武田克彦, 山下光編著 神経心理検査ベーシック 中外医学社 2019.5 蔵書情報 / Library information
3 小海宏之著 神経心理学的アセスメント・ハンドブック 金剛出版 2019.4 9784772416870 本体4200円+税 蔵書情報 / Library information
メッセージ/Message
治療者、あるいは支援者(家族や友人などをサポートする立場を含む)としての自分をイメージしながら、ご自身の言葉・態度に目を向けて、好奇心を持って学習を深めてほしいと思います。
その他/Others
体験を通して学ぶ授業ですので、講義やロールプレイに積極的に参加してほしいです。
キーワード/Keywords
神経心理学的アセスメント     高次脳機能障害     精神疾患     心理検査